ローマ帽子の謎 新訳版 の商品レビュー
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ヒントはあらゆる所にあるのに絶対に自分では解けないのがエラリークイーンの作品な気がする。 最後の解決の仕方がリアルっちゃリアルでそうやって物証あげるの!?ってビックリした。意外とシンプルでミステリーだとあまり見ない気がした。 帽子のなかに書類を隠してたっていうトリックは本当にできるのか、どのくらいの量を隠せるのかっていうところがとても気になった笑そもそも、正装する時は必ずシルクハットとかの帽子をかぶるというところには時代を感じた。当時の人には自然なことだったのかな…?犯人の動機も現代で考えるとそこまでする?っていうものだけど、当時はとても重要な問題だったんだろうな、と当時の社会も考えさせられた。 エラリークイーンの描く人物は他の推理小説よりも皆人間味が強くて好き。
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エラリー・クイーンのデビュー作であり、国名シリーズの一作。 警視の息子という立場で推理に加わるエラリーと その父リチャードの捜査で事件が進む。 劇場で上演中に突如発生した殺人事件。 彼が身に着けていたシルクハットが無くなっていることに気づいた小説家エラリーは、 これを事件の大き...
エラリー・クイーンのデビュー作であり、国名シリーズの一作。 警視の息子という立場で推理に加わるエラリーと その父リチャードの捜査で事件が進む。 劇場で上演中に突如発生した殺人事件。 彼が身に着けていたシルクハットが無くなっていることに気づいた小説家エラリーは、 これを事件の大きな要素だと重要視する。 劇場の詳細な見取り図、たくさんの証人、細かな聞き取り、現場調査。 しっかりとした王道推理小説で、 論理的に読者へのヒント、手がかりを提示している。 国名シリーズは、謎解きの前に「読者への挑戦」というコーナーがあり、 きちんと読んでいれば犯人が分かるはず、 というエラリーからの問いかけがある意欲的な作り。 ある種の緊張感が漂うシステムなのです。 二十年ぶりくらいに再読したので、すべてが朧気。 しかし、今読んでみると、アメリカ禁酒法時代のすさんだ雰囲気がとても印象的。 アルコールの味が多少おかしくとも、ヤミ酒に慣れた人間なら そのまま飲んでしまうという今作の殺害方法になんら違和感がない状況。 そして動機の悲しいこと。
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今年から読み始めたエラリー・クイーン作品の3冊目。古い作品を読むのにも慣れてきたかも。 王道に少しづつ謎が解けていくのが楽しかった。 最後の方でちょっと置いてけぼりにされた感もあるけど… 次は、国名シリーズの傑作ってよく聞く『ギリシア』と『エジプト』を読もうかなぁ〜
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『アガサ・クリスティー読み直しキャンペーン』改め『海外古典ミステリー読み直しキャンペーン』の第五弾です!(たぶん)クリスティーに限らず広く読み直して行こうということでキャンペーンの内容を変更することにしました!どうでもいいですかそうですか これは全くの自慢ですが大々的なキャンペー...
『アガサ・クリスティー読み直しキャンペーン』改め『海外古典ミステリー読み直しキャンペーン』の第五弾です!(たぶん)クリスティーに限らず広く読み直して行こうということでキャンペーンの内容を変更することにしました!どうでもいいですかそうですか これは全くの自慢ですが大々的なキャンペーンを張れるくらい海外古典ミステリーは読み尽くしておりますのでご心配無用です心配してないですかそうですか そして全く自慢できませんがそのほとんどの内容を忘れてますのでご心配無用です心配してないですかそうですか さて前置きはこのくらいにして、アガサに続いて手に取ったのはもちろんエラリー・クイーンですよ!そりゃあそうでしょうよ!『Xの悲劇』と迷いましたが、まあデビュー作ということと名探偵エラリー・クイーンが登場するこちらを先に読みました スマートなという表現がぴったりなエラリー・クイーンですが、それは容姿や立ち振る舞いだけでなく、その論理的な思考方法にもよく表れていて、無駄のない推理が読者を唸らせます しかし多くの読者が一番本作に惹きつけられるのは「ローマ関係ないやん!」というところじゃないでしょうか(絶対違う) そしてエラリー・クイーンと言えばなんと言っても〈読者への挑戦状〉ですよね(本作では章題がちょっと変わっているんですが、そんなところでオリジナリティ出すな!と言いたい) ただ実は私、「推理しない読者」なんですよね、これは積極的にはという意味でということで、なんとなくこの人かなぁ?って思ったりはしますよ でも自分から犯人はこいつだ!って特定しようとして考えを巡らせたりはしないんです だって推理は読者じゃなくて探偵の仕事でしょ? よって自分にとって〈読者への挑戦状〉は、単に舞台が暗転した程度のことでしかありません もちろんこの暗転は演出効果としてたいへんすんばらしいのですが 「推理小説」と「探偵小説」は本来同義なんですが、自分はこれを読者の側の気構えによって使い分けることを提唱します 自ら推理をしたい、犯人を見つけてやるぞ!トリックを暴いてやるぞ!という気構えの人は「推理小説」、超人的な推理力をもち常に読者の先を行く名探偵たちの活躍を楽しみたい!驚かせてほしい!って読者は「探偵小説」 どうですか?(どうもこうも) このすんばらしいミステリーをなんと呼ぶかでその人の立ち位置が明確になるって寸法です もちろん自分にとってこの『ローマ帽子の謎』は「探偵小説」の名作中の名作なのです
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エラリー・クイーンのデビュー作。 クイーン作品を読むのは初。昔に書かれた作品ではあるが、さほど時代を感じさせず、また、非常に理路整然と書かれていて、まさに本格ミステリーという作品であった。タイトルがちゃんとミステリーの鍵となっている点も中々。 また、過去にヴァン・ダインやアランポ...
