ワルツ(下) の商品レビュー
下巻の中盤過ぎくらいから減速。 えー!そっちなの!と驚きです。 不満とまでは言わないけれど、ちょっとガッカリ。 ドンパチものはお腹いっぱいなので当分は良いかな。 にしても、上中下巻の3冊を猛スピードで読み終えました。 この人の書く闇にどっぷりとハマりました。 戦後の新宿のイメー...
下巻の中盤過ぎくらいから減速。 えー!そっちなの!と驚きです。 不満とまでは言わないけれど、ちょっとガッカリ。 ドンパチものはお腹いっぱいなので当分は良いかな。 にしても、上中下巻の3冊を猛スピードで読み終えました。 この人の書く闇にどっぷりとハマりました。 戦後の新宿のイメージがありありと目に浮かび、匂いすら漂ってきそう。 ヤクザものではなく純愛小説だという認識で読みました。 しかしなぁ、口説い様だけれど、そっちかぁ。
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2014.8.19ー59 この結末。なるほど、でもあり、やはり城山の死は個人的には残念でもあり。 「人間は泣きながらこの世に生まれる。この世に生まれることは苦痛であり、悲しいことなのだ。生まれた瞬間に唯一の定めである死に向かって生きはじめる」ついつい忘れがちなこの件を心に戒めて生...
2014.8.19ー59 この結末。なるほど、でもあり、やはり城山の死は個人的には残念でもあり。 「人間は泣きながらこの世に生まれる。この世に生まれることは苦痛であり、悲しいことなのだ。生まれた瞬間に唯一の定めである死に向かって生きはじめる」ついつい忘れがちなこの件を心に戒めて生きようと思わせられる。
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市図書館。 3巻を1日半で一気読み。 戦後の混乱の中、究極の三角関係。 ワルツを踊る。 日本という国が第二次世界大戦後にどのように民衆を愚弄したか。 震災後の政府の対応と重ねて見てしまう。
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なるほど。そうなるか。 命のやり取りにしっくり来る結果なんて無いのかもしれないけど、 なんだか消化しきれないものを置いていかれた感じだなあ。 うぐぐ。 終戦直後の劇的に変わっていく世の中で 何色にも染まらずに役割を終える者と、 汚れにまみれて先へ進む者との邂逅と離別。 最...
なるほど。そうなるか。 命のやり取りにしっくり来る結果なんて無いのかもしれないけど、 なんだか消化しきれないものを置いていかれた感じだなあ。 うぐぐ。 終戦直後の劇的に変わっていく世の中で 何色にも染まらずに役割を終える者と、 汚れにまみれて先へ進む者との邂逅と離別。 最後には命の連鎖なんていささかご都合主義な解釈で いろんなことを正当化してしまうのだけど。果たしてどうか。 まあ任侠だなんだと言っても 結局は恥をかいてなお生きねばならぬということか。 なんだろ。根底には穢れの肯定がある気がします。
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たぶん花村萬月さんの小説は読まないと思う。これで十分という感じです。やくざもんの話は十分、結局やくざは893でなにもないもの、戦後のどさくさには任侠の世界があったのかもしれないが、そして今も私の知らないところでそれは存在するのでしょうが、それは暴力、非行、殺戮、無法、の世界。小説として読むのはもう十分です。
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文庫版三巻一気に読了。何時もながら花村萬月の世界は凄い!単なる仁侠ものではない驚きと新鮮さ、人間臭さと大真面目な戦後の話題時代背景に官能の世界を加えて。
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