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仕事をしたつもり の商品レビュー

3.4

192件のお客様レビュー

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    20

  2. 4つ

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  3. 3つ

    67

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

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2017/05/26

いつも忙しいのに成果が出ない状態を「仕事をしたつもり」になっていると指摘し、その原因として、「量の神話」、「ハコモノ志向」、「安全策=考えることからの逃避」などを挙げている。そして、「仕事をしたつもり」から抜け出すことを提案している。 著者の主張には概ね賛成であり、最近、技術進歩...

いつも忙しいのに成果が出ない状態を「仕事をしたつもり」になっていると指摘し、その原因として、「量の神話」、「ハコモノ志向」、「安全策=考えることからの逃避」などを挙げている。そして、「仕事をしたつもり」から抜け出すことを提案している。 著者の主張には概ね賛成であり、最近、技術進歩によって、むしろ「きれいな」企画書づくりなどの「やらなくてもいい仕事」が増えているのではないか、という問題意識には強く共感する。 しかし、書かれている内容は、目的と手段の混同など、昔から言われ続けていることが大半で、あまり目新しさはないように感じた。また、「仕事をしたつもり」の例として挙げられていることが、著者の主観に過ぎず、根拠として薄弱ではないかと思うことが多かった。例えば、「うまいラーメン 屋台の味」という看板への酷評や、「確率的に言って、実のところ、朝一メールは読み飛ばされやすい」という指摘などである。 一方で、1冊の本を徹底的に読み込む「ケンカ読法」の紹介や「考える」ために、会社や仕事にはびこる風聞・風説の類を「精度高く疑う」ことの提案などは個人的に参考になった。

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2017/05/18

目的は何か、本当に今の手法は目的にかなっているか、といった頭を使わないと価値が低いことに貴重な時間を投資してしまっていませんか?と問いをくれる本。 定期的に自分の行動を見直したい。

Posted byブクログ

2017/02/09
  • ネタバレ

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耳の痛い言葉だらけでした。 社会人になって丸10年が経ちそれなりに仕事をし、 それなりに給料を貰っていますが、 著者の言っているように古くからの慣習に何の疑問も持たずに あまり意味の無いことをしていたり、 まさに「量の神話」に基づく仕事をしているなぁと 実感させられました。 薄々感じてはいたのですが何のきっかけもないまま ダラダラと仕事を続けていました (ダラダラと仕事をした方が残業代も貰えるという甘えもあったと思います)。 このままでは自分の市場価値は全く無くなっていくなと危機感を募らせています。 著者が最後に提示している仕事をしたつもりを半分にして残り半分を 真剣に考えて行動することに費やして行きたいと思いました。

Posted byブクログ

2016/10/21

 無駄に残業したり、頑張ったと評価されることを目標とした、本来あるべきではない仕事の仕方を改めるよう注意を促す本。  他者(他社)の真似事をするだけでなく、自分で考えることが必要、というのが本書で良く出てくる主張。  下記のような現実的な部分に触れていることは本書の良い点だと思...

 無駄に残業したり、頑張ったと評価されることを目標とした、本来あるべきではない仕事の仕方を改めるよう注意を促す本。  他者(他社)の真似事をするだけでなく、自分で考えることが必要、というのが本書で良く出てくる主張。  下記のような現実的な部分に触れていることは本書の良い点だと思います。  ・一般的によく言われる、「ニュースの内容を疑うこと」について。  何でも疑っていたら時間が足りなくなるため、疑う精度を上げる必要があること。  ・仕事をした見た目(仕事をした「つもり」)で評価が決まる以上は、それを守ったうえで、仕事を有意義なものにしていく方法に言及。仕事をした「つもり」を半分に減らし、残り半分は仕事をした「フリ」をする。(無駄(=つもり)を半分にした分、残り半分は手を抜いて(=フリをして)さっさと仕事を片付け、真剣に考えることに費やす。) ◆評価  単純な理想論だけでなく、現実的な問題点も考慮に入れて言及している点を+1として★4つとしました。 ◆以下、印象に残った点をまとめ ◇数字を目標にすることの問題点  1日200件の営業電話をしろという指示。200件という数字は受注を取れる確率などから考えて合理的な数字であるが、この数字を目標にしたとたん意味のないものになる。  200件電話をすることを目標とする→とにかく電話の件数をかせぐ→受注0件…  →200件電話したら少なくとも2件はアポを取って訪問すること、という指示が出る→とにかく2件の訪問を取る→受注0件…  しかし、本当に大事なのは、受注につながる客先の微妙な”芽”を拾い上げること。 ◇仕事をした「つもり」から抜け出せない理由 1.「つもり」から抜け出して何をすればよいかわからないから。  今の仕事はやりながら、少しずつトライ&エラーをくり返していくしかない。 2.無理解な視線が向けられるため。 3.一般受けするものは安易なもので提供できるが、本物は一般に受けない。本物を求める人は孤独にならざるを得ないため。 4.仕事を効率的に行うと労働時間が減少し、結果、非正規社員になる等、待遇がダウンする。本物追及にはインセンティブが何もないこと。 上記により、保身のために「仕事をしたつもり」を続けてしまう。そのままだと人生の時間と労力が大量に費やされるにも関わらず…。

