アインシュタイン論文選 の商品レビュー
科学史家やその分野の専門家でもない限り、著名な科学者のオリジナルの論文を読むことはないと思う。そもそも市井の民には、それがなかなか手に入らない。その意味では、アインシュタインは別格だ。 この本は、アインシュタインの奇跡の年といわれている1905年に書いた五つの論文の訳と解説である...
科学史家やその分野の専門家でもない限り、著名な科学者のオリジナルの論文を読むことはないと思う。そもそも市井の民には、それがなかなか手に入らない。その意味では、アインシュタインは別格だ。 この本は、アインシュタインの奇跡の年といわれている1905年に書いた五つの論文の訳と解説である。ペンローズ(2020年ノーベル物理学賞、不可能図形でも有名)の序文とアインシュタイン論文全集の編集者でもあるスタチェルの解説がついている。この解説を読むだけでも、アインシュタインの業績や人となりを知ることができる。 五つの論文は、学位論文(ほとんど同じものが、ジャーナルに投稿されている)とブラウン運動の論文、(特殊)相対性理論の論文が2編、光量子説の論文である。多分、物理学に与えた影響は光量子説の論文が一番で、ノーベル賞に繋がった。細かいことは理解できなくても、こうやって画期的な知見が得られたのだ、ということが分かって満足。 訳者の青木さんは、理論物理学で学位を取った方なので、安心して読んだ。訳者注も付けてくれている。それぞれの論文にも、解説がつけられている。これは、勉強になる。
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《目次》 I アインシュタインの学位論文 論文1 分子の大きさを求める新手法 II ブラウン運動への取り組み 論文2 熱の分子運動論から要請される、静止液体中に浮かぶ小さな粒子の運動について III 相対性理論への取り組み 論文3 運動物体の電気力学 論文4 物体の慣...
《目次》 I アインシュタインの学位論文 論文1 分子の大きさを求める新手法 II ブラウン運動への取り組み 論文2 熱の分子運動論から要請される、静止液体中に浮かぶ小さな粒子の運動について III 相対性理論への取り組み 論文3 運動物体の電気力学 論文4 物体の慣性は、その物体に含まれるエネルギーに依存するか IV 量子仮説に関する初期の仕事 論文5 光の生成と変換に関する、ひとつの発見法的観点について
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