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チリの地震 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2011/09/12

「チリの地震」息が止まる衝撃。 今まで読んだ短編の中で、一番の傑作。 救われた喜び、再会の喜び、困難な中での一体感、待ち受けていたかのような人間の醜悪さ、夫婦に託された微かな希望。

Posted byブクログ

2011/08/20

起承転結のしっかりした、王道の短編集といった印象。 「チリの地震」 天災が人間の心の中に、ある種逆説的に平穏さをもたらす場面の描写が凄く上手。★★★ 「聖ドミンゴ島の婚約」 分かりやすい悲劇。起承転結がハッキリしていて短編のお手本といった観あり。ベタだけど普通に面白い。★★★...

起承転結のしっかりした、王道の短編集といった印象。 「チリの地震」 天災が人間の心の中に、ある種逆説的に平穏さをもたらす場面の描写が凄く上手。★★★ 「聖ドミンゴ島の婚約」 分かりやすい悲劇。起承転結がハッキリしていて短編のお手本といった観あり。ベタだけど普通に面白い。★★★★ 「ロカルノの女乞食」 いや、流石にそこまではいかないんじゃないか。と思ってしまう幽霊の影響力の強さ。★★★ 「拾い子」 シンプルな構成ながらも、怒り心頭のピアキの迫力はなかなかのもの。★★★ 「聖ツェツィーリアあるいは音楽の魔力」 これは奇蹟と言えばいいのか何なのか。神の配剤は少なくとも俺の理解を超えている。★★★ 「決闘」 これも王道と言いたくなるような起承転結のハッキリした構成が読みやすい。正義は勝つ。★★★★ 「話をしながらだんだんに考えを仕上げていくこと」 これは小説ではなくエッセーの類かな。タイトル通りのことが書いてある。まずは話題にして口に出してみると、もやもやしてた考えがしっかりした輪郭をとる、というのは仕事の上でもよく使う手段。★★★ 「マリオネット芝居について」 エッセーのような小説のような。認識力が自然の動きを阻害するという論旨は結構面白かった。★★★

Posted byブクログ