少年弁護士セオの事件簿(1) の商品レビュー
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セオは13歳。両親は弁護士で、自分も将来は弁護士になるつもり。そのための勉強はもちろん、裁判所に行っていろんな裁判を傍聴したり、学校では友達や先生などからも法律相談を受け付ける、少年弁護士(もちろんまだ本物の弁護士の資格はないが)なのだ。弁護士たるもの、いつもスマイル、タイミングの悪い依頼にも答えるし、依頼人の言い分に寄り添えるように心がけている。 セオの住む町での殺人事件。もちろんセオも裁判を見学に行っている。評決はもうすぐ、という時になって セオの依頼者に事件のカギを握る目撃者が現れた。だが、その目撃者は裁判所に行くことができない。警察にも行けない。大人に相談するのもやめてくれと言う。 どうする、セオ!? 法廷ミステリー作家のグリシャムが子供用に描いた物語。 児童書で裁判ものって、なかなかないので裁判の事を知るのにもいいと思う。謎を解くのが楽しいというよりは、知らなかった弁護士の仕事にふれるのが面白い。 アメリカと日本では裁判も(そもそも法律も)違うけれど、その違いも、高学年なら楽しめるだろう。 ところで、 セオの仕事っぷりがすごい!かっこいい!と思って読むのか、 セオの学校での立ち位置をちょっとコミカルに感じるのか、 ・・・子どもはどっち視点で読むのでしょう?
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セオは13歳、両親が弁護士で自分も将来は弁護士になりたいと思っている。セオの町の近くの高級住宅街で、女性が殺され夫が犯人として訴えられている。セオは、学校の公民の授業として裁判を見学に行く。誰もが夫を有罪と思っているが、証拠は何もない。町中の関心を集めて陪審員裁判は進む。 この...
セオは13歳、両親が弁護士で自分も将来は弁護士になりたいと思っている。セオの町の近くの高級住宅街で、女性が殺され夫が犯人として訴えられている。セオは、学校の公民の授業として裁判を見学に行く。誰もが夫を有罪と思っているが、証拠は何もない。町中の関心を集めて陪審員裁判は進む。 この裁判でセオの友人の移民の家族が、重大な関わりを持っていることがわかる。友人たちのピンチを救い、かつ真実を明らかにしていくセオ。 さすが、児童向けとはいえグリシャム。裁判として真っ当で、面白い。シリーズになっているようなので、これからも楽しみ。
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児童書侮るなかれ!しっかりとした法廷ミステリー。 子どもが子どもたち相手に裁判ごっこを繰り広げる?といった読み始める前の想像を見事に裏切ってくれました。 本物の殺人事件の裁判を臨場感たっぷりに専門用語も駆使して分かりやすく解説までしてくれて、なおかつあの、期待感100パーセン...
児童書侮るなかれ!しっかりとした法廷ミステリー。 子どもが子どもたち相手に裁判ごっこを繰り広げる?といった読み始める前の想像を見事に裏切ってくれました。 本物の殺人事件の裁判を臨場感たっぷりに専門用語も駆使して分かりやすく解説までしてくれて、なおかつあの、期待感100パーセントの締めは見事!というしかありませんね。 ただアメリカの裁判のシステムと日本とではかなり違うため、アレ?っておもう点も。 シリーズ化希望!。
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面白い!! 弁護士の両親を持つ13歳の男の子が主人公。 資格は持っていないけど、裁判が大好きで、友達の悩みを解決してあげたりと弁護士さながら。 面白いのは、周りの友達がクールなとこ(笑)セオが弁護士らしく振舞うと決まってクラスメイトにクスクスと笑われる。 そういった描写...
面白い!! 弁護士の両親を持つ13歳の男の子が主人公。 資格は持っていないけど、裁判が大好きで、友達の悩みを解決してあげたりと弁護士さながら。 面白いのは、周りの友達がクールなとこ(笑)セオが弁護士らしく振舞うと決まってクラスメイトにクスクスと笑われる。 そういった描写が妙に現実味を帯びていて、すんなり物語の世界に入れる。 さりげなく、離婚問題、移民問題、貧富格差などのアメリカの社会問題も入っているので、子どもたちがアメリカの司法制度や社会問題を知るのにも役立つと思う。 訳者は「黒魔女さん」の石崎洋司さん。さすが、石崎洋司。読みやすい。今の子どもたちにピッタリくる言葉を当てはめてくる。 法廷ものだけど、とってもわかりやすく、かつスピード感溢れていて、一気に読める作品でした。
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よくあるミステリーモノかと思いきや、少年の弁護士が事件を解決 するという、斬新なストーリー!Σ(・□・;) 凄い速さで読破してしまいました。
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児童書ということで分かりやすく読めたが、やはり説明がくどい感じがした。少年弁護士として活躍しているセオにも解決できない事件に巻き込まれていく心の葛藤がスリリングであった。その中で自分の限界を知り、大人や周りの協力を得て、最善を尽くしていく主人公に共感がもてる。次回作も読んでみたい。
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前評判がよかったので、わくわくして読んだのがいけなかった。 前半は、楽しくテンポ良く読んだものの、後半が多きな展開もなくいまひとつで終わった印象。 裁判のしくみや陪審員のことなど、わかりやすいところもあったが、タイトルほど「なぞの目撃者」でもなかったのが残念。
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