介護退職 の商品レビュー
楡周平氏の2冊目は「介護退職」(2011.8)です。小説なのか、ノンフィクションなのか・・・。読み進めるのが辛くなる物語です。唐木栄太郎50歳、大手電機会社の部長、妻和恵と長男義彦12歳(小6)。実家、秋田の母親は今年76歳の唐木愛子。雪かきで骨折。東京に呼び寄せ。認知症になり要...
楡周平氏の2冊目は「介護退職」(2011.8)です。小説なのか、ノンフィクションなのか・・・。読み進めるのが辛くなる物語です。唐木栄太郎50歳、大手電機会社の部長、妻和恵と長男義彦12歳(小6)。実家、秋田の母親は今年76歳の唐木愛子。雪かきで骨折。東京に呼び寄せ。認知症になり要介護に。妻が介護疲れとストレスでくも膜下出血、緊急手術。会社では閑職に移され、辞職。なんとも切ないです。閑職でも、辞職はないと思いましたが。最後は小説としてうまくまとめられてはいましたが、やるせない物語でした。
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お母さんとしてはどうだろう… 奥さんにしても義理の妹と毎日8時間も同じ家で生活するなんて。 年収が1000万もあるのなら近くの有料に入ってもらった方がいいのではないか
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家庭に起こる不幸は連鎖反応する。介護は親だけでなく、配偶者や子供にまで可能性がある。自分も似たような状況であり、身につまされた。仕事と家庭の両立を常に考えて人生を過ごす必要がある。
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秋田に一人で住む母親が雪かきの際に骨折してしまい、大手電機メーカーで働く唐木は、東京の自宅で同居することに。そんななか、介護を引き受けてくれていた妻がくも膜下出血で入院。仕事との両立ができなくなった唐木は、早期退職を選ぶが・・・ 本人がもっと介護に関わるのかと思ったが。妻が全面的...
秋田に一人で住む母親が雪かきの際に骨折してしまい、大手電機メーカーで働く唐木は、東京の自宅で同居することに。そんななか、介護を引き受けてくれていた妻がくも膜下出血で入院。仕事との両立ができなくなった唐木は、早期退職を選ぶが・・・ 本人がもっと介護に関わるのかと思ったが。妻が全面的に協力してくれ、年収は高く、子供もエリート校に合格。そして唐木も・・・本当に介護で苦しんでいる人の現実はそんなに甘くないような。
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身に染みる小説です。介護の問題はそれを支える家族の仕事や生活も深刻な問題になります。少し勇気を貰える小説でした。
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さぁ、困った親の介護。 近くに住んでいるわけではない、自分の家族の事情もある。弟はあてにできない(そんなのアリか!?)。 自宅に呼び寄せ奥さんにお願いすることになるのだが、負担がかかりすぎクモ膜下出血で倒れる。母親と妻、ふたりが不調、もう、どうにもできないじゃないか。 自分の仕事...
さぁ、困った親の介護。 近くに住んでいるわけではない、自分の家族の事情もある。弟はあてにできない(そんなのアリか!?)。 自宅に呼び寄せ奥さんにお願いすることになるのだが、負担がかかりすぎクモ膜下出血で倒れる。母親と妻、ふたりが不調、もう、どうにもできないじゃないか。 自分の仕事にも支障が出る始末。 そこで、退職。 できるのか? そうするのが1番だと前向きに捉え、もがく。 考え方次第なのか、それがうまくいきはじめるなんて。 実際は、そううまくいくとは思えないけれど、頼るところには頼っていいのかもしれないと思った。 いやー、他人事ではないわ。これからのことだもの考えてしまう。
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ひがみかもしれないけど、高給取りだったから、それなりに貯蓄もあるんでしょ?早期退職だから退職金は上乗せだし、介護は身内に手伝ってもらえるし、かなりの年俸で再就職もできる。お母さんの年金だってあるでしょう。かなり恵まれてるケースよね。 その再就職先は韓国の総合電機メーカー。ライバ...
ひがみかもしれないけど、高給取りだったから、それなりに貯蓄もあるんでしょ?早期退職だから退職金は上乗せだし、介護は身内に手伝ってもらえるし、かなりの年俸で再就職もできる。お母さんの年金だってあるでしょう。かなり恵まれてるケースよね。 その再就職先は韓国の総合電機メーカー。ライバル企業でしょ?私も道義的にどうかと思うよ。・・・技術やノウハウだけかすめ取られて、ある日突然、あっさりポイってされなきゃいいけどね。→すごいイヤミな言い方になっちゃった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いつかは来ると分かっていてもどんな準備をしておけばいいのか、何をもって万端と言えるのかさっぱり分からないのが『介護』。心の準備に是非一読をオススメします。
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楡さんの小説が好きなだけに残念です。 介護についての記述が、適当すぎてがっかりしました。 最後もうまく行きすぎていて、つまらなかったです。
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タイトルどおり、優秀なビジネスマンが親の介護のために会社を退職するという話です。退職に至るまでの経緯はありがちなパターンですが,その分リアルな感じでした。 現在はまだまだ元気な団塊の世代が介護を要するようになったとき,ちょうど僕たちは50代ぐらいで,まさにこの主人公と同じような...
タイトルどおり、優秀なビジネスマンが親の介護のために会社を退職するという話です。退職に至るまでの経緯はありがちなパターンですが,その分リアルな感じでした。 現在はまだまだ元気な団塊の世代が介護を要するようになったとき,ちょうど僕たちは50代ぐらいで,まさにこの主人公と同じような年齢にあります。 20年後も現在と同じように,親の介護のために会社を辞めたり,仕事が変わざるを得ない状況が続いているのでしょうか。僕らは,今後,社会福祉関連の金銭的な負担がどんどん増え,税金も上がっていく世の中の流れにただ漫然と流されていくしかないのか不安にさせられました。
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