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暴力団 の商品レビュー

3.4

179件のお客様レビュー

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2012/05/04

新聞の書評欄より興味を持って。理性的な語り口調でやさしく解き明かす、まさに「現代極道の基礎知識」です。暴力団の定義から始まり、稼ぎ方、警察との関係、人間関係、出会った時の対処法など。傾きつつある暴力団に変わる「半ぐれ集団」の存在は、新たな法整備が必要じゃないか?と読みつつ危機感を...

新聞の書評欄より興味を持って。理性的な語り口調でやさしく解き明かす、まさに「現代極道の基礎知識」です。暴力団の定義から始まり、稼ぎ方、警察との関係、人間関係、出会った時の対処法など。傾きつつある暴力団に変わる「半ぐれ集団」の存在は、新たな法整備が必要じゃないか?と読みつつ危機感を抱きました。新聞お勧め通りの一冊です。

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2012/05/02

まったく知識がない分野だったので面白かった。法律上は寅さんも暴力団(笑)、海老蔵の事件、島田紳介引退の背景、いろいろ少し深い事情がわかります。 経済環境の変化や、最近の若者の傾向などから暴力団のあり方が変わって来ている、新しいグループ(半グレ集団)の話も面白い。

Posted byブクログ

2012/04/07

タイトルがストレートですね。エグイ。 内容も「です」「ます」調で書かれていますが、結構エグイ。 よく書いたなぁ、と思ったら、あとがきに過去「山口組」の本を出して背中を刺されたことがあるとか・・・ こわいよ・・・

Posted byブクログ

2012/04/04

 半世紀にわたって,山口組や他の暴力団について取材し,書いてきた著者の集大成。…にしてはあっさり軽く読める本。ですます調だし。今や暴排条例で暴力団は青息吐息のようで,著者も自分の役割は終わったと感じている模様。  暴力団のビジネスモデルは,組から許されて代紋を使うことで(すなわち...

 半世紀にわたって,山口組や他の暴力団について取材し,書いてきた著者の集大成。…にしてはあっさり軽く読める本。ですます調だし。今や暴排条例で暴力団は青息吐息のようで,著者も自分の役割は終わったと感じている模様。  暴力団のビジネスモデルは,組から許されて代紋を使うことで(すなわち虎の威を借って),子分が自己の努力でシノギをするというもの。代紋使用料として上納金を納める関係が,何次にもわたって階層構造を作り上げている。フランチャイズチェーンのオーナー店長に似ている(p.74)。  伝統的なシノギの手口は,覚醒剤,恐喝,賭博,ノミ行為や管理売春だが,覚醒剤や売春は組として禁じているところも多いそうだ。バブル期には地上げや総会屋なども盛んだったが,今は見る影もない。社会からの圧力が強まり不況が続く中,シノギは厳しく,産廃処分や解体などで食っていくことも。  産廃処分などで彼らに競争力があるのは,違法行為も敢行するから。不法投棄を厭わなければコストを下げられる。警察も,「奴らも繰って行かなくてはならないから」ということで目こぼしするとか(p.63)。暴力団と警察の間にはある種の共生関係も。  ただやはり昨今暴力団は明らかに落ち目。末端組員の羽振りはまったくいいとは言えず,かつて人材供給源だった暴走族の少年から見ても魅力に欠ける。それに暴走族自体,規模が縮小している。不動産も借りられなくなるなど,暴力団は生活するなと言わんばかりの暴排条例が追い打ちをかける。  海外のマフィアと日本の暴力団の比較,暴力団とは異なり秘密性・匿名性を重視する「半グレ集団」などの分析も興味深い。反社会的集団の主力は,暴力団から「半グレ集団」に移ってきているようだ。暴力団の構成員と会う際の注意なども参考になる。要するに,毅然とした対応が肝心。

Posted byブクログ

2012/03/25

 とても分かりやすく、素人として理解しておいていい線を明確に示している。「指定暴力団」や「半グレ集団」といったニュースなどで聞かれる言葉の定義、組織の成り立ち、利益構造などは分かりやすくまとまっていた。特に「シノギ」と呼ばれる利益の出し方は面白かった。地下カジノってこんなに儲かる...

