柿のへた の商品レビュー
四つの星を付けようかと思ったくらい楽しく読めた。感動ではないが非常によい娯楽読み物です。同心といっても刀はからきしだめな幕府所領の薬草栽培園に勤める武士とそこの責任者の武家の娘、また底に出入りする商売人などなどまず人物設定が楽しい。短編集だがそれぞれのお話がユーモアにあふれ、ふっ...
四つの星を付けようかと思ったくらい楽しく読めた。感動ではないが非常によい娯楽読み物です。同心といっても刀はからきしだめな幕府所領の薬草栽培園に勤める武士とそこの責任者の武家の娘、また底に出入りする商売人などなどまず人物設定が楽しい。短編集だがそれぞれのお話がユーモアにあふれ、ふっと微笑む事ができる作品でした。
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御薬園同心 水上草介こと水草が 日常の事件を解決していく、(本人の意志に関係なく、半ば強引に…) サラッと読め、ほんわかする話。 少し前に小石川養生所の話を読んだので、御薬園との関係が分かりやすくて良かった。 千歳との関係をみると、続編ありかな?
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小石川御薬園に勤める御薬園同心「水上草介」、植物好きの彼のあだ名は「水草」…植物と効用を扱った短編集。爽やかな終わり方と剣術道場に通う千歳さんとの仲も気になるので、続編あるのかな。
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薬草の栽培管理に携わる御薬園同心の通称水草さんが 身近な問題をさりげなく解決する。 まさに草食系男子の正しいあり方。 【図書館・初読・5/13読了】
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医療に心を尽くすいい人だが、頼りない同心草介。 その傍にはいつも活発女子の千歳がいる。 とてもわかりやすい組み合わせ。 薬草に強くなれる本。
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おもしろかった。 表紙の色が綺麗。 お薬園同心ってなんだろな、と思い手にとる。 短編がいくつか。 草介ののーんびりした感じと、御薬園の緑の感じと、 ほんわりとして、いろいろ事件はあるのだけれど、 ほうほうという感じで解決。 小早川療養所、とかはよく聞くよなあ、時代劇とかにもでてくる気がする。 薬園の中で、様々な植物に目をむけ、丹精こめて育て、 周りの人たちのことも想い、生きる。 うん、草介のありようはとても素敵だと思う。 千歳さんはかわいらしい。 題名にもなった柿のへた、の話が好き。
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なんか女性視点な話だなあ・・・と。もっというと「いかにも女性の作家が書いた」って小説だなあと思いました。 主人公がいかにもなよなよっとした感じで「女性が描く男性主人公」のテンプレートのような。「男性作家が描いた都合のいい女性像」の反対みたいな印象。 時代考証とかはどうなんでしょ...
なんか女性視点な話だなあ・・・と。もっというと「いかにも女性の作家が書いた」って小説だなあと思いました。 主人公がいかにもなよなよっとした感じで「女性が描く男性主人公」のテンプレートのような。「男性作家が描いた都合のいい女性像」の反対みたいな印象。 時代考証とかはどうなんでしょうね?ヒロインの千歳さんのような人っていたんでしょうかね?御薬園ってのも実際にはどんな感じだったんだろう?ホントにこんなんだったんだろうか?と思ってしまいました。
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生薬やその原料の植物を管理する「御薬園」で働く水上草介を主人公とする、ほのぼの「日常の謎」系時代小説。 毎回の植物の知識が面白く、とてもさらっと楽しめた。変わらなそうで変わりそうな剣術娘の千歳との関係も気になるところ。
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剣戟があるわけでもなく、主人公が大活躍するわけでもなく おおらかな文章にのほほんと読むことができる ほっっこりしたい人向き
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「御薬園同心 水上草介」 江戸 小石川御薬園(養生所に隣接)の薬草を栽培・管理する同心のお話。好きな職業時代物。主人公の性格そのままに、明るくのんびりした話です。
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