アンアンのセックスできれいになれた? の商品レビュー
ananは、過去には女性がセックスに積極的になるということを後押していて、その後バックラッシュがあったということは知らなかった。
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アンアンの40年を自分の人生と重ねつつ振り返る本。セックスを女性の解放と捉えていた70年代から、男性に奉仕する手段と教える現代までの流れを描く。アンアン史の解釈として正確かどうかは知らないが、東電OL事件などの重要なイベントの説明も交え、性の解放が女性の解放につながっていないとい...
アンアンの40年を自分の人生と重ねつつ振り返る本。セックスを女性の解放と捉えていた70年代から、男性に奉仕する手段と教える現代までの流れを描く。アンアン史の解釈として正確かどうかは知らないが、東電OL事件などの重要なイベントの説明も交え、性の解放が女性の解放につながっていないという趣旨の主張を説得力を持って述べている。自由について考える上でも重要。
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借りたもの。 アンアンの歴史と著者が感じた時代の空気、フェミニズムと著者が思う女性のセックス感あるいはメイクラブの相違を思う本。 前衛的なカルチャー、ライフスタイル、アートの様だった(私はその頃のが好き)アンアンが、女性の社会進出の時代に合わせて大衆向けファッション誌になってゆ...
借りたもの。 アンアンの歴史と著者が感じた時代の空気、フェミニズムと著者が思う女性のセックス感あるいはメイクラブの相違を思う本。 前衛的なカルチャー、ライフスタイル、アートの様だった(私はその頃のが好き)アンアンが、女性の社会進出の時代に合わせて大衆向けファッション誌になってゆく。 アート的なヌードに端を発し、男性のポルノ、エロに対抗する、女性のための「セックスできれいになる。」特集。 フェミニズムも相まって、男性社会に対する攻めの姿勢として、当時の(男性)社会には受け止められた模様。 そのころ成立した、男女平等とは――要するに男女雇用機会均等法なのだが――あくまで「雇用の機会に性差は無い」と言っただけで、男女の性差を理解した上での平等ではない。 この微妙な差異によって生じた歪は、今も大きな誤解を生んでいるように思える。 その趣旨とは、70年代のアンアンは“セックスを女性も楽しむものとした”事が画期的だったのだ。 紙面には当初、概念のような……考え方についてだったが、時代が進むにつれ(認知度が高まるにつれ話題に欠くためか、よりセンセーショナルにするためか?)テクニックについて議論されるようになる。 更に進むと、再び男性に媚びたような……ゼロ時代に至っては、「彼(男性)を悦ばせる」として、どこかセックスワーカーの奉仕のようなテクニックを紹介していた模様。 まるで前時代的な、男性主体のものになってしまったよう…… 女性が男性向けエロコミック、ポルノに影響されてしまったのか? 彼(男性)を思いやる――女性原理の価値観――が、女性自身の女性性を傷付けたり、抑圧してしまってはいまいか? 未だ、女性がエロを語ると「淫乱」という侮蔑的なレッテルを貼られてしまう。 男性にもこれを読んでほしいが、男性は“この感覚を理解できない”気がする…… 男女の性への価値観の隔たりを強く感じてしまう。
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[ 内容 ] たった20年前は「女はもっと自由に」って、みんな言ってたのに…。 そんな考え方、もう古いの!? 女性のためのアダルトグッズショップを経営する著者が鋭くつづる日本女性のセックス観の変遷。 雑誌「an・an」のセックス特集から垣間見える、女性の生き方40年史。 [ 目...
[ 内容 ] たった20年前は「女はもっと自由に」って、みんな言ってたのに…。 そんな考え方、もう古いの!? 女性のためのアダルトグッズショップを経営する著者が鋭くつづる日本女性のセックス観の変遷。 雑誌「an・an」のセックス特集から垣間見える、女性の生き方40年史。 [ 目次 ] わたしとアンアン 第1章 処女であることって、そんなに大事?―70年代 第2章 自らの欲望について語る言葉―80年代 第3章 「きれいな裸」という勇気―90年代前半 第4章 カッコイイ女は、セックスも上手い―90年代半ば 第5章 「愛あるセックス」という呪縛―90年代後半 第6章 イタイ女って、誰のこと―00年代 第7章 バラバラになった女たち―現在 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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世の中とか男性とかに対する絶望感をがっつり掘り起こされてとても疲れた。わたしはすっかり自由の見えない時代の女だから。
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創刊当初のananはかなり攻めていたんだなーと思った。 今のananはだいぶ迎合しているように思う。 女性の性との関わり方を変えていきたいという気概、思想を持って、 雑誌をつくっていたように思う。 その時々で生きる人のニーズ、社会を反映したものであって、求められていないってこと...
