カレイドメイズ(3) の商品レビュー
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2011 11/2読了。有隣堂で購入。 今回は遺跡探索とかが特にないアクション回。 最後、ラインスタインがカイルを助けたときのセリフが良かった。 友情っていいよね。
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“「いますぐ《傾国の奏花》を停止させなさい!でないと......」 慣れない脅迫の言葉の途中で、ヴェンヘルがつまらなさそうに眉をひそめた。 「ああ、別に構いませんよ。もっとも、私の出した条件とは一致しなくなりますが」 「一致しなく.....え?」 「私はエルヌーク人ですから。もっ...
“「いますぐ《傾国の奏花》を停止させなさい!でないと......」 慣れない脅迫の言葉の途中で、ヴェンヘルがつまらなさそうに眉をひそめた。 「ああ、別に構いませんよ。もっとも、私の出した条件とは一致しなくなりますが」 「一致しなく.....え?」 「私はエルヌーク人ですから。もっとも、わけあって魔力制御は使えませんが」 思考が止まった。 何を言われたのか理解できなかった。ヴェンヘルが、エルヌーク人。 「まさか、二千年前の生き残りが本当に自分一人だけだと思っていたのですか?未熟な姫独りにエルヌークの運命が託されたと?気楽な姫君ですね。見届ける者がいるに決まっているでしょう。記憶も失わず、眠りにもつかない者が」 ヴェンヘルはそう言い残して、身を翻した。階段の下から脇の通路へと消えていく。 「待ちなさい!」” 今回も面白かったー。 そして絵が素敵。 ヴェンヘルが辛い。 最期のレナートスが格好良かったぞどうしよう。 そしてビアンカの行動が意外でちょっと戸惑う。 “「話が長いうえに要領を得ないな。だからどういう副作用のある魔法剣なわけ?」 「一言で言えば、毛根寿命と引き替えに使用者に絶大な力を与える魔法剣だ」 「......毛根にそんな力が秘められてるとはどうしても思えないんだけど」 「私はこの恐ろしい剣を、畏怖を込めて『ヘア・ソウルイーター』と名付けた」 「ほどほどにくだらないネーミングがある意味合ってるな」 「くだらないだとっ!?ああ、君はアークス教授がふさふさだからそんな悠長なことを言ってられるのだろうな!だが私は違う!私の祖父はつるつる、父はうっすらなんだぞ!」 「知らないよそんなこと。あ、もしかしておまえがいつも帽子を被ってるのって、太陽から頭皮を守るためだったとか?」 「そそそそそんなことはないぞ!」 「うわー、わかりやすー」 「あのっ!」 ネーフェが間にずいと顔を挟んできた。 「抜け毛の話はどうでもいいですから、そろそろ本題に戻してください。レナートスさんにもいろいろ確認したいことがあるのです。くだらない話をしている暇はないはずです」”
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