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2016/04/09

あ〜。そうだよな〜と、いちいち納得してしまうところがたくさんあった本。 本質的な仕事を本当に今しているのだろうか?実際は報告書や資料作り、メール処理等とにかく作業か多い。思考したものではない。横並びの安全策による仕事も。 まずは、自分自身で考え、少しずつでもよいからやり方を変...

あ〜。そうだよな〜と、いちいち納得してしまうところがたくさんあった本。 本質的な仕事を本当に今しているのだろうか?実際は報告書や資料作り、メール処理等とにかく作業か多い。思考したものではない。横並びの安全策による仕事も。 まずは、自分自身で考え、少しずつでもよいからやり方を変えながら積み重ねていくことが大事だと。

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2015/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2015.11.27 ケンカ読法 著者相手にいちゃもんをつけながら読む 次に、そのいちゃもんに対して、今度は著者の立場に立って説明や反論をする ハコモノ志向(形にだけこだわる)を打破するために 数字を疑う 本当に成果が上がるのかを考える なぜそれが成功したのか? そもそもの目的は何なのか?

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2015/05/02

要は「惰性で仕事をするな!よく考えろ!」なんだけど、それ自体は様々なビジネス書に記述があるので、そんなに響いてこない。 無駄な仕事が発生するプロセスではなく、終章の「仕事をしたつもりの抜け出し方」を厚く著してほしかった。

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2015/04/25

2015/04/25 仕事をする上で普段常識だと思っていることが、本当に常識だと疑うことが必要。思考停止をしないことが必要。目的を意識し、そのために必要なことを分析する。過程を評価するのではなく、目標数値によって行動を評価する。仕事に限らず、身の回りの常識されていることに常に疑い...

2015/04/25 仕事をする上で普段常識だと思っていることが、本当に常識だと疑うことが必要。思考停止をしないことが必要。目的を意識し、そのために必要なことを分析する。過程を評価するのではなく、目標数値によって行動を評価する。仕事に限らず、身の回りの常識されていることに常に疑いの目を持ち、自分の頭で考えること、自分の中で一貫した価値感を築き上げることが重要なのではないかと感じた。

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2015/04/06

改めて、目的や理由を追求しながら物事を進める大切さを実感できる一冊。仕事の基礎はこの一冊で網羅できる。

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2014/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者:海老原嗣生(雇用ジャーナリスト)   1964年生まれ。リクルートグループで20年間以上雇用の現場を見てきた。2008年に立ち上げた人材コンサルティング会社の代表取締役を務めながらリクルートエージェント社の客員社員としても活躍し、同社発行の人事・経営専門誌の編集長を務める。『雇用の常識「本当に見えるウソ」』が代表作。 概説 本書は普段陥りがちな「仕事をしたつもり」という状態について、日常生活での例を交えながら解説したものである。 本書は7章から構成されている。始めに本書のテーマである「仕事をしたつもり」とはどういうことを指すのかを説明し、1章から6章では具体例とともに様々な「仕事をしたつもり」が説明されている。最終章ではこの現状からの抜け出し方が書かれている。 感想 仕事をしたつもりには、量の神話、ハコモノ思考、本末転倒、横並び意識、過剰サービスなどが挙げられていた。この本を読んでいく中で私も普段仕事をしたつもりになっていると感じた。レポートを書くときにはもっと短時間でできるのにだらだら時間をかけて作成してしまったり、パワーポイントを作るとき、少ないと不安になるのでいろいろな情報を詰め込みすぎてそれを読み上げるだけになってしまうことがある。これから働いていくうえで参考になった。しかし個人が改善しても「仕事をしたつもり」の方が評価されるという社会の現状も感じた。

Posted byブクログ