だからテレビに嫌われる の商品レビュー
地デジ化の目的や電波利権などテレビの裏側が語られる一冊。二人のキャラからか、ゆるーい空気が全編に流れ重いテーマなのに気軽に読めます。
Posted by
上杉隆と堀江貴文。かつてテレビでその姿を見ない日はないと言われてましたが今ではテレビにとことん嫌われ、「テレビはなぜこうなってしまったのか?」についてすべてを語り尽くした対談本です。 僕は18歳まではものすごいテレビっ子で、大学に入って少したったのをきっかけにほとんどテレビを...
上杉隆と堀江貴文。かつてテレビでその姿を見ない日はないと言われてましたが今ではテレビにとことん嫌われ、「テレビはなぜこうなってしまったのか?」についてすべてを語り尽くした対談本です。 僕は18歳まではものすごいテレビっ子で、大学に入って少したったのをきっかけにほとんどテレビを見ることがあって、せいぜいテレビを使うときはDVDを再生するための道具になって社会人になってから当時、自分の勤めている会社の上司に自分の部屋にテレビがないというと「信じられない」と唖然とされたことをこの本を読んで思い出してしまいました。 現在、本当に見たい番組は年に数本もあればいいほうで、情報収集といえば、インターネットが4割、本が3割、新聞が1割、雑誌が1割。後はテレビと大きく優先順位が僕の中で後退しました。僕の中にあるテレビに関する長年の「違和感」をかつてテレビというものに出ずっぱりで、その姿を見ない日がなかった堀江貴文氏と、ジャーナリストの上杉隆氏が11時間にわたってとことん語りつくした内容を活字にしたものが本書だそうです。 読んでいて、彼らが僕の中にある「違和感」を活字にして代弁してくれたことと、日頃僕たちが決してうかがい知ることのないテレビ業界の裏事情や「掟」を白日の下にさらしているという意味で、ものすごく貴重な記録だと思っています。 目次を一部抜粋させていただきますと。 ■ヒゲダンスを知らなかった堀江貴文 ■昔のテレビ局には「余裕」があった ■将来、「テレビに出る」と思ってた ■人生に影響を与えたテレビ番組は? ■上杉隆が最初に出たのはバラエティ番組だった ■『きょうの出来事』ブチ切れ事件 ■上杉隆・堀江貴文がテレビを降ろされた理由 ■「女子アナと合コン、楽しいですよ」 ■現場に行かないタレントキャスター ■鉄道事故は「免責」にすべき ■原発情報は隠されていたのか? ■東電の「蝉のションベン作戦」に失笑 ■世にもおいしい放送利権 ■ホリエモンの電波講座 ■タクシー無線なんかいらないよね(笑) ■氏家さんは「頭がいい人」、ナベツネさんは「単にいい人」 ■僕たちは原子力「容認派」 ■孫さんが神になっている危険性 ■映像メディアは時間の無駄!? ■リモコン利権 ■テレビCMはなくなる ■衰退するテレビ局と「番組の弁当」......他 という業界関係者には耳の痛くなるようなテーマがてんこ盛りで、僕が読んでいて面白かったのは堀江さんがテレビに出ずっぱりのころに 「女子アナと合コンしませんか?」 と誘われて、そこにいくと隠しカメラや録音マイクがセットされていて、後にその様子がすべて公開されていたり、ある女子アナが堀江氏が逮捕された後に彼のケータイに気遣うような電話をかけて、その会話の内容が無断で流されていたりとテレビ局側の「何でもあり」ぶりにはのけぞってしまいました。 一方の上杉氏も放送禁止用語にまつわる話で、かつてNHKでは「教える側」だったのにとある番組で「記者クラブ制度」「官房機密費」「クロスオーナーシップ」という言葉に言及した際に問答無用で番組をおろされたり、またほかの件で自分が番組を降りざるを得ないような「圧力」を局側の人間からかけられることがあったという話など、そのどれもが衝撃的なものでした。 「王様の耳はロバの耳」もしくは「王様は裸だ」ということをあまりにも露骨に言い過ぎると業界を追放されるんだなということと、彼らのような人間から語られる「テレビの裏側」の真実。こういうことを知らなければ「なぜテレビは面白くなくなったのか?」という疑問の答えはわからなかったと思っています。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
堀江貴文( @takapon_jp )・上杉隆( @uesugitakashi )共著。 マスコミにとって都合の悪いことを言っている。 「だからテレビに嫌われる」 メディアに関する簡単な教養になるのでは。 とりあえず、東京―福岡間の飛行時間の差の理由がわかりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本は上杉隆の報道に対する姿勢が多く書かれている感じがした。 堀江の意見はあくまで外から見た意見。 上杉の意見も正しいし堀江の意見も正しいと思う。 この本から学んだことはメディアは間違えるということ。 もちろんテレビも間違える。 そのことを知らされた本だった。
Posted by
インパクトのある本。 ・電波利権の部分とか特に。タクシー、アマチュア無線もいい帯域使ってるとか、マイクにも利権あるとか知らなかった。 ・異質なものを許す文化のない日本。あのスクープをどこの局もどこの新聞社もこぞって取り上げるやつ。 ・ホリエモンの本、対談が結構出てるけど好きです。...
