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怖い絵 泣く女篇 の商品レビュー

3.8

76件のお客様レビュー

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2014/08/21

2014/06/30/Mon.〜08/18/Mon. 名画に秘められた人間心理の深淵を読み解く22の物語。 タイトルだけは知ってて、前から何かと気になってた本。 中野京子さんの本を読むのは今回が初めてで、書店でパラパラめくってみたら、好きな絵がいくつか(●エッシャー『相対性』...

2014/06/30/Mon.〜08/18/Mon. 名画に秘められた人間心理の深淵を読み解く22の物語。 タイトルだけは知ってて、前から何かと気になってた本。 中野京子さんの本を読むのは今回が初めてで、書店でパラパラめくってみたら、好きな絵がいくつか(●エッシャー『相対性』/●ビアズリー『サロメ』/●ベックリン『死の島』)載ってて嬉しかったので、買って読んでみようかと。 それぞれの絵画の見方や隠喩の解釈など、文章わかりやすくて面白かった。 中でも特に印象に残った(怖かった)のは、 ●カレーニョ・デ・ミランダ『カルロス二世』 ●ベラスケス『ラス・メニーナス』 ●ホガース『精神病院にて』 これらの絵が語る状況と意味、その時代の空気、そして何より人間の怖さにゾッとした…。

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2014/01/30

高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784043940028

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2014/01/29

『知る楽』というNHK講座が雑誌になったものを何の気なしに買った過去があり、 それがとても易しく面白い内容だったので覚えていました。 本屋でこの本を見かけた時、「あれっ?似てるな……」と思い手に取り。 家に帰ってから確かめたところ同じ著者だったという不思議なご縁でした。 普段美...

『知る楽』というNHK講座が雑誌になったものを何の気なしに買った過去があり、 それがとても易しく面白い内容だったので覚えていました。 本屋でこの本を見かけた時、「あれっ?似てるな……」と思い手に取り。 家に帰ってから確かめたところ同じ著者だったという不思議なご縁でした。 普段美術系に疎い人間でも楽しめるので、ちょっと西洋史と併せて 絵画を知りたいなという気分の時にはぴったりの一冊。 カラーの絵が一章ごとに挟み込まれているので、それと照らし合わせながら 著者の解説を読み進めていく形です。 一見すると何が怖いのか分からない絵でも、解説を読むとその隠された 歴史的背景にゾッとしてそれがまた面白い。 実際にこの絵を生で見たいなあとか思うようにもなったりして……。 まだ自分が知らない世界に興味を持つようになる入門書の位置づけだと 思います。 他の怖い絵シリーズも読みたいです。

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2014/01/05

一番読みやすい絵の本シリーズ。 絵のことを知らない、でもヨーロッパ史が好き、という人にはぴったりの本です。文庫本で手に取りやすいかわりに絵が見にくいので、これを読んでから本物を世界中に見に行きたい。 ひとつひとつ解説してくれるので、ぱっと読めます。暇つぶしに最適。 ーーー...

一番読みやすい絵の本シリーズ。 絵のことを知らない、でもヨーロッパ史が好き、という人にはぴったりの本です。文庫本で手に取りやすいかわりに絵が見にくいので、これを読んでから本物を世界中に見に行きたい。 ひとつひとつ解説してくれるので、ぱっと読めます。暇つぶしに最適。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ☆レディジェーングレイの処刑、ドラローシュ ☆アルノルフィニ夫妻の肖像、ファンエイク ロンドンナショナルギャラリー ☆カルロス二世、カレーニョデミランダ ☆ラスメニーナス、ベラスケス プラド美術館 ☆レカミエ夫人の肖像、ジェラール カルナヴァレ美術館

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2013/12/30

ホラーっぽいということでなく、絵が描かれた背景などを考えると、美しい絵もぞっとすることがあるよね、というお話。芸術はひたすら褒める論評が多いので、こういうツッコミ本は貴重です。

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2013/09/29

このシリーズは本当に面白い。読み返すたびに新たな発見とドラマを感じさせてくれる。旅のお供にもオススメな作品です。

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2013/09/01

前回に読んだのが面白かったので、他のシリーズも購入。相変わらず知っている絵もあり初見もあり。 何より説明文が魅力的。世界史が好きなあたしには色々と知ることが出来て楽しかったー。おすすめです。

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2015/06/29

絵の中のモチーフ一つずつ取り上げ丁寧に解説してくれています。一見「怖い絵」でなくても、バックグラウンドを知ると「怖い!」と思うものも。描かれた当時の時代を知ることができるのもいい。 ただ文庫版だと絵の細部まで見るのはかなり厳しい。特にブリューゲル…。

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2018/08/25

以前、TV番組「ビーバップハイヒール」で取り上げられていたので、気になっていて購入。 今の俺の気持ちとはマッチしないんだけど、一章ずつ気が向いた時に読み返そうかという感じ。 文庫だからしょうがないのかもしれないが、記載されている絵がオレに訴えかけてこないんだよなあ、

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2013/07/07

絵に込められた想いや政治批判、などを淡々と解説していく。20枚ほどの絵がかいせつされますが、その中には私の縁が深いスペインの作家のものも。最後がピカソの「泣く女」ですが、こんな背景があったとは知りませんでした。(当時製作中だったゲルニカの前でピカソの愛人二人がつかみ合いのケンカを...

絵に込められた想いや政治批判、などを淡々と解説していく。20枚ほどの絵がかいせつされますが、その中には私の縁が深いスペインの作家のものも。最後がピカソの「泣く女」ですが、こんな背景があったとは知りませんでした。(当時製作中だったゲルニカの前でピカソの愛人二人がつかみ合いのケンカをし、そのうちの一人が「泣く女」のモデル、と) たまには路線を変えてこのような本を読むのも大事ですね。

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