不自由な経済 の商品レビュー

松井彰彦【著】

2015/01/02

著者のHP
http://www.amatsui.e.u-tokyo.ac.jp/index_j.html

著者の最近の文章
日本経済新聞「やさしいこころと経済学」（2014.12.18～）
「差別と偏見」①～

2014/09/17

　前半のつらつらと後半のつらつらと人はどちらに注目するのだろう。見方は人それぞれであり何をしてもその言動には尊重の念は必要だろう。自分は前半を尊重したい。後半は参考文献が多すぎる、短い文章の中に参考文献4、5冊ならば参考文献を読みこなしたい。

　必ず経済論を述べる時に出る既得権益という言葉が気に入らない、どちらから見てという見方の問題を忘れている、また既得権益者を打破した人間が既得権益者になることも盲点だろう。それを踏まえて論を展開してもらいたい。安易な既得権益者という言葉は見たくはない。

　複眼思考は難しい間違えれば二枚舌、何も考えない出たとこ勝負の言葉でしか論ぜられないと思われてしまう。

　著者の伯父さん　囲碁の棋士　2009年没　誰かな？
　そのおじさんの言葉に重みを感じる著者は幸せだろう
　「おれもバカだが、お前もバカだからな。バカは勉強を続けなきゃ駄目だ。」

2012/09/15

タイトルと帯の文言「ゲーム理論で読み解く現代日本」を期待して買ったが金返せが正直な感想。

先生の言うことを疑問をはさまず素直に受け入れることが優等生であるような学生相手に説明して高評価だったっと学生の感想文をドヤ顔で乗せてたりともやもやするものだった。
日経や朝日新聞でのコラムのようなものを基としてる本らしく、それをしれば納得の内容。

たとえ話に良く知られている寓話を用いたりと親しみやすく、扱っている話題も幅広い、見方が偏っていると思うことはあっても明らかにおかしいと思えるものはないし第２部は章ごとに参考文献を挙げるなど、これをきっかけにいろいろと考えることが出来る人にとってはそう悪い本ではないとは思う。著者自身も複眼的思考が大事と言っているのでそれを実行できればだが。

2012/07/22

日経書評などにも登場。複眼思考で経済を見るヒントにあふれている。物語を引用したり、読みやすさにも工夫が・・。

2012/05/06

基は日経？の連載だったのかな？確か。各章独立しているショートエッセイなので、暇な時間に読めれば・・。

2011/10/30

昔話や小説を絡めながら経済の仕組みを解説。市場発展と「競争」の大切さを説く。第2部にはいると一つ一つのテーマが数ページほどで展開されている。現代の抱える幅広い経済問題が身近な事例、例えばスポーツとの対比の中で解説されており、非常に読みやすい。その反面、テーマが膨大となっているので、興味ある項目に絞って読むとさらに楽しく読める。いくつかのテーマを通して、日本の発展のための提言が含まれている。

2011/09/15

日経新聞でのその月の様々な雑誌記事の論評等が中心ということもあって、後半はあまりゲーム理論出てこないし、マクロよりもミクロの話でもっと説明してくれれば面白かったのになあと思う。

2011/09/01

本屋で数分だけ手に取ってみました。

amazonの内容紹介は「ゲーム理論の眼鏡をかければ、意外に不自由な日本経済の知られざる論点・解決策が見えてくる！」。オビも「ゲーム理論」を全面に出したものだ。

しかしながらゲーム理論の説明は全部で２ページにも満たないし、本文でゲーム理論を駆使した論旨が必ずしも展開されているわけでもない。少なくとも「ゲーム理論」の文字だけに踊らされて、中身もロクに見ず、通販で買ってしまうと、後悔だけすること間違いないと思う。