創刊当初のananはかなり攻めていたんだなーと思った。 今のananはだいぶ迎合しているように思う。 女性の性との関わり方を変えていきたいという気概、思想を持って、 雑誌をつくっていたように思う。 その時々で生きる人のニーズ、社会を反映したものであって、求められていないってことなのだろうか。 時代は進んで、セックスに対して、自由になったように見えて、実はそうではない。ずっと変わらないことなのではないか?と思いました。 anan1つを通して、その時代に生きた女性の姿が見えて面白ろかったー! 雑誌・本が残していく歴史、当時の空気がある。 雑誌・書籍が電子化していくということは、パソコンの中で、全てがフラットな情報として存在するということ。時が蓄積するものは残っていかなくなるということで、それって、大きな価値が失われることなのではないかなーと 思った。ものとしてあることへのノスタルジーではなく。
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図書館にて。ファッション誌の「愛され」とか「モテ」志向に抵抗があったので初期のぶっ飛んでるアンアンに憧れる!といっても私がその時代に若者だったらついていけない自信あるけど・・・ 東電OLとか飯島愛とかについても。そういえばこの人の結婚詐欺殺人の容疑者の本も読んだなー。「女」につい...
図書館にて。ファッション誌の「愛され」とか「モテ」志向に抵抗があったので初期のぶっ飛んでるアンアンに憧れる!といっても私がその時代に若者だったらついていけない自信あるけど・・・ 東電OLとか飯島愛とかについても。そういえばこの人の結婚詐欺殺人の容疑者の本も読んだなー。「女」について。
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昨日図書館で借りてあっという間に読み終わってしまった。 アンアンってそうだったんだ。 昔アンアン特集によって購入してたけど、アンアンって創刊当初はこんなに自由でフェミ的な雑誌だったとは。 以外。今は可もなく不可もなく、大衆受けしやすい(層は当然しぼっているけど)気持ちおしゃれな...
昨日図書館で借りてあっという間に読み終わってしまった。 アンアンってそうだったんだ。 昔アンアン特集によって購入してたけど、アンアンって創刊当初はこんなに自由でフェミ的な雑誌だったとは。 以外。今は可もなく不可もなく、大衆受けしやすい(層は当然しぼっているけど)気持ちおしゃれな情報誌というか。 でも優等生的というか普通のレールに乗って来た女子にとっては必要というか興味深いんだろうな的テーマのものが多いなと。 でもそれは昔のアンアンは読む人に勇気とか人びとがほんとに欲しているものを特集してたのかもだけど、今はこれしたらあなたの人生いい感じになりますよっていう指南的な要素、読者というより雑誌視点だからなのかなと。 セックスも確かにほんとお仕事的になってるなーと。男性誌あんま読んだ事ないけど、女性の喜ばせ方てきなものって載ってるのかなーと。セックスが食欲、睡眠欲と同じ本能的なものだとしたら愛はまーないにこしたことないけど、別になくてもよかったりするよね。まずそうと思って入ったお店が実はおいしかったりするし、疲れているときはどんな場所でもぐっすり眠れたりする。そういうことだよね。 なのにセックスの問題はなんでこんなに一筋縄じゃ難しく、わたしたちを悩ませるのか。 あとがきの村木さんのお話。賢いんだけど、この国を生き抜くには。そしてそれはこの国ではとても女性的とされるものなんだろうとも思うんだけど。彼女の仕事内容を見てもそれはやっぱり違うんじゃないかって思ってしまう。 男性的にじゃないけど要は弱いものいじめじゃないかって思うのでそれじゃ結局根本は変わらないのだ。
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セックスについて書いているようで、実は抑圧について書いています。 それが非常によくかけていると思います。
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刺激的なタイトルですが、内容は至って普通。「北原みのり、アンアンと半世紀をふりかえる」あたりが妥当かと。 タイトルから予想した内容は裏切られましたが、非常におもしろい! 70年代~90年代の異常な活気と00年代以降の閉塞感が、当時のアンアンと著者の回想からうかがい知れます。 ...
刺激的なタイトルですが、内容は至って普通。「北原みのり、アンアンと半世紀をふりかえる」あたりが妥当かと。 タイトルから予想した内容は裏切られましたが、非常におもしろい! 70年代~90年代の異常な活気と00年代以降の閉塞感が、当時のアンアンと著者の回想からうかがい知れます。 しかし著者も悩んでいた40代と20代との間にある価値観の断絶は、何に由来しているのでしょうか?気になる課題です。
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