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緋色からくり(一) の商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/06/13

この作家さんの別の作品、「錠前破り銀太」の 登場人物、ということは後で知り。 それなら、次は、その作品だと、次から次へと 広がっていくようで、うれしい。 父親の跡を継いで、錠前師になった緋名。 どんなからくり錠前も開けてしまうという 評判の錠前師に育った。 だが、少々、変...

この作家さんの別の作品、「錠前破り銀太」の 登場人物、ということは後で知り。 それなら、次は、その作品だと、次から次へと 広がっていくようで、うれしい。 父親の跡を継いで、錠前師になった緋名。 どんなからくり錠前も開けてしまうという 評判の錠前師に育った。 だが、少々、変りものなのが、 美しい顔立ちなのだが、男姿に男言葉。 それがまた、妙な魅力を引き出している。 四年前、姉とも母とも慕ったお志麻が殺されたのだが、 いまだに、下手人も見つからず、その真相もわからないまま。 その殺害現場に居合わせた、お志麻の息子、孝助を、 緋名の幼馴染で、お志麻と夫婦になる約束をしていた 甚八が引き取って育てている。 甚八は髪結いで、緋名とは対照的に、お姫様のような優しい顔立ちをしている。 そして、孝助が現場から、一緒に連れて逃げた猫、 大福。 この猫も、物語の中で、大切な役目を担う。 さらに、もう一人、甚八が緋名と用心棒として雇った侍、 榎康三郎。 次々と登場し、緋名の周りを固める人物たち。 誰もが、重厚な雰囲気を漂わせるが、 あたたかみや、柔らかさを持つ、実に魅力的な 面々ばかりだ。 彼らが一丸となって、お志麻の事件の真相を追う。

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2019/04/19

女錠前師と幼馴染みと坊主と腕の立つ用心棒と猫と。一つ一つのつながりが大きなからくりを解いていく。猫のタイミングが良いです。

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2018/06/03

謎とき帖のタイトルどおり、「濱次」や「銀太」より推理小説感が強く、好ましい。 緋名以外の登場人物にも、それぞれ背景がありそうで、次巻を読むのが楽しみ。

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2015/09/13

どんな錠前も開けると評判の女錠前師、お緋名。 猫と暮らす緋名の家に現れたのは、用心棒志願の堤康三郎という得体の知れない浪人。 その直後に賊の襲撃を受け、緋名は四年前に死んだ恩人のお志麻の死との関連を疑う。 彼女は何故に襲われたのか、榎康三郎とは何者なのか・・・疑心から緋名は事件の...

どんな錠前も開けると評判の女錠前師、お緋名。 猫と暮らす緋名の家に現れたのは、用心棒志願の堤康三郎という得体の知れない浪人。 その直後に賊の襲撃を受け、緋名は四年前に死んだ恩人のお志麻の死との関連を疑う。 彼女は何故に襲われたのか、榎康三郎とは何者なのか・・・疑心から緋名は事件の核心に迫っていく。 長編ならではの伏線や真相に近づいていくサスペンスフルな物語展開も、最後まで気を抜かせず、面白かったです。 さらりとした感触で読みやすい物語ですが、登場人物たちの感情の綾を丁寧に明らかにしていく繊細な描写が読後に穏やかな感動をもたらしてくれました。 心が温かくなる感じをまた味わいたいので、続刊も読もうと思います。

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2013/12/01

格好良い姐さんあり、謎あり、人情あり、立ち回りあり、江戸の情景あり、そして猫あり。 亡き父の唯一人の弟子として女錠前師として仕事に励む緋名は慕っていたお志麻の死に疑問を持ち、幼馴染みや素性の知れない用心棒の侍とともに謎を追う。 登場人物がそれぞれに(好ましくない人物も含めて)存在...

格好良い姐さんあり、謎あり、人情あり、立ち回りあり、江戸の情景あり、そして猫あり。 亡き父の唯一人の弟子として女錠前師として仕事に励む緋名は慕っていたお志麻の死に疑問を持ち、幼馴染みや素性の知れない用心棒の侍とともに謎を追う。 登場人物がそれぞれに(好ましくない人物も含めて)存在感がある。話は楽しく読める。これはシリーズで読みたくなる。 断章は、語り手を伏せたままにもっと長く書くか、切るか、どちらかがいいなと思ってしまうが、まあ、好みの問題か。

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2013/11/09

こちらの作家さん三冊目の試し読み。 これはぼちぼち面白かった。 けどミステリー風味のわりには、伏線が判り易過ぎて 伏線になっていないような感じ(苦笑) とりあえず次を読んでみようかな。

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2013/10/05

田牧さんの作品は好みの凄いツボな物とイマイチな物とあるのですが、これは程よくツボな方でした。女錠前師・緋名の姉のような存在である“お志麻”が殺されてから4年も経った後に動き出す事態は、誰が敵なのか味方なのか気を揉みました。登場人物にキャラ萌えはあまり感じなかったものの、豆大福柄の...

田牧さんの作品は好みの凄いツボな物とイマイチな物とあるのですが、これは程よくツボな方でした。女錠前師・緋名の姉のような存在である“お志麻”が殺されてから4年も経った後に動き出す事態は、誰が敵なのか味方なのか気を揉みました。登場人物にキャラ萌えはあまり感じなかったものの、豆大福柄のネコの“大福”が抜きん出て印象的♪続きもあるのが嬉しい。

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2012/10/03

田牧大和さんの本 初めて読みましたなり、、嬉しいです、良い作家さんのようでつw 猫の大福も良い味を出しておったw 続けて読もうと思いまする、、

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2012/07/18

L 緋色からくり1 ミステリー色が強い。 下手人の目星は安安とつくなかで〝用心棒〟の存在が謎のままなのが絡んで複雑に見えるが蓋を開けてみれば あーその役職あったね、的な。 緋名よりも目撃者の孝助に焦点をあててほしかった。女だてらに錠前屋で男言葉を使う緋名よりも髪結いの甚八の方...

L 緋色からくり1 ミステリー色が強い。 下手人の目星は安安とつくなかで〝用心棒〟の存在が謎のままなのが絡んで複雑に見えるが蓋を開けてみれば あーその役職あったね、的な。 緋名よりも目撃者の孝助に焦点をあててほしかった。女だてらに錠前屋で男言葉を使う緋名よりも髪結いの甚八の方がキャラは強い。どうやら〝からくり〟でシリーズ化らしいので緋名中心になるのだろうけれどイマイチ。からくりを考えていたのが実は緋名の父ではなかった、というオチ?がなかったらただの無鉄砲女だね。

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2011/10/28

縁あってこれが自分にとっては初めての歴史時代もの(?) 謎とき帖と銘打つだけあって「なんだなんだ?」と思わせるミステリーっぽい話の進めかた。小さな謎をわりといくつも最後までひっぱるので、読んでて常にその真相が気にかかってしまったが単にミステリー慣れしていないせいかもしれない… 登...

縁あってこれが自分にとっては初めての歴史時代もの(?) 謎とき帖と銘打つだけあって「なんだなんだ?」と思わせるミステリーっぽい話の進めかた。小さな謎をわりといくつも最後までひっぱるので、読んでて常にその真相が気にかかってしまったが単にミステリー慣れしていないせいかもしれない… 登場人物は皆そこそこキャラが立っていて愛着を持てた。一見温厚そうだが底の見えない用心棒、榎の旦那はかっこいいです。主人公緋名とのその後が気になる。

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