少年弁護士セオの事件簿(1) の商品レビュー
大人向けに書いたものをリライトしたんじゃなくて 最初から児童書として書いたのね。 解説にもあるように、それって実はすごい。 主人公のセオが法律に詳しいのは 両親がそれぞれ得意分野の違う弁護士だから。 学校の社会科見学で裁判所に行き 本物の裁判を見られることになって 引率の先生の...
大人向けに書いたものをリライトしたんじゃなくて 最初から児童書として書いたのね。 解説にもあるように、それって実はすごい。 主人公のセオが法律に詳しいのは 両親がそれぞれ得意分野の違う弁護士だから。 学校の社会科見学で裁判所に行き 本物の裁判を見られることになって 引率の先生のサポートみたいな役割で 同級生=読者の我々に説明してくれる。 これなら、すんなり話に入っていけるわ。 今回は町で起きた殺人事件の裁判で 状況証拠ばかりの中 学校でプチ法律相談をやっているセオに 同じ学校の子が目撃者を知ってるかもと相談に来る。 容疑者が「黒」だろうと感じつつ いやいや推定無罪なんだぞ!と ちゃんと見極めようとする真面目なセオに 自分が子供の頃読んでいたら共感したと思う。 これはちょっと、2巻目も見てみようかな。
Posted by
評価が高いぶん、期待が大きくなってしまった…。とても面白かったし、ドキドキした。アメリカの法廷のことも分かったし、読みやすかった。けれど、「あ、あれ?ここで終わり?」ってなってしまいました。もしかして、2巻に続きます?
Posted by
面白かった! 二作目もすぐに予約しました。 ありそうでなかった少年"弁護士"もの。 探偵ではなく弁護士。 作者は法曹小説で有名なジョングリシャム。 児童書になっても変わらないクオリティ、 法廷ミステリーでめっちゃ面白いです。 これはおすすめできますね。
Posted by
この本を初めて知ったのは、学校向けのブックカタログだった。 え、あの、ジョン・グリシャム? ティーン向けに推理小説書いたの〜? 「ペリカン文書」や「依頼人」にハマった世代なので、ティーン向けだろうと面白いに違いない!と早速読んだ。 思った通り面白くて、晩ご飯の支度に支障をきたす...
この本を初めて知ったのは、学校向けのブックカタログだった。 え、あの、ジョン・グリシャム? ティーン向けに推理小説書いたの〜? 「ペリカン文書」や「依頼人」にハマった世代なので、ティーン向けだろうと面白いに違いない!と早速読んだ。 思った通り面白くて、晩ご飯の支度に支障をきたす…。 主人公のセオドア・ブーン(セオ)は、両親共に弁護士の中学生。相棒はセオが動物裁判所で助けた犬のジャッジ。 両親が弁護士というと、日本ではかなり上流家庭をイメージするが、どちらかというと庶民的なミドルクラスの家庭。 法律には詳しいので、学校の友達の相談にのってあげたりしているしっかり者だが、いわゆる優等生タイプではない。 第一巻では、セオの住む町、ストラテンバーグの高級住宅街で起きた殺人事件の真相にセオが迫る…というもの。 移民を取り巻く今のアメリカの問題が、セオの毎日の生活を通して、いかに身近な問題であるかが分かる。 この殺人事件にまつわる裁判の流れは、本書のメインなのだが、二巻以降は、別の話の傍流となったりしながら継続していく。 アメリカは州によって法律が違うが、セオの住む町では、中学生でも法廷を傍聴できるというのにびっくりした。 課外授業で実際の裁判を傍聴するところも書かれている。 日本の法制度との違いについても、巻末に説明がある。 是非中学生に読んでほしくて、本好きそうな子に勧めたのだが、「厚みが〜」という子が多く、忙しい中学生には向かないのかなぁ…残念。
Posted by
「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「4. ミステリー」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
Posted by
少年の物語で繰り返されるのは、正義とはなにか、ということ。いや、正義の定義に揺れると言うよりは、あきらかに正義なことをどう貫けるか、ということか。貫くだけが正義じゃないよ、とうそぶくのはあまりに簡単だけど。
Posted by
遊び場は裁判所と親の勤める法律事務所。趣味:裁判の傍聴と周辺の人のプチ法律相談と弁護士紹介。 そんな奴ぁいねー!と突っ込みつつも、YA向けミステリーとしては日本じゃ珍しい探偵さんじゃん? と思ったら、ジョン・グリシャムじゃーん!! 親世代はびっくりしちゃいますよね。 事件の進...
遊び場は裁判所と親の勤める法律事務所。趣味:裁判の傍聴と周辺の人のプチ法律相談と弁護士紹介。 そんな奴ぁいねー!と突っ込みつつも、YA向けミステリーとしては日本じゃ珍しい探偵さんじゃん? と思ったら、ジョン・グリシャムじゃーん!! 親世代はびっくりしちゃいますよね。 事件の進行と解決に交じって、裁判の進行についても面白く書かれているから、中高生には楽しく読めそう。少年も友達思いで、法律バカなのを隠しもしない素直なティーンネイジャーだし。 とりあえず、ワタシは楽しく読みました。 ファンタジー一辺倒の息子にはそっぽを向かれていますが。 (映画だったらたぶん、のめり込んでみると思う) (法廷もの映画を見たあとなら、たぶん進んで読むと思われ) (「アンタッチャブル」とかどうかなあ。法廷もの?)
Posted by
子どもの読書感想文の選択肢のうちの1冊 分厚いし時間の関係上この本にはならなかったけど 大人もじゅうぶん読める内容でした。
Posted by
ジョン・グリシャム、法廷ミステリーの作家。映画化作品も多数。読んだことはないんですが、名前は知ってる。その作家が児童書として書いたはじめての作品。 両親ともに弁護士で、法律家になろうとしている13歳の少年セオが、街で話題となっている裁判に絡む物語。 これが、面白い。 法律の...
ジョン・グリシャム、法廷ミステリーの作家。映画化作品も多数。読んだことはないんですが、名前は知ってる。その作家が児童書として書いたはじめての作品。 両親ともに弁護士で、法律家になろうとしている13歳の少年セオが、街で話題となっている裁判に絡む物語。 これが、面白い。 法律の話なんて難解なのに、わかりやすくそれでいてわざとらしくもなく説明されていて、そうなんですねーーって読んでる自分もその場で教えてもらってるようにも感じられ、物語にスムーズに入っていける。話の展開も最後まで、ここでまだひねりがあるのか、と思わせ、飽きることもない。 推理ものではなはく、法廷の話です。 全4巻シリーズらしく、2巻目もすでに出てるので、読まねば。
Posted by
ジョン・グリシャム初の児童書ということで、発売当初から注目していた。残念ながら売上はいまいちだがー。 弁護士の両親をもつセオは、足繁く裁判所に通っている。友人はもちろん、時には担任の先生からもこっそり法律相談を受けるほどの知識を兼ね備えている。そう、セオの弱点は子どもであることだ...
ジョン・グリシャム初の児童書ということで、発売当初から注目していた。残念ながら売上はいまいちだがー。 弁護士の両親をもつセオは、足繁く裁判所に通っている。友人はもちろん、時には担任の先生からもこっそり法律相談を受けるほどの知識を兼ね備えている。そう、セオの弱点は子どもであることだけなのだ! 読者はちょっとおませなセオのペースにすぐ巻き込まれるだろう。 ただ、法律用語が…ルビをふってあるが、普通の大人でもちょっと難しいかもしれない。それは翻訳・編集サイドの問題だと思うのだけれど。 とにかく、物語自体は面白いのでオススメ。
Posted by
- 1
- 2