アブサロム、アブサロム!(上) の商品レビュー
八月の光、響と怒りも読んだ上で、個人的には一番おすすめ。人間の思想や感情や意識そのものをセンセーショナルに描けるのがフォークナーの凄まじいところだと思う
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うわー、面白い。難しい。サトペン一族の興亡を描くことで、南部アメリカの歴史を描く。何層にも積み重ねられた言説から、サトペンたちの姿が浮かび上がる。こういうの読んじゃうと、小説ってやめられなくなるよなあ。もっと若い時にもっと読んでおくべきだったな。
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[アメリカ南部の歴史の芋] アメリカ南部の南北戦争前後の歴史をサトペンという人物を通して描いた壮大な歴史的小説。 佐賀大学 : Hiro
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面白い! 南部戦争前後のアメリカ南部に生きた、トマス・サトペンという怪物的な男を中心に描かれる物語。サトペンに関わりのある人間が、それぞれの視点でサトペンについて「語る」形式。 表面のストーリーだけ追うと、昼ドラはだしのどろどろとした人間関係にいろどられた通俗的な物語に見えるし、...
面白い! 南部戦争前後のアメリカ南部に生きた、トマス・サトペンという怪物的な男を中心に描かれる物語。サトペンに関わりのある人間が、それぞれの視点でサトペンについて「語る」形式。 表面のストーリーだけ追うと、昼ドラはだしのどろどろとした人間関係にいろどられた通俗的な物語に見えるし、それが面白さの一つでもあるのだけれど…それだけじゃない。歴史が重い、空気が濃い! ツボにはまるとページをめくる手が止まらない本。言われてるほど難解ではないと思いました。
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まだ上巻の半ばだが、とても面白い。しかもなんで面白いのかよくわからない。訳文がいいのか。 ポー、ラブクラフトを連想する。あとシャーロック・ホームズの長編の後半とか。あるいはドストエフスキーか。これは怪奇小説とミステリーに属する小説だと思う。ノーベル賞とか考えずに、高尚な小説とは...
まだ上巻の半ばだが、とても面白い。しかもなんで面白いのかよくわからない。訳文がいいのか。 ポー、ラブクラフトを連想する。あとシャーロック・ホームズの長編の後半とか。あるいはドストエフスキーか。これは怪奇小説とミステリーに属する小説だと思う。ノーベル賞とか考えずに、高尚な小説とは思わないで、楽しめる小説だと思う。
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フォークナーの語りの上手さにどんどん引き込まれる。面白くて目が離せなくなる小説。 語り手が変わったり、時系列が前後するのが少し厄介だけれど、作者が家系図と地図を用意しているし、章毎の語り手を最初に紹介しているので、それを手がかりにすればわからなくなってしまう事もないかと思う。また...
フォークナーの語りの上手さにどんどん引き込まれる。面白くて目が離せなくなる小説。 語り手が変わったり、時系列が前後するのが少し厄介だけれど、作者が家系図と地図を用意しているし、章毎の語り手を最初に紹介しているので、それを手がかりにすればわからなくなってしまう事もないかと思う。また推理小説やSFが好きな読者ならば最近それなり見る手法なのでそれほど苦労しないのではないかと思う。
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