1,800円以上の注文で送料無料

コトラーのイノベーション・マーケティング の商品レビュー

4

11件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/10/07

上司にとりあえず読めと言われて読んでみた。 が、そもそもマーケティングとかにピンと来ていない状態だったので、まだまだ咀嚼できていないところが多数。 ただ、1章における「企業における阻害要因」は納得できることがいろいろと書かれている。 ・イノベーションとはラディカル・イノベーション...

上司にとりあえず読めと言われて読んでみた。 が、そもそもマーケティングとかにピンと来ていない状態だったので、まだまだ咀嚼できていないところが多数。 ただ、1章における「企業における阻害要因」は納得できることがいろいろと書かれている。 ・イノベーションとはラディカル・イノベーションだけではなくインクリメンタル・イノベーションの積み重ねが破壊的イノベーションを呼び起こす ・各部門間の緊密な連携が必要 ・責任の明確化 などなど・・・ これらを踏まえて、A-Fモデルの説明が展開されていくのだが、消化不良なのでほかの本で勉強してから再度読むことにする。

Posted byブクログ

2015/07/26

マーケティング論の大御所であるフィリップ・コトラー(共著)による、イノベーションをいかに実行してカスタマーに届けることができる組織を作るのかの方法論。序章にて「組織を変革し、イノベーションに優れた組織にする方法を学びたい人のために書いた本である」との記載がある。では読むか。米国で...

マーケティング論の大御所であるフィリップ・コトラー(共著)による、イノベーションをいかに実行してカスタマーに届けることができる組織を作るのかの方法論。序章にて「組織を変革し、イノベーションに優れた組織にする方法を学びたい人のために書いた本である」との記載がある。では読むか。米国では2010年に刊行されている。テーマは非常に興味があるもの。原題は ”Winning at Innovation: The A-To-F Model”。 コトラーは、しばらく前からマーケティングにおいても「ホリスティック・マーケティング」という包括的な考え方をすべきであるということを打ち出しているが、イノベーションについてもトータルなイノベーション・システムの構築を目指しているようだ。つまり、単純に創造的なアイデアだけではイノベーションは起こすことができず、それを取り仕切る人と、経営管理と関わりの深い新しいスキルがなければ市場に出すことはできないということだ。 本書の骨子はタイトルにも含まれる「A-Fモデル」である。A-Fはイノベーションに関わる人の役割の頭文字をとったもので、次の6つの役割のことをいう。それらの役割はおおまかにいうと「イノベーションの6I」というものに相当する。なるほど、うまいこと言うな、という感じだが、3Cや4P、5Forceといったものくらい覚えられるだろうか(5が限界かなあ)。 A: Activator → Initiate B: Browser → Investigate C: Creator → Ideate D: Developer → Invent E: Executor → Implement F: Facilitator → Instrumentation 本書の内容としては、上記のそれぞれの役割の詳細な説明と、それらを組み合わせて実際にどのようにイノベーションプロセスを進めていくのかということが書かれている。実際に、それらすべての役割が社内になくても外部リソースを使って実現されてもよいし、プロジェクトの中で活躍する順番や場面もひとつではなくプロジェクトの内容や環境によって変わってくる。説明の中では、モーフィングやパーチェス・ファネル(購入の漏斗)などの興味深いツールが紹介されるが、それらも含めてひとまず中身を読んでほしい(自分は結構ななめ読みしてしまったが)。 イノベーションが不要な組織は存在せず(そして存在できず)、何らかの形でイノベーションを仕組みとして組織の仕組みの中に組み込んでおくことが当然に必要となっている。そのためのプロセスや組織について整理するためのモデルとして、本書のA-Fモデルとプロセスは網羅感がありよくできている。イノベーションの実現には、多様な役割が必要であるという認識と、それらの縦と横の連携が必要であるということと、実行のための強い意志とその共有、といったところがまずは意識をするべきところだろうか。そして、自分はA-Fの中でどの役割を担うべきなのだろうかと考えながら読むとよいだろう。少し前と役割は変わっているような気がするな。

Posted byブクログ

2013/11/05

 マーケティングの大家コトラーによるイノベーション論。イノベーションについてはいろんな人がいろんなことを言っているが、本作のテーマは「役割分担」と「プランニング」。イノベーションは一部のイノベーティブな人達の仕事と思われがちだが、A-Fモデルは様々な役割の人達との関わり合いから生...

