日暮らし 新装版(下) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やっぱり宮部さんの時代物好きだなあ。 人の温かさとか感じられて。でもそれと反対に恐ろしさもあって。 実は前作であるぼんくらの内容をだいぶ忘れていて読んでしまったのですが、それでも何とかなった。弓之助とおでこのコンビはかわいいし、平四郎は相変わらずだけどまあ、よい人だ。血生臭い事件でも、じんわり胸があたたかくなったよ。
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事件の影に「湊屋」あり。 今回もまた「湊屋」の忌まわしい過去が事件の発端か…… と思うと意外な結末。 だんだん夫婦らしくなっていく左吉とお恵。 少年と大人の間で心が揺れ動く弓之助に「おでこ」こと三太郎。 仕事のパートナーを得て仕出屋を始めたお徳。 みんなそれぞれ悩み、立ち止まり...
事件の影に「湊屋」あり。 今回もまた「湊屋」の忌まわしい過去が事件の発端か…… と思うと意外な結末。 だんだん夫婦らしくなっていく左吉とお恵。 少年と大人の間で心が揺れ動く弓之助に「おでこ」こと三太郎。 仕事のパートナーを得て仕出屋を始めたお徳。 みんなそれぞれ悩み、立ち止まり、そして前を向いて歩き出す。 めでたく祝言をあげた幸せいっぱいのおとよ。 出生の秘密、自分の居場所を探す宗一郎。 もと鉄瓶長屋の差配人の久兵衛。 なんと愛すべき・見守るべき登場人物の多いことか。 事件の謎解きもさることながらこの物語のおもしろいところは、たくさんの個性あふれる登場人物の魅力である。
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最後はちょっと予想外。ミステリーとしてもすごく楽しめたし、個性豊かな登場人物が魅力的です。人情的な場面も読んでいて心地いいです。時代物ならではという感じ。村上豊さんの絵が良く合う。
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たくさんの人を傷つけてきた湊屋の謎がまた一つあばかれて終わったのかなと思いました。殺意をもたれたときには命が繋がって思いがけないきっかけで命を落とす運命というには寂しいですね。 今回また少し成長した弓之助が見れたことが楽しかったです。
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短編を繋ぎ合わせたかのように構成した 巧みな伏線の数々・・・ 作者の筆力の高さを改めて感じたが ストーリー的には今一歩・・・ もし,前作「ぼんくら」を読んでなかったら 自作に手を出すことはなかったのかも・・・ 前作があってこそ生きて次につながる作品だと思う
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新作『おまえさん』を読む前に再読しようと、図書館で予約していたのに、先に『おまえさん』の方が届いてしまったうえに、図書館が年に一度の長期休館に入ってしまい……どうしようか悩んだけど結局やっぱり再読しておきたいので新装版を買いました。 買って読んで良かった。心の描き方がほんと天下一...
新作『おまえさん』を読む前に再読しようと、図書館で予約していたのに、先に『おまえさん』の方が届いてしまったうえに、図書館が年に一度の長期休館に入ってしまい……どうしようか悩んだけど結局やっぱり再読しておきたいので新装版を買いました。 買って読んで良かった。心の描き方がほんと天下一品!
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