警官の条件 の商品レビュー
大好きな作家の警察物、というか警官物。 期待してただけに、結末はちょっとがっかり。いや、悪くはないんだけどがっかり。。。シリーズが続くとして、哲也が主人公で読む気になるかどうかちょっと微妙…
Posted by
20120111読了 前作を忘れてしまったが、それなりに楽しめた。 主人公は加賀谷かと思えるほど格好よすぎ。逆に和也が読むにつれてイヤなやつに思える。 復職するまでの前半が冗長だった。ラストはやはりそうくるかだったが、これで後味スッキリ。
Posted by
前作を読んでおかないとな作品ですね。 濃密なドラマで迫力満点。読み応えは充分! ただ、話が進むにつれて和也のポイントがずんずん下がり、可哀想になってしまう。これも良い経験になるんだよと慰めたくなりました。 この人の警察モノが一番リアリティーを持ってる感じがして、他の作家さん...
前作を読んでおかないとな作品ですね。 濃密なドラマで迫力満点。読み応えは充分! ただ、話が進むにつれて和也のポイントがずんずん下がり、可哀想になってしまう。これも良い経験になるんだよと慰めたくなりました。 この人の警察モノが一番リアリティーを持ってる感じがして、他の作家さんの刑事&警察モノに突っ込み入れたくなってしまいました。苦笑
Posted by
『警官の血』の続編。『警官の血』ではあまりキャラが立っていなかった三代目・安城哲也が、今回も一応主人公なのだが、加賀谷のキャラが濃すぎてボケ気味(苦笑) 佐々木氏の警察ものは好きなので、今後にも期待したいところだが。
Posted by
『警官の血』(上・下)で三代目の警官として描かれた安城和也と当時上司であった加賀谷仁のストーリーは二人の視点で進みながら、個人的には途中で予測できた結末へ向かっていく。予測していたのにこんなに号泣させられたのは久しぶりだった。あのセリフの一言の意味を最後に思い返しての号泣。 『...
『警官の血』(上・下)で三代目の警官として描かれた安城和也と当時上司であった加賀谷仁のストーリーは二人の視点で進みながら、個人的には途中で予測できた結末へ向かっていく。予測していたのにこんなに号泣させられたのは久しぶりだった。あのセリフの一言の意味を最後に思い返しての号泣。 『警官の血』から4年、あのラストを読み終えた時は、安城が闇にのみこまれないように・・・と思った記憶が蘇った。 続編が読めてすごく嬉しかったとともに、どこまでも深く背負うものが重い安城和也の物語がまた読める日がくるといいなと思う。
Posted by
「警官の血」の続編。4年も間が開いたせいで何が何だかさっぱり覚えていないのですが、相変わらず骨太の警察小説です。現実に起こったノリピー事件や海老蔵事件にもさりげなく触れられており、リアリティを増しています。何となくさらなる続編が期待できそうな結末でもありました。
Posted by
警官の血から続くシリーズものですが、間をあけて読むもんだから、前作の内容がなんとなくしか覚えられてなく、いつか続けて読めたらと思いました。 読みごたえはありましたが、女性の出てくるシーン少なく、少し色気が欲しかったかな?
Posted by
道警ではなく警視庁の話。警官の血の続編。加賀谷と東野圭吾作品の加賀がなんかダブる(名前が似てるからか!?) 面白かった。
Posted by
前作の続編として捉えるならば、“三代目”という設定は活かされていたが、祖父や父の警察官人生をどう引き継ぐかという和也の成長はあやふやなまま。警察官としての苦悩や苦汁といった内面的なドラマは少なかったように思う。それよりも、組織や捜査の意義といった警察ミステリの骨子である特異な体質...
前作の続編として捉えるならば、“三代目”という設定は活かされていたが、祖父や父の警察官人生をどう引き継ぐかという和也の成長はあやふやなまま。警察官としての苦悩や苦汁といった内面的なドラマは少なかったように思う。それよりも、組織や捜査の意義といった警察ミステリの骨子である特異な体質が軸になっていた。これだと続編の意味はあまりないかもね。 加賀谷のキャラが濃すぎて、主人公の和也が喰われた形になっている。もともとよくわからないキャラだったが、本作品でさらにわからなくなった。ストーリー自体も地味。なのでどうしても加賀谷の動向に注目せざるを得なくなる。多少の贅肉はあるが、展開は面白かった。もう少し人物の出入りが整理されれば、スピーディーに進んだとは思うけど。 シリーズものとしての違和感はあるが、警察ミステリとして見るとやはりレベルは高い。こういう重苦しい緊張感を伴った感覚は、警察ミステリ特有のものかなと思う。斜め読みの隙を与えない張り詰めた空気感は安心感に繋がるな。
Posted by
前作は、警官の血。今作は、条件。その違いはなんでしょうか。真実に肉薄しようとしたとき、本来敵対するべき相手に身内のような感覚を持ってしまう。自分の中の正義をどこで見失わずに持ち続けるか。 重苦しい文体でただエンターテイメントとして軽く読ませないのが、すごいと思いました。
Posted by