ゲーテの警告 の商品レビュー
ゲーテの言葉を借りながら、言うところのB層、そして、B層を利用している層によって動かされる社会の行き着く先がどこにあるのかを論じるもの。186頁、128頁、161頁、168〜177頁辺りが私の職業とも関わり、検討を要するな、と。157頁、私には分かりにくい。 なんにせよ、興味深い...
ゲーテの言葉を借りながら、言うところのB層、そして、B層を利用している層によって動かされる社会の行き着く先がどこにあるのかを論じるもの。186頁、128頁、161頁、168〜177頁辺りが私の職業とも関わり、検討を要するな、と。157頁、私には分かりにくい。 なんにせよ、興味深い。
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現代の問題点をゲーテの引用を用いて痛快に表現している本です。 「B層」(定義はご一読ください)批判がメインですが、この「B層」というカテゴリ分け、表現の仕方は妙に納得感があり、最近の社会に感じる違和感がクリアになりました。 ただ、自分が「A層」だと思って読み進めると痛快なもの...
現代の問題点をゲーテの引用を用いて痛快に表現している本です。 「B層」(定義はご一読ください)批判がメインですが、この「B層」というカテゴリ分け、表現の仕方は妙に納得感があり、最近の社会に感じる違和感がクリアになりました。 ただ、自分が「A層」だと思って読み進めると痛快なものの、「B層」戦略に多少踊らされてる部分もあり、そう思うと一気に恥ずかしくなります…。 後半は比較的哲学的な内容が色濃く出ている印象で、最近哲学にあまり触れていないからか、自分なりに勉強したくなりました。
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最近は知らない事がエライ、知らなくて何が悪い、みたいな風潮があって、正にこの本に書かれているような事が身近に感じられます。外で働いていても、お金払ってるこっちがエライんだ的な振る舞いをする人がいるし、とにかく品や知性を感じる人よりもそんな風な下品な連中の方が幅を効かせている。こん...
最近は知らない事がエライ、知らなくて何が悪い、みたいな風潮があって、正にこの本に書かれているような事が身近に感じられます。外で働いていても、お金払ってるこっちがエライんだ的な振る舞いをする人がいるし、とにかく品や知性を感じる人よりもそんな風な下品な連中の方が幅を効かせている。こんな世の中を変えていくためには、我々大人はもっと正しい見識をもてるようにならなければならないし、子ども達にも正しい教育をしなければならないと思いました。
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内容の半分は納得できるが、残りの半分はただの不満ぶちまけみたいな印象(ウケをねらったのか?)。単純にいうと浅い。2冊目は読まないかな。
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ニーチェに続く、ゲーテに語らせる「B層」批判。 政治などでプロの世界に素人が参入するという異常事態。 喫茶店やお茶の間で話したことがそのまま政治に反映される事態。 つまり、「物事を考えない民衆」「物事の価値が分からないバカ」が、世の中を動かしている。 こういう事態は、資本主義と、...
ニーチェに続く、ゲーテに語らせる「B層」批判。 政治などでプロの世界に素人が参入するという異常事態。 喫茶店やお茶の間で話したことがそのまま政治に反映される事態。 つまり、「物事を考えない民衆」「物事の価値が分からないバカ」が、世の中を動かしている。 こういう事態は、資本主義と、民主主義に支えられているといいます。 本当の「知」のあり方とはどうあるべきかを本書は指示してくれます。 印象に残ったのが、「理論を少なくして、実践を重んじる」具体的な知のありかた、「手のわざ」の重視ということ。 この感覚が分かる人は、世の中の幼稚な「嘘」が見抜けてしまって、肩身が狭くなるかもしれません。 面白くて、一晩で読んでしまいました。
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「B層」とは何か。 著者のツイートにもよく出てくる「B層」という言葉が気になったので手にした本。 読み進めていくと、最近の露骨な印象操作の話などを ゲーテの言葉を交えながら解説している本。 普段読んでいる本とは違う性質の本だったので新鮮だった。
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そこまでゲーテというほどではないかも。 でもかなり腹に落ちてくる内容なので、読む価値は十分あるなあ。
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一年前に読んだ記憶でレビュー B層が日本をだめにしている。という話が素材を変えて連呼されていた。 特に筆者からの処方箋の提示はなし。う
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ゲーテすきーさんからみた世の中。(たまに著者の個人的な批判も含みます) 民主主義。 B層政治。ぬるま湯政治。 楽して感度を失う。 そうか、これが退化。 人間の本質はより明白に。 己の欲望がまる見えです。 薄っぺらい時代が行進中。 なるほど革命のみずがめ座時代。 きっとわたしも時代...
ゲーテすきーさんからみた世の中。(たまに著者の個人的な批判も含みます) 民主主義。 B層政治。ぬるま湯政治。 楽して感度を失う。 そうか、これが退化。 人間の本質はより明白に。 己の欲望がまる見えです。 薄っぺらい時代が行進中。 なるほど革命のみずがめ座時代。 きっとわたしも時代の申し子。 足りないことは大体同じ。 「大人」になることが必ずしも生涯でなすべきことだとは思わないけど、自分なりに成長していたい。 次世代を憂いながらも血を繋いでいくのはどの時代も同じなのね。
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B層という言葉の定義をよく知らないので、くらいの軽い気持ちで読んでみたら、軽い本なんてトンデモない深い内容。著者は哲学者で、自分にとっては難解な所があったが、今の政治問題の根本を説明してくれる。ずっと昔からこうなるのは分かっていたとのこと。 問題がどうしようないレベル過ぎて自分...
B層という言葉の定義をよく知らないので、くらいの軽い気持ちで読んでみたら、軽い本なんてトンデモない深い内容。著者は哲学者で、自分にとっては難解な所があったが、今の政治問題の根本を説明してくれる。ずっと昔からこうなるのは分かっていたとのこと。 問題がどうしようないレベル過ぎて自分に何ができるか分からんのだけど、とりあえず、B層のためにあるテレビは見るのやめようと思った。 メモ(ネタバレ) 「自由とは不思議なものだ。足るを知り、分に安んじることを知ってさえいれば、誰だってたやすく十分な自由を手に入れられるのだ。」 「誰でも健康に暮らせて、自分の職にいそしむだけの自由さえあれば、それで十分なのだ。」 しかし、B層は普遍的自由という概念にとらわれるので、いつまでも自由になれない。中略。彼らは決して現実を認めようとしません。
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