エラリー・クイーンのデビュー作。 クイーン作品を読むのは初。昔に書かれた作品ではあるが、さほど時代を感じさせず、また、非常に理路整然と書かれていて、まさに本格ミステリーという作品であった。タイトルがちゃんとミステリーの鍵となっている点も中々。 また、過去にヴァン・ダインやアランポーの作品を読んだことがあるのだが、トリック然り登場人物の設定然り、かなりこれらの作品から強い影響を受けているな、とも思った。本作が気に入った方は、これらの作者の作品を読んでみても良いのかもしれない。
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エラリークイーンのデビュー作として有名な本作。誰が犯行に及んだか。いわゆるフーダニットが読み手に突きつけられ、推理をきいて、なるほどなぁと感心させられた。これをきっかけに国名シリーズの他の作品も読んでみたいと思った。
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少し古い時代のお話かつ海外ということもあり なかなかピンと来ない事も多くて 読むのに時間がかかりました。 読者に推理させるようにしているためか 描写が細かく、 まるで戯曲を読んでいるみたいな気になりました。 そのせいか映像で見たら面白そうだな と、思いました。
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エラリー・クイーンは、まだ2冊目。 シルクハットが主要な論点になるというのは、時代を感じる。 捜査と推理を重ねる推理小説の王道。 旧訳だったためか、非常に読みにくかったのが難点。あまりに直訳過ぎて意味不明と思われる個所もあって残念だった。
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初の国名シリーズ。 まず、最初に長い登場人物目録を見て不安になったが、読んでみると名前を覚えられないということはなく、文章も読みやすく、現代的すぎず、適度に古さが感じられる訳も良い。 有栖川さんのクイーン愛が感じられる解説も面白かった。 そして肝心の内容はというと、大勢の観客がいる劇場の中で、犯人を見事に一人に絞る論理は圧巻。 "帽子がどこに消えたのか"という謎の答えに、見事に盲点を突かれたのが悔しい。 だが、「役者の中でシルクハットをして帰ったのがバリーだけ」なんて情報あったか?と思い読み返してみると、 「もう全員、外に出ていますーー天井桟敷の客も、従業員も、出演者も...役者ってのは不思議な生き物ですね。ひと晩じゅう、神を演じていても、突然、街ゆく人と変わらない、ありふれた普段着の姿になりさがり、(略) それはともかく、ヴェリーがオフィスから出てきた五人の身体検査をしましたよ。いや、すばらしい取り巻きを持ってますね、あのご婦人は」 と、エラリーが言っている。少々アンフェアに見えないこともないが、これは手がかりを何の変哲もない台詞に紛れ込ませる手腕を賞賛するべきだろう。 ただ、惜しむらくは、"帽子はどこに消えたか"という謎以外でも、もう一つぐらい華麗なロジックが欲しかったかな、というところ。 とはいえ、期待には十分に応えてくれた。 今後の国名シリーズへの期待が高まる。
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ストーリーに時代の古さを感じても十分に面白かった。 正統派とはこういうものではなかろうかと思う。 犯人がわかった瞬間はわかったのだが、誰かは論理的に推理できなかった。 当時4人しかわからなかったというから、私などにわかるわけもなく。 #読了 #エラリー・クイーン
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