金米糖の降るところ の商品レビュー
共感できるものが何もないまま、眉間に皺が寄ったまま。以前なら了解できた世界も、自分の経験によって了解することができなくなることを実感した。もうこういう世界は私とはつながっていないのだと思う。
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繊細な描写と文体、江國ワールドたっぷりの本でした。 読み進めるうちに、それぞれの過去や、現在が絡まっていき、あっという間に読み終えました。 はっきりとした結末は書かれていなくて、読む人によって、感じ方や捉え方が違って、そこがまた面白い。
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江國さんの作品を読む度、主人公の女性の生き方に憧れてしまう。常識的ではないけれど、ブレない心情が素敵に感じる。
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昔読んだはずなのに 内容を全くもって 忘れていた本。 妙ちきりんな人達ばかりだけど愛おしい。2013.9.7
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うーん…理解不能…。 こんな人たちがいたら怖すぎる。 文章は読みやすく、入り込みやすかったけれど、読んでも読んでも理解出来ず、そのまま完結してしまった感じ。 一人の男を姉妹で取り合ったって話? っていうか田淵って…こんな哀れな田淵の前妻がものすごーく可哀想(−_−;)
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途中までおもしろかったんだけど、最後の一ページで一人の男を二人で共有するということと、好きなのに妹のための手放すというのが急に理解できなくなって、気持ち悪くなった。 多分わたしは達哉が気に入っていたんだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
四人の視点(主人公の女性、夫、主人公の妹、妹の娘)で語られる。 江國さんのはいつもは大きな事件は起こらないのに、今回は主人公が突然実家があるブエノスアイレスへ別の男性と移り住んだり、妹の娘が35歳年上の母親の上司と不倫関係になり、それがばれたりと展開があった。 さらに、作者の愛や性、家族や夫婦への考え方が明示されていて、面白かった。 最後の落ちも良かった。
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この人の作品は初期の頃好きで読んでいたが、月日が経つと合わなくなることもある、、のかな。何もかも途中なままに終わりました、という感じです。だいたい予測はつくけど…
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江國さんの書く女のひとは必ず愚かで賢くて馬鹿みたいで頭がおかしい。 それなのになぜかすごく魅力的 284〜287ページでわけもわからずすんすんと泣いた
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一行目から江國さんワールドで、懐かしい気持ちになってしまった。 この人の小説をよむと、恋愛感情ってのは怖くて悲しいってのと紙一重な気がする。 そして…お肉が食べたくなる小説です(笑)
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