おうさまジャックとドラゴン の商品レビュー

ピーター・ベントリー(著者),灰島かり(訳者),ヘレン・オクセンバリー

2024/09/26

主人公の男の子・王様ジャックが将軍ザックとチュッパ王子とお城を作って、ドラゴン退治。
子どもの想像の世界が子ども目線で描かれた、ワクワクするストーリー。
大人が読んでも、子どもの世界観に懐かしさを感じたり共感したりするであろう一冊。

【ママ評価】★★★★★
絵がとにかく素敵。
構図も色も世界観も…海外の雰囲気も感じてすごく良い。
ストーリーも絵も『かいじゅうたちのいるところ』に少し雰囲気が似ている気がする。
ドラゴンや怪獣の絵が子供には怖いかと思ったけど、よく見るとすごく怖い顔はしていない。
描き方というか描き具合を調整して描いているのかも、と感じた。
あと、色が塗られていない箇所があるのが不思議だった。
全部塗ってくれた方が素敵なのに…どういう意図なんだろう。
が塗られている場面の方が印象も強く、感情に訴えかけられる感じがする。
色が塗られていない場面はテンポ良く読めて、サラッと描かれている感じがする。
何やら効果的な意図があるのだろう、きっと。
字の大きさも場面場面で変えていて、読みやすいしわかりやすい。
子どもの世界を子ども目線で描ききった素敵な作品。

【息子評価】★★★★
文章で繰り返し出てくる「こわいもんか」というフレーズにハマっていた。
何が面白いのか、毎回ふふっと笑って聞いていた。
何回か繰り返し読みたがっていたので、そこそこ気に入ったみたい。
前に『かいじゅうたちのいるところ』を読んだ時に全然ヒットしなかったから、なんとなくこちらの絵本も好みではないのかと思ったけど、そういう訳ではないらしい。
子どもにヒットするしないって予想が難しい。
2歳11ヶ月

2021/06/08

おうさまジャックと、しょうぐんザック、チュッパおうじ。ドラゴンやかいじゅうからおしろを守る。
きょじんに仲間を連れ去られても、果敢にドラゴンに立ち向かおうとするジャックが微笑ましい。きっと子どもがナニモノかと戦ってる時は、こんな風に見えてるに違いない。

2016/05/25

おうさまジャックとしょうぐんザックとチュッパおうじの三人はお城を作ります。すると、そこにドラゴンがやってきます!おつぎは、かいじゅうが!どうなってしまうのでしょうか?

2014/10/15

おうさまジャックと、しょうぐんザック、チュッパおうじの一日。
3人のネーミングだけで和訳センスの良さが伺える。
男の子の頭の中って、実際、こういう感じなんだろう。
ウチの息子も、時々なにかに向かって戦いを挑んでたたなぁ、と懐かしくなりました。
子どもというより、大人が読んで面白い絵本、かも？

2013/04/09

『おうさまジャックとドラゴン』
冒険しようよ、お友達と。
単純なストーリーなんだけれど、
絵が好きなんだよね。

（冒険は夕方まで、帰る時間まで　END）

2012/05/03

男の子は冒険や戦いごっこが大好き
それでも、やっぱり怖がりで甘えん坊
そして、それを隠したい意地っ張り
そうやってだんだんとオトナになって行くんだなぁ

2012/03/12

おうさまジャック、しょうぐんザック、ちゅっぱ王子の３人は段ボールや古いシーツで素敵なお城を作ります。そしてお城を守るため悪いドラゴンや怪獣たちと戦うのだ。ところが夜になって巨人たちがやってきてやってきて・・・。子どもの空想の世界を柔らかな色彩の絵が引き立てる作品。

2012/02/21

絵にも減り張りがあってドキドキ感があります。
ドラゴンが出てくるシーンは迫力もあり、文章もテンポが良くて引き込まれます。

とうまの反応
★★★★★

文字数
★★☆

2012/01/29

小さな男の子たちの冒険物語。センダックの「かいじゅうたちのいるところ」を思い出しました。
ちいさい弟たちと一緒に公園でお城をつくり、おうさまになってドラゴンやかいじゅうと戦いごっこを始めます。戦いに勝ったおうさまたちは「こんやはみんなで、おしろにとまろう」と宣言。でも夕方になると弟たちは順に両親に連れられ、家に帰ります。「こわいもんか」とお城で頑張るジャックですが、だんだんと心の中のドラゴンが大きくなって、不安になってきます。
そんな小さな男の子を見守るお父さんとお母さんがまた素敵です。パパに肩車されて家に帰るジャックのうれしそうなこと。最後のページには冒険に疲れたジャックの姿もあり、とっても癒されます。
絵本の中で一緒にかいじゅうたちと戦って、最後にはほっとして、小さい子も気持ちよく眠りにつけるでしょう。おやすみ前に読んであげるのにもオススメな絵本です。

2011/11/27

こどもは空想力ゆたかだな〜

お城をつくってドラゴンやかいじゅうとたたかう３人

巨人が来て家につれてかれる