ななめの音楽(2) の商品レビュー
線がきれい。絵がきれい。見たことのない世界を見せてくれる。 しかしそれは、現実との境界があまりにも淡くて、地に足がついていなくて、読んでいて不安になるところもある。 作者が見せたかった風景はどんなものだったのだろう。
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終始フワフワした作品だった。 なんでだろうと納得いくまで読み返してみたけど、いい人ばかりなんじゃないかって気がついた。この作品の登場人物はみな一様にそれぞれの優しさを持っていて、誰かのために苦労もいとわず優しさで包み込む。 だからこそ物語として物足りなさが残るんじゃないかな。 厳...
終始フワフワした作品だった。 なんでだろうと納得いくまで読み返してみたけど、いい人ばかりなんじゃないかって気がついた。この作品の登場人物はみな一様にそれぞれの優しさを持っていて、誰かのために苦労もいとわず優しさで包み込む。 だからこそ物語として物足りなさが残るんじゃないかな。 厳しいことを言う人もいないし、息が詰まるようなシリアスもない。肩の力を抜いて読めるけど、やっぱり退屈に感じられてしまうのかもしれないです。
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家に帰ったら、兄も、この作品に衝撃を受けていたようでした。 まあ、「川原 由美子は、どこに行く~」と思いますよねぇ、これ。 しかも、壊れているんではなくて、ものすごく良くできているし。 特に、最後の方の展開は凄いです。 難しいお話なので、解釈の仕方は間違っているかもしれませんが...
家に帰ったら、兄も、この作品に衝撃を受けていたようでした。 まあ、「川原 由美子は、どこに行く~」と思いますよねぇ、これ。 しかも、壊れているんではなくて、ものすごく良くできているし。 特に、最後の方の展開は凄いです。 難しいお話なので、解釈の仕方は間違っているかもしれませんが。もしかすると、怖い話なのかな? ものすごくお互いを大切に思っていても、理解し合うことは不可能に近いというお話ですよねぇ。 微妙にずれているようで、つながっていると思っていた会話が、実は、まったく伝わっていなかったという。 でも、寄り添って生きるということは、理解しあうということともまた違うのかも。 認めあうというのが近い?
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航空機レースって…航空ショーも見たことがないから、なんだか想像を超えた世界だっなあ。企業や国の思惑が入り乱れて黒い感じがする。 お話の最後は綺麗にまとまって、読後感は爽やか! こゆるちゃんの乙女幻想が結構気に入っている。綺麗で、ちょっと残酷なところが。航空機レースという私にとって...
航空機レースって…航空ショーも見たことがないから、なんだか想像を超えた世界だっなあ。企業や国の思惑が入り乱れて黒い感じがする。 お話の最後は綺麗にまとまって、読後感は爽やか! こゆるちゃんの乙女幻想が結構気に入っている。綺麗で、ちょっと残酷なところが。航空機レースという私にとっては非日常な世界と、こゆるちゃんの幻想風景が入り混じるので、読んでいる間ずっと宙に浮いたようなふわふわした感覚がする。でもそこに、ときどきぐっと現実味を帯びた台詞や表情が入ってきて、目を覚まさせられる…という、不思議な感触の本だった。 一度目はストーリーの先が気になって、うわーっと読んでしまったけれど、二度目ではゆっくりと、ひとりひとりの少女の視点を感じながら読んでみた。再読すると、脇の登場人物にも目が行く。みんな味があってすてき。世界に奥行きがある。メイドさんABCとか香椎航空機のお下げの整備士さんとか。
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