美しく怒れ の商品レビュー
ベルトコンベアーの上で誰もが踊っている、これが近代、英雄不在。しかし、問題はこの世界に何の爪痕も残せないという惰性的な虚しさを感じていることである。しかし、もし世界が変えられないなら、返ることの出来るものがある。それは自分自身である。自分というミクロ宇宙。こういう時に我々は自分自...
ベルトコンベアーの上で誰もが踊っている、これが近代、英雄不在。しかし、問題はこの世界に何の爪痕も残せないという惰性的な虚しさを感じていることである。しかし、もし世界が変えられないなら、返ることの出来るものがある。それは自分自身である。自分というミクロ宇宙。こういう時に我々は自分自身を宇宙として、猛烈に彩られなければならない。たとえ自分自身がささやかでも生きる喜びは世界をおおう。そのためには、自分を、瞬間瞬間に分断し、切り捨てていくことだ。その切り口から彩りが生まれる。今日もし多くの人が誠実に、勇気をもって、そして平気で、己を変えていったのならば、絶望的と言われた世界の状況、非人間的なシステムも変え得ると思う。ところで、自分を切断し、変えるとは、言いかえれば、瞬間瞬間に自分を殺すことと言ってもいい。殺して、再生する。ちょうど季節の周期が、春夏秋冬と終結しながら再生するように、人間個個も、日に日に新しく生まれ変わるのだ。昨日の己にこだわることなく、あしたの不安におびえず、現在にこそ新鮮に輝く。
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岡本太郎らしい一冊だが、岡本太郎的なエッセンスは「毒を持て」「盾をつけ」「孤独を抱け」の3部作の方が綺麗に纏まっていて網羅性もある。
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岡本太郎が当時 憤っていたことは、今も全く改善されちゃいないって感じたなあ、、でもまあ人間だから 仕方ないのかも、、、だからこそ、この人の考え方は、今も持ち続けて美しく怒っていかないとな、、
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太陽の塔の内部が公開されたことを キッカケに読んでみた。 とても純粋な人だったのだと思う。 「怒られる」と見たら「おこられる」と 読むのが一般的だろうが、 この作品では「いかられる」という体験を することができるような気がした。 純粋に本能的に衝動的に爆発的に生きることが美しいと...
太陽の塔の内部が公開されたことを キッカケに読んでみた。 とても純粋な人だったのだと思う。 「怒られる」と見たら「おこられる」と 読むのが一般的だろうが、 この作品では「いかられる」という体験を することができるような気がした。 純粋に本能的に衝動的に爆発的に生きることが美しいと 言ってくれているように感じた。
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vol.198 欺瞞を見抜くために必要な眼とは?「肩書きは人間」と言い張った巨人の言葉。http://www.shirayu.com/letter/2013/000400.html
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芸術は爆発だ、で有名な岡本太郎の内面が知りたくて読んだ。 怒りこそ人間社会を作るエネルギーになる、というのが彼の主張である。 彼の内面描写は理想主義であり、反現代社会を感じさせる。 例えば改札は人間を信用していないからなくせ、俺は通りたくないという。なぜ改札をするのかと言う。彼の...
