アハメドくんのいのちのリレー の商品レビュー
本当にあったお話。 イスラエルに占領されているパレスチナ そこで12歳の少年が明らかに故意と見られる間違いで銃撃された。 見間違えようもない至近距離で、持ってもいないおもちゃ拳銃を 持っていた、、、とされて。イスラエル兵は2度も撃った。 その子は脳死状態に陥った。そこでは脳死の状...
本当にあったお話。 イスラエルに占領されているパレスチナ そこで12歳の少年が明らかに故意と見られる間違いで銃撃された。 見間違えようもない至近距離で、持ってもいないおもちゃ拳銃を 持っていた、、、とされて。イスラエル兵は2度も撃った。 その子は脳死状態に陥った。そこでは脳死の状態ではすぐさま、 臓器移植の手続きを受諾するか、親が聞かれるんだそうだ。 そこで医師は、『アハメドの臓器はイスラエル人の子どもに移植される可能性もあるが?どうしますか?」と聞くと、父親は 「かまいません、たとえイスラエルの子どもに移植されたとしても、臓器移植は平和を望む我々のシグナルだと思って欲しい」と。 この話しを新聞で知った鎌田實(医師)はどうしてもこの父親に会いたいと願った。出来る事なら移植を受けたイスラエルの子どもとも。鎌田氏がこの話しを憎しみの大地にあたたかな渦を巻き起こす事ができなくても、ちっぽけでも良いからそこに波紋を起こす一石となるような本を書きたいと、絵本のような叙事詩のような生きるヒントのような童話のようなへんてこな本、現代の神話を書きたくなったそうだ。出来上がったのがこの命のリレー。ピーターバラカン氏の英訳と、安藤俊彦氏の絵とともに、素晴らしい一冊になった。
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鎌田實さんがテレビに出た際に紹介されていて、気になったので読んでみました。 誰よりも平和を愛し、広大に広がる外の世界を夢見ていた少年アハメド君が敵国の兵士の銃弾で死んでしまう。 2発目がなければ死ななかったかもしれない。その2発目は故意だったのではないか。読んでいて辛かったです。 脳死と判定されたアハメドくんの父に臓器移植を提案する医者、その提案をうけ臓器移植することを決断した父、臓器の提供を受けた女の子。 それぞれの思いが子供向けの言葉で書かれていて、簡単な言葉だからこそ深く刺さってくるような気がします。 様々な人種、宗教がありそれぞれが争う社会に生まれ、平和を願う子供が沢山いる。もっと外国のことに目を向けなければと考えさせられました。 とても明るく鮮やかなイラストなので子供にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
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敵国の兵士に銃で撃たれ亡くなったアハメドくん。最愛の息子を亡くした父親は悲しみをこらえ、病気で苦しんでいる子どもたちのために、アハメドくんの臓器の提供に踏み切る。敵国の人にまで…。 平和の願いを込めた「いのちのバトン」の重さを感じさせる作品。
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図書館で借りて読みました。平和、いのちについて考えさせてくれる良書だと思います。 手元において、たまに開いてみたい本なので、購入しようと思います。
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12歳のパレスチナ難民・アハメドは、イスラエル兵の誤射により、脳死状態になりました。 臓器提供は、相手を選べません。 もしかしたら、敵であるイスラエル人に移植されるかもしれない。。。 それを承知の上で、臓器提供に同意したアハメドの父。 2005年の実話です。
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視野を広く持つように心がけています!と就職面接で毎回言っている私だが、そんな自分がちっぽけに思えた一冊。もっと世界は大きくて、辛い事情を抱えていて、それでも打開しようと頑張っている人がいる。私は視野がめちゃくちゃ狭かった。 悲しみも憎しみも横に置いておける。このフレーズはとても深い。表面上の交友や平和ではなされないことで、横におく作業はかなりの意識と夢や目標がないとできないことだ。 アハメドとイスマイルの親子が平和というでかい目標や夢のために、その身をもって行動してくれている。もちろん鎌田さんの行動だって大きな意味を持つ。 彼らの出来事を悲しいドラマで終わらせてはいけないし、忘れてはいけない。 こうやって絵本にして世界に想いを広めることの重要性を感じた。
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明るく平和を好むパレスチナの少年アハメドくんは、12歳でイスラエル兵に撃ち殺されてしまいました。脳死状態になった彼の父親は、病院の医師から、他の患者への臓器移植の提案をされます。しかし移植される患者は、敵国のイスラエル人かもしれないし、ユダヤ教徒かもしれない・・・・。悩んだ末に父は、臓器を提供する決意をします。イスラエルとパレスチナの双方に積もる憎しみと悲しみを乗り越える、平和へのたたかいが始まります。武力では平和を築けない。民族も宗教も違うけど、同じ人間、同じように尊い命。そのことを著者・鎌田實医師は絵本にして世界に届けます。
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中東に初めてかかわる人の入門書にどう? と友人に薦められた一冊。 子ども向けの絵本ですが、パレスチナに暮らすアハメドくんとその家族に実際におきた出来事を、丁寧に描いています。 パレスチナとかイスラエルとか、アラブとかユダヤとか、中東問題だけでなく、人として大切なこと、人間の持つ優...
中東に初めてかかわる人の入門書にどう? と友人に薦められた一冊。 子ども向けの絵本ですが、パレスチナに暮らすアハメドくんとその家族に実際におきた出来事を、丁寧に描いています。 パレスチナとかイスラエルとか、アラブとかユダヤとか、中東問題だけでなく、人として大切なこと、人間の持つ優しさと醜さを考えさせてくれる、すてきな本です。
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戦争は何故起こるのだろうか?犠牲者はいつも弱い者ばかり。テロと間違えられ、射殺された子供。その臓器を提供する話。
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憎しみや悲しみにもかかわらず、それを横において、人間として正しいことをする。 書くのは簡単ですが、なかなかできることではないと思います。 でも、きっと平和を作っていくのは、そういうことができる人たちなのだろうな。 政治のかけひきでも、お金でもない。 人としてするべき正しいこと...
憎しみや悲しみにもかかわらず、それを横において、人間として正しいことをする。 書くのは簡単ですが、なかなかできることではないと思います。 でも、きっと平和を作っていくのは、そういうことができる人たちなのだろうな。 政治のかけひきでも、お金でもない。 人としてするべき正しいことは何なのかを知っている人は、 憎しみの連鎖を断ち切ることのできる、強さを持っている人は、 憎しみや悲しみにもかかわらず、それを横において、人間として正しいことができるのだろう。 でも、そんな人たちはきっとまだまだ少数派なのだろうな。 だから、まだまだ憎しみ合いがあり、争いがあり、それはなくならない。 でも、「憎しみの連鎖から、あたたかさへの連鎖へ」と著者が書かれているように、憎しみの連鎖を断ち切れる強さを一人でも多くの人が持てたならば、平和へと一歩一歩前進してくのだろうな。 http://glorytogod.blog136.fc2.com/blog-entry-1008.html
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