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死因不明社会(2) の商品レビュー

4.2

9件のお客様レビュー

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2023/08/27

『1』は海堂氏だけの執筆だったが、本書はAiに賛同する医療界の面々が、それぞれの視点で死因不明社会への対応論を語る。私には 『2』の方が読みやすかったし理解が進んだ。患者を救おうとして医療行為を行う医師。救命が当たり前と思う患者。その結果によっては医療訴訟を提起されるとあっては、...

『1』は海堂氏だけの執筆だったが、本書はAiに賛同する医療界の面々が、それぞれの視点で死因不明社会への対応論を語る。私には 『2』の方が読みやすかったし理解が進んだ。患者を救おうとして医療行為を行う医師。救命が当たり前と思う患者。その結果によっては医療訴訟を提起されるとあっては、あまりに医師には過酷だ。Aiが真の意味で死因を究明するツール・制度であってほしい。

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2017/05/22

Ai とはAI ( Artificial intelligence )ではなく、死後画像診断 ( autopsy imaging )のことである。 近年の遺体の解剖率は低く、解剖学は医学を発展させてきた歴史があるにもかかわらず、低減が著しい。 解剖率低減の理由は、費用、医者への負...

Ai とはAI ( Artificial intelligence )ではなく、死後画像診断 ( autopsy imaging )のことである。 近年の遺体の解剖率は低く、解剖学は医学を発展させてきた歴史があるにもかかわらず、低減が著しい。 解剖率低減の理由は、費用、医者への負担、遺体を開かれるという遺族の心理的抵抗など様々。 Aiは遺体に対してCTスキャンやMRIを行い、低コスト、短時間、非破壊で死因を解明しようというものだ。 Aiと解剖にはそれぞれのメリットがあり、 Aiが得意とすること、解剖が得意とすることには差があり、どちらに優劣をつけるのではなく複合的に行っていくことが望ましい。 前作 死因不明社会 ( http://booklog.jp/item/1/4062575787 )では、海堂尊による小説上の対話形式でAiについてわかりやすく説明していたが、今作ではAi導入の現状や考察に重点が置かれている。前作を読んでからこちらを読んだ方が良い。。 面白かったトピック 虐待をAiで発見 非破壊で死因が救命できるため、親も拒否しづらい。犯罪性が考えらえるときは、医者が独断で行う可能性間おる。子供の骨折の具合などを見て、現実的に起こりうる事故なのか、などが容易に分かる。虐待の可能性を見逃さず発見できる (なお、日本では被虐待児の臓器提供はできないため、そのためにも確認は必要だ) 大規模災害時等の身元確認 火事や、あるいは津波などの重度の身体損壊が想定される場合に使われる。 外傷がひどく外見からは身元を特定できない場合でも、性別、年齢、歯の治療痕、金属やその他のインプラントされたものの有無、などを検出し、身元確認に非常に役に立つ。 解剖に対してのAiの有用性 Aiのデータをもとに3Dモデルとして情報を立ち上げることができる。 複雑骨折、体内に深く刺さった包丁の状態や、首に複雑に絡まった縄の形状などは、CTスキャンを行うことで簡単に保存閲覧ができ、死因や事件性の解明に役に立つ。 ガスや液体のように、通常解剖では再現できないものを確認することができるのも有用性と言える。

Posted byブクログ

2015/12/25

「死因不明」の闇をめぐる問題を解決する「Ai」の理念を前作『死因不明社会』で示した海堂尊が、5人の第一人者とともにAiの真の力を見せつける!

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2012/10/23

各方面から見たAiの有効性が紹介されていたので、面白かった。着実にいい形での導入に近づいているようです。 自分に置き換えて見ると、まだ気づいていないのか、悲しい死にまだ直面したことがないのか、と思ってしまいます。

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2012/05/04
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AIは、本当に すべきものだと つくづく思う。 医療の発展にも 貢献するし 死者の尊厳を守る意味でも 必要だ。

Posted byブクログ

2011/12/09
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個人的には、本書はちょっと専門的な内容に踏み込んでいる印象が強かった。どちらかといえば、何らかの形で医療に関わっている人向けと言えるのではないかな。Aiについて基本的なことを知りたい人は、前著『死因不明社会』を是非読んで!(長江貴士) ▼『ジセダイ』140文字レビューより http://ji-sedai.jp/special/140review/20111005.html

Posted byブクログ

2011/10/20
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人の死に対する考え方を議論していかないといけないのだろうな、と読んでいてそう思った。 Aiはあくまでも診断でありその診断をどのように据えるかは人である。 Aiは必要だと思うし、記録として残せるのはとてもよい。でもそれを全員がよいと思うかというとそうでもないだろうし、様々な既得権の主張や情報の隠ぺいなどの問題もでてくる。 それでもAiは広がっていくべき技術なんでしょうね。

Posted byブクログ

2011/10/08
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海堂氏の提唱する『Ai』についての第二弾。 前作は『死因不明社会』と題されてましたが、今回はサブタイがメイン(?)になってます。 海堂氏以外にもAiに携わる人々のお話も読めてお得感アリ。 実は昔から施行されている検査でもあるのに、なぜそこまで政府側は反対するのか? 今年の3月に発生した大地震の身元発見だって、迅速にこなせたはず。 なのに・・・拒否された。 解剖するよか、よっぽど早いし、身元の判明にも役立つと思った。 実際、自分は『Ai活躍しているんだろうなぁ』と思ってたんだもの。 本書を読んで『ご辞退頂きたい云々・・・』には呆れた。 後10年もしたらオーソドックスな形になっている事を願うばかり。

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2011/08/30

「チーム・バチスタの栄光」で”Ai”という概念を世に問うた、海堂さんによる編著。 バチスタが上梓された2006年時点では認知度の低かった”Ai”、その後の広がりようが見て取れます。 - 家族や知人が亡くなった時、死因を知りたいと思うのは自然な感情である 至極真っ当な、そんな...

「チーム・バチスタの栄光」で”Ai”という概念を世に問うた、海堂さんによる編著。 バチスタが上梓された2006年時点では認知度の低かった”Ai”、その後の広がりようが見て取れます。 - 家族や知人が亡くなった時、死因を知りたいと思うのは自然な感情である 至極真っ当な、そんな感覚ではないでしょうか。 私も、同じ立場に立ったら”できる限り正確に知りたい”と、そう感じると思います。 なお医学として、死後情報を蓄積し”共有”していく、学問としてみた場合、 その蓄積が如何に有益で価値があるかは、問うまでもない事かと。 また、”Ai”至上ではなく、組み合わせてこそ真価を発するとのスタンスも納得がいきます。 その辺り解剖至上主義に陥って硬直化している既存組織は、、いずこも同じですかね。 あと、個人的には”世界コミュニケーション”との概念が、なかなかに新鮮でした。 10年前にして既に「真実に取って代わるのは情報源相互の競争を信頼する」と述べているのは、 今のSNS全盛の到来を、ある程度予見していたともいえる、かと。 フランクフルト学派自体には、自分とは相反する思想形態と感じていますが、 エッセンスとしては非常に興味深く、引用元の著作も読んでみたいです。 けど、学術書に耐えれる自信がないので、久々に母校の図書館でも覗いてみようかな。。

Posted byブクログ