芸術は爆発だ、で有名な岡本太郎の内面が知りたくて読んだ。 怒りこそ人間社会を作るエネルギーになる、というのが彼の主張である。 彼の内面描写は理想主義であり、反現代社会を感じさせる。 例えば改札は人間を信用していないからなくせ、俺は通りたくないという。なぜ改札をするのかと言う。彼のように考える人がいるから改札があるのだ。お金などはらわずに乗りたいと考える人がいるから改札があるのだ、鉄道会社にも人や機械でコストがかる。自分が芸術作品を依頼されたら彼はお金をもらわないというのか?矛盾にあふれた理想を描くのである。 そして現代社会の否定である。彼は日本らしさを愛しているらしい。縄文文化にそれが現れているという。しかし彼が嫌う現代社会も結局は日本文化なのである。過去の先人たちが試行錯誤して作り上げた文化なのである。彼の主張は日本文化の名を借りた、自分が気に入らないものの否定にすぎない。 もちろん彼の主張は矛盾ばかりだ。だけど彼にとってはその主張が正しいかどうかは問題ない。 彼が目指す理想と現実にギャップがあり、それをなんとかしたいという想いこそが作品を生み出すエネルギーとなり、岡本太郎という芸術家を作っている。それでいいのだとも思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「芸術は爆発だ」や太陽の塔で有名な芸術家、岡本太郎の著作だ。これは、彼の行動原理とも言える、憤りについて述べた本だ。憤りは、世界をこの眼で見抜きたいという情熱が激しく噴出するときに、生まれるという。彼が怒る対象は様々だ。現代の日本人あり方、青春時代のあり方、子供への向き合い方、人生への向き合い方。誰しも経験する日常的な経験に存在する矛盾を、鋭い感性で嗅ぎ取り、言語化する。美しさという真理を求め続ける芸術家だからこそ見える、新しい日常のあり方が提起されている。 この本で言われている骨子は、日本人は自分の人生を生きていない、ということだ。言いたいことを言わない。危険を避ける。年寄りは青春時代をやっかみ、若者は青春を手放す。子供と向き合おうとしない。型にはめることで大人びた子供を作ろうとする。人生に対して無条件、無目的的になにかをかけようという意志がない。日本社会で個人の色を出して生きようとするのは難しい。何かしらのぶつかりや束縛がある。時には自分を殺して、規則に従わないといけないこともある。しかし、それでもいいんだと開き直るのが岡本太郎の生き方だ。それに従いつつも服従はしない。目の前にあることを通りすぎず、怒る。その日常の怒りを普遍的な思想にまでつなげる。そして、笑う。それが自分を開くということなのだろう。怒ると美しさは矛盾しないのだ。 ところで、岡本太郎の青山にあるアトリエで、梵鐘をならした。ぶわわーんという、悲しげであるともに生きる喜びを感じさせる、生命の震えといも言える音だった。女の子が二人庭にいた。音ならしていいんだ、と驚いていた。鐘はならすためにあるんだろうと、当然のように思った。人に言われないと気がつかないなんて、生きることに対して怠惰だ。ただ、自身の普段の生活で、このように衝動に身を任せ命の音を鳴らせているかと問われれば、不明だ。踏み出すのは怖い。その怖さがベールをし、踏み出せることすら気がつかないことも多々だ。しかし、人生には純粋な心を持ってことにあたれる瞬間もあるわけだ。鐘を鳴らしたらどんな音が鳴るのだろうか?という衝動があり、鳴らした音の響きに感動する。自分を投げ出し、情熱を噴出させる。この鐘の音を鳴らすように、常に生きていければいい。
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今一番の愛読書。自分の心の中でいやったらしい考えが浮かんだ時に読んだら目が覚める。彼のような生き方をすることは、確かにこの現代社会では困難だ。しかし、この本を読むか読まないかで、人としての根っこの部分はかなり変わってくるだろう。
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生きること。人間であること。突き詰めると衝突や憤りを随所に感じるべき活動であると思う。 その衝突や憤りを乗り越えるからこそ、乗り越えるときに莫大なエネルギーが生まれ、美しい。 形式主義的、権威主義的な現代の無個性を痛烈に批判し、本能を目覚めさせる一冊。
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岡本太郎さんの本を読むのはこれが二回目。 内容は『自分の中に毒を持て』と似ているように感じた 現代社会と現代日本人の生き方に喝を入れるような内容になっている この本を読んで思ったのは岡本太郎さんは芸術家としてだけでなく、博学で、社会を見つめる“人”としてもスゴイ力を持っていると感...
岡本太郎さんの本を読むのはこれが二回目。 内容は『自分の中に毒を持て』と似ているように感じた 現代社会と現代日本人の生き方に喝を入れるような内容になっている この本を読んで思ったのは岡本太郎さんは芸術家としてだけでなく、博学で、社会を見つめる“人”としてもスゴイ力を持っていると感じた。 岡本太郎さんが職業(肩書きだったかな)は何ですか?と質問されて「人間です」と答えていて、私ははっきりと「人間です」と言えるほど日々を考えて、真剣に向き合っているのかと考えてしまった。
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