星河万山霊草紙(1) の商品レビュー
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「木霊(こだま)」と呼ばれる木の精霊が人に嫁ぎ、その子孫には植物を「起こす」力がある・・・それが当然の事実として受け入れられている星河町では、町の人間は皆木霊の子孫。だが人に混じった木霊達も寿命を迎えていき、今は樹齢1200年のケヤキの精、 ほおずき をただ一人残すのみ。通常は夫が寿命を迎えれば、嫁いだ木霊もやがて消えるのだが、ほおずきの夫 天馬 は海で消息を断ち、今も帰りを待つ彼女は生き続けている。もう130年も。 ほおずきの直系の子孫 一歩は 「起こし」の力も持たず 勉強もできない問題児だが、五代前の先祖であるほおずきに幼少時命を救われ、冗談にまぎらせながらも強い思慕の気持ちを持ち続けている。 だがほおずきは帰らぬ人を待ち続ける事に疲れたのか、次第に力も弱まり、口数も少なくなっていく。そしてある日・・・ 「木霊」の存在が前提のファンタジー。作画がきれいで、凛としたほおずきは美しい。厳密に考えるとタブーな話でもあるが 上品で魅力的な作品に仕上がっている。1巻のラストで急展開があり、期待を持たせつつ2巻に続く。
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[漫画] 星河万山霊草紙 1巻 http://orecen.com/manga/hosikawayorozu01/
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人間と樹木(木霊)が共生する星河のまち。ファンタジックな世界観がよかった。3年後、一歩とほおずきの関係がどう変化したのかが楽しみ。
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ジャケ買いで久々の当たり。 木霊が人に恋し嫁ぐ村という設定がいい。異種婚姻譚ではあるけれど、物語の世界ではそれは決して異常事態ではなく、珍しいけれどしばしばあることと、として受け入れられている。人と木霊との間の子孫が持つささやかな能力も差別の対象ではなく、ちょっと便利な能力程度...
ジャケ買いで久々の当たり。 木霊が人に恋し嫁ぐ村という設定がいい。異種婚姻譚ではあるけれど、物語の世界ではそれは決して異常事態ではなく、珍しいけれどしばしばあることと、として受け入れられている。人と木霊との間の子孫が持つささやかな能力も差別の対象ではなく、ちょっと便利な能力程度の認識でしかない。でも、自然と人間の共存というものともちょっと違う。この微妙な距離の掴み方が非常にいい効果を出している。 物語は、100年以上夫を待ち続ける木霊の”ほおずき”と、その5代先の子孫とを中心に進んでいく。第1巻はラストで唐突に3年の歳月が流れて終わる。第2巻がどういう展開になるのかかなり楽しみです。
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いい雰囲気。 やりようによっては胸をしめつけられるような設定や展開だと思うけど、キャラがイキイキしてるので、そればっかりに感じず読めてよかった。 それにしても、ましろちゃん、麿眉かわいーなーw
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ケヤキの精である木霊・ほおずきと、その子孫でほおずきが大好きな少年・一歩の物語。最後のページで一気に月日が進んでいて、成長した一歩とほおずきの関係がどうなるのか、次の展開が気になります。いろいろなヒトと人外の思いが、それぞれとても切ない。
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鈴木さんの描く男の子は優しくて芯が強いので 読んでいて、こんな男子いいよなぁ…とため息が出てしまいます。 続きものなので楽しみです!
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木の精霊(木霊)とともに生きてきた町の人たちとその家族のお話。鈴木さんは犬と会話できる子どもとかそーゆー話が好きなのね。私も好きだけど。所々シリアスになりすぎないようにギャグをいれたり読みやすい本です。二巻からお話が動きだすのかな?楽しみです(*≧∀≦*)
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ラストでえらいビックリした。この話は私の想像を超えているなぁ。次巻がひどく楽しみ。いや、楽しみというかざわざわする。早くラストまで見たい。
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木霊のほおずき。町全体に愛されている彼女とその子孫である少年・一歩の物語。直系だが木霊の力は受け継がなかった一歩はほおずきのことを結婚したい程大好きで…。行方不明になってしまった夫を待ち続けるほおずき。一歩を好きな女の子。ひねくれたクラスメイトwまっすぐな一歩はどう成長して行くの...
木霊のほおずき。町全体に愛されている彼女とその子孫である少年・一歩の物語。直系だが木霊の力は受け継がなかった一歩はほおずきのことを結婚したい程大好きで…。行方不明になってしまった夫を待ち続けるほおずき。一歩を好きな女の子。ひねくれたクラスメイトwまっすぐな一歩はどう成長して行くのか。続刊が楽しみである。
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