天地明察(一) の商品レビュー
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原作を読んだときの印象を全く壊していなくて、コミカライズとしてはすばらしい出来。 2012.8.23 第3巻読了。 2013.3.22 第4巻読了。 2013.9.21 第5巻読了。 2014.3.25 第6巻読了。原作にはないシーンまで描きこまれていることに、あとがきを読むまで気づかなんだ。それくらい、原作の世界観を損なうことなく表現しているということなんだろう。続きも楽しみ。 2014.11.1 第7巻読了。 2015.5.22 第8巻読了。ついに関さんが登場…!イメージ通りで感激。登場人物も歳を取ってきて円熟味を増してきました。あと1巻で完結だそう。最終刊が楽しみなような、終わって欲しくないような。 2015.12.22 第9巻読了。完結。原作の結末は秀逸だったけれど、漫画の終わり方もこれはこれで余韻があってすてき。最初から最後まで原作のイメージを壊さない、どころかより物語の良さが際立つ、素敵なコミカライズでした。
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冲方丁の原作をコミックスにしたもの。 このシーンをカットするのか……という部分がちょいちょいありましたが、概ね満足。 イメージよりも春海が優男だったのが驚き。最後まで漫画やってくれるといいなあ。
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画風がいい!こういう線の太いイラストは大好きだ。 冲方さん原作のコミカライズ 暦と算額と碁の話…らしい← 今のところ算額がメインで、暦がどう関わってくるのか謎な感じ。 ちょっと前に算額絵馬や遺題が絡んだ小説を読んだので なにか懐かしい気分。 (ちなみに『算数宇宙の冒険』) ...
画風がいい!こういう線の太いイラストは大好きだ。 冲方さん原作のコミカライズ 暦と算額と碁の話…らしい← 今のところ算額がメインで、暦がどう関わってくるのか謎な感じ。 ちょっと前に算額絵馬や遺題が絡んだ小説を読んだので なにか懐かしい気分。 (ちなみに『算数宇宙の冒険』) まだまだ物語がどう展開するのかわからない、ワクワクの始まり
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漫画の渋川春海はかわいくて、時々、漢前だ。 原作と少し違う話の運びになっている部分もあった……ような。これはこれですっきりしていて好きだな。
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冲方さん&天地明察好きが行き着いた先。 この描き手さんの絵が好きだったからってのもあるんだけど。 2巻目どうしようかなぁ。
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“亡き父の晩年に生まれ嫡男としてその名を継いでいるだけの私… 先に養子に入り実力者として評判高い義兄上… それ故公務での「安井算哲」と 義兄上を憚っての「保井算哲」を 時として使い分けるようになっていった… けれどもうひとつ 物心ついた頃ふっ…と心の片隅に生まれた大切な名が私には...
“亡き父の晩年に生まれ嫡男としてその名を継いでいるだけの私… 先に養子に入り実力者として評判高い義兄上… それ故公務での「安井算哲」と 義兄上を憚っての「保井算哲」を 時として使い分けるようになっていった… けれどもうひとつ 物心ついた頃ふっ…と心の片隅に生まれた大切な名が私にはある 碁を離れてこの名を使う時 束の間の自由が訪れる 「これは 渋川殿」”[P.28] 絵が上手い。 算術とか。結構面白かった。 気迫が伝わってくる感じ。 カバー下オマケ漫画の「マカロンは好きか」がじわじわくる。 Thanks to K.H. 20190713 再読 “恐らくは僅か九十匁程の重さ也—— それが掌で須ざまじい重さとなっていた… 「今年で二十二だと言っていたよ」 「"解答さん"は」 二十二——…同じ齢…… 同じ刻を生きて同じ時代に在って… 同じ処に居て…ッ 同じものを解いたのにッ 同じように解けたのにッ……!!! 何だこの感情はッ!!何だこの震えはッ!!!”[P.196]
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本屋でみかけて表紙買い。 原作が冲方 丁さんだし、表紙の絵柄も好きなので外れはなかろうと思いましたが、外れどころかむしろ大当たりでした。 世界観にぴったり寄り添うような風合いの絵柄が好感度絶大ですし、ところどころさしはさまれる登場人物の「独り言」がほっこりと面白いです。このあた...
本屋でみかけて表紙買い。 原作が冲方 丁さんだし、表紙の絵柄も好きなので外れはなかろうと思いましたが、外れどころかむしろ大当たりでした。 世界観にぴったり寄り添うような風合いの絵柄が好感度絶大ですし、ところどころさしはさまれる登場人物の「独り言」がほっこりと面白いです。このあたりは作画担当の槇 えびしさんの技量が素晴らしいですね。 ときどき宇宙感のある3Dっぽい空間の構図があるのですが、それが見事に和風の絵で表現されているのには惚れました。素晴らしい。 物語の続きが気になるのですが、原作を未読なので原作を読んでしまうとマンガのネタばれになるジレンマが…。 ある程度進んだら原作も読みたいです。積読決定。 それにしても、最近特にこういう日本“文化”のネタのマンガが素晴らしく粒ぞろいですね。少年・少女・青年問わず、昔から妖怪ものとかは多いと思いますが、文化に焦点を当てたものがとても面白いです。 少し前だと緋の纏、最近だとちはやふる、ましろのおと、ぴんとこな… これまでは少女漫画に多かった気もしますが(私が知らないだけかな)、少年向け青年向けでもどんどん出てほしいです。というか、すでに出ているなら凄く読みたいです(笑)
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ジャケ買いはあまりしない、小説原作の漫画ってあまり面白くないって自分の概念が覆されました。 漫画を読んで小説が原作だと知ってその日に買いにいきました。 1巻があまりにも面白くて続きが気になって気になって我慢が出来なくなってしまいました(苦笑) 今だと当たり前のように、計算の仕方が...
ジャケ買いはあまりしない、小説原作の漫画ってあまり面白くないって自分の概念が覆されました。 漫画を読んで小説が原作だと知ってその日に買いにいきました。 1巻があまりにも面白くて続きが気になって気になって我慢が出来なくなってしまいました(苦笑) 今だと当たり前のように、計算の仕方が教えられるけど何もないところから産み出す、答えを求めるってすごいことなんだと、また答えが「明察」だと確認するにも膨大な計算が必要なんだと衝撃でした。 電卓があってよかった、法則が産み出されていてよかった… 読み進めるうちに映画化もされることを知り、実在の人物の話だと知りました。 映画が待ち遠しい!
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まず、原作は読んでおりません。 それを前提に。 算術ってこんなに熱かったんですね。私は、数学は学生当時割りと好きな方でした。問題解くの楽しかった記憶ありますね。正答かどうかは別として。 兎に角、主人公の安井算哲こと渋川春海が算術大好きなのが伝わってきました。 碁打ちでありなが...
まず、原作は読んでおりません。 それを前提に。 算術ってこんなに熱かったんですね。私は、数学は学生当時割りと好きな方でした。問題解くの楽しかった記憶ありますね。正答かどうかは別として。 兎に角、主人公の安井算哲こと渋川春海が算術大好きなのが伝わってきました。 碁打ちでありながらも碁を打つよりも夢中になれるものに出会い、それによって自分自身に向き合うようになっていく姿は、こちらまでもその熱に感染しそうなほどでした。 特に、関という人物の影を見てからの展開はまるで格闘ものかと思うほどに熱く引き込まれました。 渋川が胸の内に己ですら、気づかずに秘めていた願望に触れたいまどのように生きて行くことになるのか楽しみでしかたありません。 後、表紙を取るとおまけまんががありますよ。
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