 とても分かりやすく、素人として理解しておいていい線を明確に示している。「指定暴力団」や「半グレ集団」といったニュースなどで聞かれる言葉の定義、組織の成り立ち、利益構造などは分かりやすくまとまっていた。特に「シノギ」と呼ばれる利益の出し方は面白かった。地下カジノってこんなに儲かるのかと思った。この本を読めば北野武の映画で描かれている世界が理解しやすくなるかも。  後半に書かれている、我々一般人がヤクザと出会った時の対処法はとても明確で実践的であるように思った。法律的にこうも追い詰められていたらヤクザもさぞやりにくかろうと同情もしたくなるがいなくなってくれるに越したことは無い。  様々なデータ、特に警視庁調べのデータが多く引用されていたが、2000年代にものもあったが80年代のデータも散見され、幾分情報の鮮度に疑問が残った。これは引用ミスと言うより警察などが調査を行っていない、もしくは出来ないといったことなのだろう。経済的に疲弊した2000年代と高度経済成長期やバブル期の暴力団では行う犯罪も違ってくると考えられるので、直近のデータが見たいところ。

Posted byブクログ

2012/03/19

暴力団とは衰退産業なんですね。 警察との癒着もたしかに、警察のある部署は暴力団がなくなると仕事がなくなる、なんてことから起こっている。 いずれにしても必要悪などではない、単なる悪で衰退することが必然でしょう。

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2012/03/18

2012/03/04-03/17 暴力団というとヤクザであり、「無法末の一生」が記憶に残っている。あんな元気のいい時代は、もうこないのだろうか。ツッパリやゴロツキは誰が面倒見てくれるのだろう。

Posted byブクログ

2012/03/12

漫画(島耕作とか)や映画の世界で何となくしか知らなかった暴力団の現状等が簡潔に解説されている。総務の仕事をしているので、彼らとのつきあい方(まだ会ったことないですが…)の参考にもなった。また読んでいて、今では全然割に合わない仕事だなあと、つくづく思ってしまった…。

Posted byブクログ

2012/03/11

どうやって稼いでいるのか、どのようなルールがあるのかなどが詳細にかつわかりやすい例が示されている。また、アメリカやイタリア、香港マフィアなども比較されている。一番気になったのは最後のほうに記載がある半グレというもの。これからもっと台頭されてくるのでしょう。

Posted byブクログ

2012/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ぼうりょくだん』だとカワウィーのですが、そう、これは『暴力団』です。ずっと気にはなっていたのでやっと読む事ができました。 著者は裏社会について詳しいノンフィクション作家。以前山口組の本を出版して背中を刺されてニュースになってましたね。さぞかし痛かった事でしょうね>< かなり詳しく893の世界を解説してくれてます。なるほどと思ったのが、893の出世の条件でして、現役さんの『バカか賢いか、どっちかでなかったら、絶対出世でけへん。』の一言。これってわれわれ実社会でも同じですね。なんでも中途半端なヤツっつーのは出世しないんですね、コレがw で、マフィアと893の違いも分かりましたし、893と警察の癒着。まあまあ、分かってましたが。 特に海老蔵さん事件で注目された『関東連合』の所謂『半グレ集団』ですか、まあ、暴対法に引っ掛からずに微妙なラインで稼いでらっしゃる美味い事やってるサークルです。こういう半グレ集団がこの先増えてくるのはいた仕方がない事らしいですね。みなさん気をつけましょう^^ 暴対法によって現実に893屋さんは減って行きます。そうなると地下に潜ってメキシコのような凶悪マフィアになるとか、893屋さんは必要悪なのでいなくなると逆に社会に悪影響を及ぼすとか云々言われてますが、筆者はこれについてキッパリ893屋さんはなくなってもよいと言いきっています。理由を読んだら納得です。また893に出合った時の対処法も軽く書いてあります。御参考までに。 まあ、893にビビったらかえって足元をすくわれます。でも、怖いですよね。そういう時は私がジャンピング土下座を伝授しますので、いつでも相談に来て下さい。多分骨までむしり取られます。お疲れです。 そうならないように、今から身体鍛えて、もっと躍動感のあるジャンピング土下座を披露できるようにがんばります!

Posted byブクログ