津波!!稲むらの火その後 の商品レビュー
おそらく、東日本大震災が起こったため、稲むらの火をもとにその続編を作ったのだろう。前作でも触れていたけど浜口梧領という人の功績はすごい。
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今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その43 津波のときに村人を高台にこさせるために、収穫したばかりの稲わらに火をつけた、という「稲わらの火」という実話はみなさんご存知でしょう。 この話は、いま絵本になっているので簡単に読むことができます。 でもこの話の後日談もご存知...
今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その43 津波のときに村人を高台にこさせるために、収穫したばかりの稲わらに火をつけた、という「稲わらの火」という実話はみなさんご存知でしょう。 この話は、いま絵本になっているので簡単に読むことができます。 でもこの話の後日談もご存知ですか? 一年生ですから、最初の話を知らないときはまずその一冊から……それから、この本を読んでやってください。 この村長さんは、津波はこのあとも来るだろう、と自分の私財をなげうって、沖に防波堤を作ったのです。 地震学者なんていない時代に、自分が見たこと聞いたことをもとに考え、今の時代とほとんど変わらない結論に達し、その上実際にやってのけたのですから、このかたは本当の天才です。 今の時代に生まれることができたら、どんなにか本人も私達も楽しかったろうに、と思います。 そうして前と同じにこの堤防は何十年もたったのちに、やはり人の命を救ったのでした。 今の一年生は人を助ける話にまっすぐ感動する人が多いので、この村長さんのことも心から尊敬するでしょう。 そうして10年前ならこの話の意味をそもそも理解できずにキョトン、とした顔をする子がたくさんいたと思うのですが、今の子たちは頷くのです。 ほんと、変わった、と思います。 2022/09/14 更新 ※こちらは以前も紹介済みですーーーーーーー 稲むらの火、の後日談、堤防を作った話のほうです。 しかし、実にたいした男だったんだねぇ、この人……。 2019/06/27 更新
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[台東区図書館] 高学年の読み聞かせに、と探して借りてきた本。小泉さんの特徴的な落語シリーズのような挿絵が印象的。きっと2010年の東関東大震災で再度脚光を浴びたんじゃないだろうか?知らなかったけれど、和歌山県での昔あった実話で、昔話としても、災害対策としても読めるお話。そして...
[台東区図書館] 高学年の読み聞かせに、と探して借りてきた本。小泉さんの特徴的な落語シリーズのような挿絵が印象的。きっと2010年の東関東大震災で再度脚光を浴びたんじゃないだろうか?知らなかったけれど、和歌山県での昔あった実話で、昔話としても、災害対策としても読めるお話。そして西日本のみだけでなく、主人公がヤマサ醤油のトップだったという繋ぎから、千葉県銚子市所以としても、主人公のみに焦点をあてて、一種の伝記ものとしても読める本。 ちなみにこの本は同名本の次にあたる、災害を回避した後の復興時の再活躍の話。ここまで人道的な話だと道徳としても使えてくる。隅田川の桜は、町民の花見などの娯楽だけでなく、その花見での立ち寄りを利用した、"地盤の踏み固め"を意識したものだと聞いたことがあるが、こちらの防災林も、一工夫ある話。そういう商売?的な知恵や才覚も、物語(実話だけど)にひと色添えるところで、とてもいい二冊だと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2011年3月、日本で未曾有の大震災が起こった。 大自然の脅威になすすべもなく沢山の尊い命が奪われた。 そんなときでも、日本人の秩序を守った行動や、冷静さが 世界中から絶賛され、日本が世界中を巻き込んでこの絶望から 立ち上がろうとしてきた一年。 この強さや、人を思いやる気持ちは、昔から受け継いできているのだなぁと感じた。 世の中にすごい人はたくさんいる。 全部じゃなくても、昔から続いてきた素敵なものは今後も 次の世代に受け継いでいってほしいと思う。
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