 マーケティングの大家コトラーによるイノベーション論。イノベーションについてはいろんな人がいろんなことを言っているが、本作のテーマは「役割分担」と「プランニング」。イノベーションは一部のイノベーティブな人達の仕事と思われがちだが、A-Fモデルは様々な役割の人達との関わり合いから生み出されるものであることがよく分かる。必ずしも1つのイノベーションチームがアクティベータ(A)、ブラウザ(B)、クリエータ(C)、ディベロッパー(D)、エグゼキューター(E)、ファシリテータ(F)からなる6名である必要はないと思うが、6名未満の場合は誰かが複数の役割を兼務しないとチームとして機能しないことになる。イノベーションの成功要件の一つとしてチーム編成と言えるだろう。

Posted byブクログ

2012/07/19

「創造性と生産性の共生」を実現する具体的なアクションがいっぱいです。 そして、 その組み合わせこそが、イノベーションプロセスのイノベーションであり、それは無限に広がります。 問いは、現場とその組み合わせのフィット感です。 そこに、これらのアクションの生死を分ける狭間があり...

「創造性と生産性の共生」を実現する具体的なアクションがいっぱいです。 そして、 その組み合わせこそが、イノベーションプロセスのイノベーションであり、それは無限に広がります。 問いは、現場とその組み合わせのフィット感です。 そこに、これらのアクションの生死を分ける狭間があります。 そして、もうひとつ。 「マーケティングとイノベーションこそが、企業経営の本質とも言うべき、顧客価値の想像を担う最重要機能である」 これは、ピーター・ドラッガーの言葉です。 だから、 企業がイノベーションの成果を最大限にするために、 可能性の技術者である製品部門と価値の技術者であるマーケティング部門が 密接なパートナーにならなくてはならない。

Posted byブクログ

2012/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イノベーションという、定型化しづらいと思われているテーマについて、本書は一定の枠組み・手法へと整理することに成功している。 具体的には、イノベーションの分類=破壊的イノベーションとマージナルイノベーション(境界的・隣接的イノベーション)の区分による「イノベーションの範囲」の設定、A~Fの頭文字で揃えたイノベーション推進の為の役割分担の整理、そして組織においてこれらを推進する為の方法論が提示されている。 単なる事例紹介に留まらず、これらを普遍性のある仕組みとして提示されている点は非常に価値が高い。 特に役割分担を定義したActivator、Browser、Creator、Developer、Executor、Facilitatorの説明は、一サラリーマンであっても直ちに応用が可能な考え方であり、各担当・部署がこの流れを意識するだけでもイノベーション上の改善が期待できるのではないか。 章立ても細かく分かれており、部分読書、再読にも適している。

Posted byブクログ

2012/04/22

イノベーションプロセスにおいて、各人の役割をスキル別に体系化したもの。 新しい情報を得るものではなく、既存の情報を体系化した点で、網羅的に勉強でき、有用。

Posted byブクログ

2012/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結構難解であった。 ドラッガーのイノベーションを再度読み干してから再度読もうと思う。 イノベーションモデルのA-Fモデルを表わす。

Posted byブクログ

2012/03/01

イノベーションという形がないように感じるものに焦点を置いているが、内容は難しくはなくわかりやすいような話の設計がされている。とても引きつけられるような内容で、イノベーションの有用性を深く知る事ができた。

Posted byブクログ

2012/01/03

未来型のマーケティングの話かと思えば、むしろ企業経営寄りの話だった。近代のマーケティングは経営直結型が主流となってきているため、あながちマーケティングの本に間違いはないのだけども。 創造的文化を作るためには。これを科学した本であり、本書に出てくる『A-Fモデル』という形にイノベ...

未来型のマーケティングの話かと思えば、むしろ企業経営寄りの話だった。近代のマーケティングは経営直結型が主流となってきているため、あながちマーケティングの本に間違いはないのだけども。 創造的文化を作るためには。これを科学した本であり、本書に出てくる『A-Fモデル』という形にイノベーションの流れ・仕組みを昇華させているところはさすがコトラーと言えるのではないかと思った。 テーマがイノベーションと言うこともあり、新規事業など未知の課題に チームで取り組む時に参考になりそうな内容で、自分にとっては タイムリーな内容で大変ためになりました。 “創造的人材の不足を嘆く経営者は多い。だがこういった組織の問題は、創造性あふれる人材が足りないことではなく、アイデアの機能的管理が十分行われていないことなのだ。” そうつまり、イノベーションすら組織をもってして標準化すべき、ということを これからの時代を生き抜く組織を創り上げるには肝に銘じる必要があるのだろう。

Posted byブクログ

2011/12/02

イノベーションの設計と評価についての概観法 マーケティングはとくに関係なし 冗長なので3~8章は読み飛ばし

Posted byブクログ