心に雹の降りしきる の商品レビュー

香納諒一【著】

2012/02/12

450頁以上あるが、すっと読める作品。
性格の歪んだ刑事ではあるが、仕事はできる。
心惹かれる登場人物はいなかった。

2012/02/09

刑事モノのハードボイルドか。
刑事にしなくちゃならない設定だったので、そうしたんだろうけど、
ここまで単独で動く奴ぁいないでしょ（笑）
最初は単なるぐれた汚職刑事の話かと思ったけど、グイグイ引き込まれた。
人物の描写や心象風景は丁寧で、終盤の展開も香納節が出ていてよかった。

2012/02/09

典型的な犯罪の仕組み、典型的な刑事ドラマ。
ただ主人公の刑事がヒーローではなく、等身大の一人の人間だというところに興味が湧いた。
本人なりの悩みをいろいろ抱えて人間味が出ている。不器用な男性を演じているようだ。
逆に親近感が湧く。

一人の男の葛藤物語。
本当に最後の展開は奇跡だ。
あたたかく終わっている。

2011/12/31

クライマックスに転げ落ちるような絶望感、そしてその背後にたたきつけるような雹（ひょう）が降る様子が映画のようだった。最後は晴れ渡る空かな？爽やかで前向きです。最初は読みにくかったけど、最後まで読んでよかった。寒々しい孤独感が滲むような装丁がステキです。

2012/03/23

都筑は七年前の幼女失踪事件を追っていたが、情報を持つと思われる男が変死して・・・
別件の絡ませ方とか、もうちょっとスッキリしててもいいかなぁ。
都筑の悪ぶってるけれど、実は優しいキャラはリアルで共感できる。

2011/10/16

失礼ながら、期待せずに読んだら一気読み。
二転三転の展開にもかかわらず、
登場人物がごちゃごちゃにならず、
きっちり描きわけられていた。

2011/10/11

７年前に発生した３歳の少女失踪事件を担当する刑事が、手がかりを掴んだと云う探偵の殺人事件に巻き込まれる。次々と起こる殺人と贈収賄事件。複雑に絡みあった事件を解きほぐしながら、少女の救助に向かう。

途中出てくるＤＶ女性との関係が主人公の心情に花を咲かせる。