楊令伝(四) の商品レビュー
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あまりに大きさ戦の連続で狂気も少し孕んできているようにも感じた。三国志とはまた違う、男のロマンも多少ありつつも、人間一人一人の本質が剥き出しになっている。それは宗教vs国家というあり様だけではない。どの戦場も、水滸伝での過去の戦とはまた違うものを秘めている様に感じる。思っていた以上に盤面が動くのは面白い。今後も楽しみ
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方臘の軍が童貫と本格的にぶつかり始めた。 北では青蓮寺により耶律淳が暗殺され、燕国家の成立が危うくなった。 梁山泊軍は花飛燐が育ちつつあった。
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4.1 楊令伝は梁山泊側以外にも魅力的な人物が多い。 燕京の三武将カッコ良かったな〜〜。キングダムっぽいね。
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宋が抱えた南北の大戦が動く動く。 童貫対方臘戦はどこかで器のぶつかり合いになってて、それがワクワクする、男として。
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水滸伝に引き続き、一気読み。 単なる国をかけた闘争を描くだけでなく、『志』という不確かなものに戸惑いつつも、前進する男たちの生きざまが面白い。壮大なストーリー展開の中で、たくさんの登場人物が出てくるが、それぞれが個性的で魅力的。よくもまー、これだけの人間それぞれにキャラを立たせられな。そして、そんな魅力的で思い入れもあるキャラが、次から次へと惜しげもなく死んでいくのが、なんとも切ない。最後の幕切れは、ウワーーっとなったし、物流による国の支配がどうなるのか気になってしょうがない。次の岳飛伝も読まないことには気が済まない。まんまと北方ワールドにどっぷりはまっちまいました。
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うーん。 あまり熱は感じなかったな。 水滸伝の、梁山泊を造り上げて、守り抜こうと闘う漢たちの熱さは、楊令伝には感じられない。 宋という国の在り方からはみ出した漢たちが、自分で感じ、考えて行動していたのに対して、今の梁山泊は楊令を中心とした第一世代がすでにひとつの在り方として、...
うーん。 あまり熱は感じなかったな。 水滸伝の、梁山泊を造り上げて、守り抜こうと闘う漢たちの熱さは、楊令伝には感じられない。 宋という国の在り方からはみ出した漢たちが、自分で感じ、考えて行動していたのに対して、今の梁山泊は楊令を中心とした第一世代がすでにひとつの在り方として、型になってしまっているような気がする。 せっかく第二世代が育ってきているのに(楊令だって第二世代と言えばそうだが)、即戦力としれ育てるばかりで、育てる側の懐の深さが見えてこない。 だから第二世代は能力が高いのに、みんないい子。 器からはみ出すような子はいない。(今のところ) 公孫勝に至っては、老いたのか?ってくらい覇気がなく内省的。 しょっちゅう林冲に突っかかっては仲良く喧嘩していたのは、はるか遠くになってしまったんだなあ。 王母の死を知った鮑旭(ほうきょく)の静かな号泣(言葉の使い方として間違っているのは重々承知していますが、そうとしか表現のできない鮑旭の悲しみ方)が唯一、感情を揺さぶられたところ。 楊令に足りないのは、迸るなにかだな。
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さらに激しさを増し、消耗戦の様相を呈してきた江南の争乱。方朧の人の域を超えたカリスマ性に導かれた信徒の群れが大地を埋め尽くす。 対する童貫は悲壮な覚悟を胸に殺戮を実施する。 対梁山泊戦とはまったく異なる凄味と不気味さが支配するこの戦いはどうゆう結末を迎えるのか? 方朧の軍師として...
さらに激しさを増し、消耗戦の様相を呈してきた江南の争乱。方朧の人の域を超えたカリスマ性に導かれた信徒の群れが大地を埋め尽くす。 対する童貫は悲壮な覚悟を胸に殺戮を実施する。 対梁山泊戦とはまったく異なる凄味と不気味さが支配するこの戦いはどうゆう結末を迎えるのか? 方朧の軍師としての呉用の決断は? そして王母の死を痛む子午山メンバーのシーンは涙もの。大きな優しさに包まれ悲しみや痛みを癒し成長していった若者たちのそれぞれのエピソードを思い出すとグッと来る。
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●1回目 2008.1.27 店頭にでたばかりの本。 しかし、こうして細切れで読んでしまうと、登場人物が誰が誰やらさっぱりわからん。 とくに第二世代の名前と顔が一致しない。 とはいえ、花飛麟がだんだん良い漢になってきた。 ●2回目 2015.2.1 南では禁軍総帥童貫...
●1回目 2008.1.27 店頭にでたばかりの本。 しかし、こうして細切れで読んでしまうと、登場人物が誰が誰やらさっぱりわからん。 とくに第二世代の名前と顔が一致しない。 とはいえ、花飛麟がだんだん良い漢になってきた。 ●2回目 2015.2.1 南では禁軍総帥童貫対方臘・呉用の対決。 北では禁軍序列第二位の趙安と戦う、蕭珪材・耶律披機・耶律大石の燕雲十六州トリオが渋い。 とくに蕭珪材の今後の活躍に期待。 一方、唐昇・許貫忠のはぐれ宋軍コンビは、いまだにパッとせず。
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禁軍の北と南の戦いが本格的にスタート! 南は安定感抜群の童貫元帥! 方臘率いる百万の信徒による度人に対して懐かしい戦法が炸裂! それと呉用!?どうすんの!? 方臘が食べている生肉は本当に羊の肉なのでしょうか?なんか想像すると気持ち悪くなります。 北の趙安率いる禁軍からは軍略上...
禁軍の北と南の戦いが本格的にスタート! 南は安定感抜群の童貫元帥! 方臘率いる百万の信徒による度人に対して懐かしい戦法が炸裂! それと呉用!?どうすんの!? 方臘が食べている生肉は本当に羊の肉なのでしょうか?なんか想像すると気持ち悪くなります。 北の趙安率いる禁軍からは軍略上は問題ないのですが、色んな謀略が渦巻きます。 謀略に巻き込まれて趙安の大敗なんて事もあり得るのでしょうか?ちょっと不安です。 梁山泊は花飛麟が急成長!彼の活躍する場面多数です。 史進をはじめとする王進の門下生達が一堂に会する場面があります。なんか皆んな立派になったなぁと思わされます。 次作では北と南の戦がどの様に決着するのか? 楽しみです。
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本格的な戦闘が始まりました。 北と南では異なる戦闘形態。 宋禁軍は、のちにぶつかることになる梁山泊戦への向けての前哨戦か…。
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