わが国税務会計の発達とシャウプ勧告 の商品レビュー

髙橋志朗(著者)

2012/11/26

減価償却制度の沿革が大変よくまとまっていたので購入しました（7頁くらいの記述）。日本では、国から払い下げられた機械・船舶・建物の大型資産を有する紡績業・海運業が訴訟を通じて損金算入が認められた―というところが、個人的には興味深かったです。もちろん、シャウプ勧告の意義や残された課題の記述も読みやすく、良くまとまっていました。日頃、実務に追われていると、この本のような「原点回帰」の成分が欲しくなりますね。