インパクトのある本。 ・電波利権の部分とか特に。タクシー、アマチュア無線もいい帯域使ってるとか、マイクにも利権あるとか知らなかった。 ・異質なものを許す文化のない日本。あのスクープをどこの局もどこの新聞社もこぞって取り上げるやつ。 ・ホリエモンの本、対談が結構出てるけど好きです。いろんな知識があるから、相手によって出てくる部分が変わってくるところがいい。 ・電力不足ならテレビを停波すればいい。それ間違いないね。テレビ見れない時間は本読むといいと思うよ。 ・発売直後に買って読んだのに、レビュー書いてなかった。
Posted by
テレビにしろ新聞にしろ、言ってること、書いてることすべて正しいとは限らないという前提で見ることが必要だ。しかし、福島原発事故の会見は東電も枝野さんも「なんか隠してる」ってのが見てとれたなぁ。上杉さんのいう情報リテラシーの感覚をオレも磨かないといけない。まずは昔からの部屋に帰ったら...
テレビにしろ新聞にしろ、言ってること、書いてることすべて正しいとは限らないという前提で見ることが必要だ。しかし、福島原発事故の会見は東電も枝野さんも「なんか隠してる」ってのが見てとれたなぁ。上杉さんのいう情報リテラシーの感覚をオレも磨かないといけない。まずは昔からの部屋に帰ったらテレビをつけてダラダラ見る習慣をやめて、あらかじめチェックした見たい番組だけ見るようにし、もっと本を読む時間を増やすようにしよう。
Posted by
今やテレビは世論操作の手段ってことが改めて感じます。 利権ある側の不都合なことは報じないことがよくわかります。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白い人はテレビから消えていく 世にもおいしい放送利権 なぜ地デジ化したか 衰退していくテレビ 情報リテラシーを見につけて洗脳されないようにしましょう
Posted by
この二人の対談は面白そうだなと買いましたが、内容の無い本でした。 原発事故や既得権益、利権などを軸にいかに日本のテレビ局・マスメディアが都合の良い編集、見せ方をし民衆を洗脳してるかという対談。 自分が期待しすぎてたのもあるのか、そこまで響くものは有りませんでした。 堀江氏はひろゆ...
この二人の対談は面白そうだなと買いましたが、内容の無い本でした。 原発事故や既得権益、利権などを軸にいかに日本のテレビ局・マスメディアが都合の良い編集、見せ方をし民衆を洗脳してるかという対談。 自分が期待しすぎてたのもあるのか、そこまで響くものは有りませんでした。 堀江氏はひろゆき氏と組んでる方が持ち味発揮できるかも!?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
両者がテレビに出られなくなった訳(といってもホリエモンは割と出ていたと思うが)並びに現在のテレビというメディアの問題点を報道内容以外にも電波利権などに至るまで語っている。 ホリエモンは流石に元IT企業の社長だけあって、技術的な知識もあることがわかる(細かいことに突っ込む人はいるだろうが)。 普段ネットで色々な情報を得ている人には新鮮味が薄いかもしれない。だが、テレビしか見ていない人であればテレビの見方がちょっと変わるかもしれない。
Posted by