山の帰り道 の商品レビュー
「山があるから登り、酒があるから飲む」 帯のこの言葉がこの本をあらわしている。 山とお酒の話。 そして、沢野さんの住んでいる町田の話もたくさん出てくる。 町田出身の私としては身近で、よく出てくる七国山は、実家の近所であった。 薬師池、リス園、ひなた村、遺跡公園など、すべて私の子供...
「山があるから登り、酒があるから飲む」 帯のこの言葉がこの本をあらわしている。 山とお酒の話。 そして、沢野さんの住んでいる町田の話もたくさん出てくる。 町田出身の私としては身近で、よく出てくる七国山は、実家の近所であった。 薬師池、リス園、ひなた村、遺跡公園など、すべて私の子供の頃の遊び場(リス園を除く)だった。 山のことも書かれているが、町田のこともたくさん書かれていて懐かしく、久しぶりに訪れたくなった。
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沢野さんの作品はほとんど読んでいると思いますが、久しぶりです。 ホッとするのです、氏の著作は。 絵とともに好きです。
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帰り道こそ、気をつけろと言う。実際、事故も起きやすい。人生の折り返しという意味もあるのかな。それにしても、家庭内事情、開示しすぎでは。「哀愁の町に霧が降るのだ」のあらすじ 著者(椎名誠)の回顧録と現在のさまざまなエピソードを織り交ぜたスーパーエッセイで、核となるのは著者が数人の友...
帰り道こそ、気をつけろと言う。実際、事故も起きやすい。人生の折り返しという意味もあるのかな。それにしても、家庭内事情、開示しすぎでは。「哀愁の町に霧が降るのだ」のあらすじ 著者(椎名誠)の回顧録と現在のさまざまなエピソードを織り交ぜたスーパーエッセイで、核となるのは著者が数人の友人と、 「克美荘」 というアパートで暮らしていた時代のこととなる。木村晋介、沢野ひとし、主にイサオといったメンバーが、昼でも日 のささない「克美荘」 の一室で暮らし、友人たちと酒を飲んだり、学校に通いながらアルバイトをしたり、恋をしたり、さまざま にもめたりしながら数年間を過 ごす。木村は弁護士となり、沢野はイラストレーターになって著者の本に多く挿絵を書いている が、三人とも克美荘時代とちっとも変わっ ていないようである。
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沢野氏は、山を愛しているのだなぁ。 山に関するエッセイとともに、町田の飲み屋の話もでてきて、生活感がにじみ出ている。
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山の本で挿絵(さしえ)をよくみる 沢野ひとし のエッセイです こよなく愛する 東京都町田市 のことを中心に、 いろいろ山の話などがかかれています やっぱ、北八ヶ岳がいちばんでしょう!
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山に関するエッセイです。山が好きだけれど、暇がなくてなかなか足が向かないので、せめて本を読んで山の雰囲気に浸ってみましたぁ。著者の本は何冊も読ませていただきましたが、ワニ目画伯の場合、絵にも文章にも、そこはかとなく男の哀愁が滲み出ているのが魅力ですネ。いますぐ山に出掛けたくなりま...
山に関するエッセイです。山が好きだけれど、暇がなくてなかなか足が向かないので、せめて本を読んで山の雰囲気に浸ってみましたぁ。著者の本は何冊も読ませていただきましたが、ワニ目画伯の場合、絵にも文章にも、そこはかとなく男の哀愁が滲み出ているのが魅力ですネ。いますぐ山に出掛けたくなりましたぁ。 いままた登山ブームが訪れたようですが、ボクはやっぱりシミジミ静かな山歩きがスキです。
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五十年前の丹沢に始まり、今も南アルプスなどを登るイラストレーターのエッセイ集。山からの帰り道は、日頃の毒素が抜けるのか心が満ち足りる。そんな温もりがある。 ズル休みを重ねた高校時代の、渓谷を歩いた一日。失恋と落第から山に逃げ、凍てつく雪面を歩いて俗事を消し去った学生時代。山...
五十年前の丹沢に始まり、今も南アルプスなどを登るイラストレーターのエッセイ集。山からの帰り道は、日頃の毒素が抜けるのか心が満ち足りる。そんな温もりがある。 ズル休みを重ねた高校時代の、渓谷を歩いた一日。失恋と落第から山に逃げ、凍てつく雪面を歩いて俗事を消し去った学生時代。山小屋でいちど働くと、「居候」と呼ばれて小屋に自由に泊まれるしくみがあることなど楽しい。
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こんなオヤジというか年寄りになりたいなあ、なんて思わせる人だけど、いつか突然素敵な年寄りになれるわけではありません。若いころから山だけは続けてきたという著者の遊び心が伝わってきて、僕も山に登ったらこうなれるのかな、なんて妄想してみる(たぶん、もちろん違う)。 前半も山でまずまず酒...
こんなオヤジというか年寄りになりたいなあ、なんて思わせる人だけど、いつか突然素敵な年寄りになれるわけではありません。若いころから山だけは続けてきたという著者の遊び心が伝わってきて、僕も山に登ったらこうなれるのかな、なんて妄想してみる(たぶん、もちろん違う)。 前半も山でまずまず酒を飲んでいるのだが、後半は山から離れてほとんど酒の話である。あとがきが秀逸で、そのことが凝縮されている。山のさわやかさと、酒が抜け切らない気だるさの両方が味わえてよい。
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本の雑誌」で活躍してきたヘタウマ画家・沢野ひとしの画文集。 これまでに、「本の雑誌」へ連載してきた二つのシリーズ、「街から山へ」と「ゆれる丘」を収録。その他にも、「山の本」に連載(2009年~2011年)されていた「山のスケッチ帖」なども収録されている。 カラーの扉・口絵も沢野...
本の雑誌」で活躍してきたヘタウマ画家・沢野ひとしの画文集。 これまでに、「本の雑誌」へ連載してきた二つのシリーズ、「街から山へ」と「ゆれる丘」を収録。その他にも、「山の本」に連載(2009年~2011年)されていた「山のスケッチ帖」なども収録されている。 カラーの扉・口絵も沢野さんらしい、いかにもへたくそな水彩着色。作中のイラスト類にはなかなか鑑賞しがいのあるスケッチもあるけれど、賞味すべきはくだくだした文章とヘタウマ絵のマッチング具合だろう。 還暦前後の数年を振り返るような記事が目立つが、酔いどれぶりは相変わらず。山の想い出を語りながら過去を振り返る度に、吐き出される懺悔とも思えるような言葉の数々に感無量。
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