1,800円以上の注文で送料無料

沢内村奮戦記 住民の生命を守る村 の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/11/23

豪雪・貧困・多病の三重苦を堪え忍んできた岩手県沢内村の住民が、健康への取り組みに着手した結果、日本有数の健康村へと変貌した。昭和30年代の村長、医者、保健婦の手記を中心に、村民の活動を記述した書。 広報・広聴活動の重要性、対話がもたらす未来への指針、関連諸機関・諸団体との連絡の...

豪雪・貧困・多病の三重苦を堪え忍んできた岩手県沢内村の住民が、健康への取り組みに着手した結果、日本有数の健康村へと変貌した。昭和30年代の村長、医者、保健婦の手記を中心に、村民の活動を記述した書。 広報・広聴活動の重要性、対話がもたらす未来への指針、関連諸機関・諸団体との連絡の効果などが見て取れる。専門家や役人による上からの指導ではなく、村人の日々の生活に寄り添い、話を聞き、村人の生活時間・労働時間に配慮した検診を行い、一つの部局の収支ではなく村全体の収支で健康を考える。そのようなやり方が、沢内村を貧農の村から明るい村へと変貌させ、乳児死亡率の低下を導いた。 保健コミュニケーションと住民自治のモデルケース。婦人会の活動とかにも注目。 昭和のあれこれを追体験させる本。

Posted byブクログ