現場で使える教室英語 の商品レビュー
中高の授業で使えるClassroom Englishを簡単にまとめたもので、授業の開始から展開、終了までに、教師と生徒が使える表現が載っている。4章に分かれており、1章は表現の紹介、2章は表現の使用例、3章は授業の展開例、4章は3章の展開の中で使用できるタスクの例が書いてあり、...
中高の授業で使えるClassroom Englishを簡単にまとめたもので、授業の開始から展開、終了までに、教師と生徒が使える表現が載っている。4章に分かれており、1章は表現の紹介、2章は表現の使用例、3章は授業の展開例、4章は3章の展開の中で使用できるタスクの例が書いてあり、全体では120ページほどの厚くない本。CDが付いており、生徒にリピートさせる際にも使える。 これまで英語で授業中に指示をしたことがない先生にとっては参考になると思う。あまり多くのバリエーションを紹介しているわけではなく、本当に基本的な部分に絞られている感じになっている。使用例や展開例も書いてあるが、要は実際に使ってみて慣れることが必要なので、あくまで参考程度という感じがする。少しだけ第二言語習得理論に関するコラムが挟まっておりcomprehensible inputの話や、negotiation of meaningの話が載っている。中でも、何でもかんでも英語で授業しようと考えないで、まずはsocial goalsから始めてframework goalsへ(p.42)というのが興味深い。展開例やタスクは、正直、理想論、という感じがしてしまい、どれくらいこれに近付けるかというのを考えたいと思う。(12/04/22)
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