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聖書を語る の商品レビュー

3.7

26件のお客様レビュー

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2012/07/24

終末遅延問題、イエスが「私はすぐに来る」 と言ってから2000年待っている こりゃ変だ、って出来たのが新約聖書 キリスト教でも宗派が違うとずいぶんちがうものだ。 佐藤はカルヴァン派で「天国のノート」に生まれつき 救済されるかされないか書いてある 絶対他力で浄土真宗に近い そ...

終末遅延問題、イエスが「私はすぐに来る」 と言ってから2000年待っている こりゃ変だ、って出来たのが新約聖書 キリスト教でも宗派が違うとずいぶんちがうものだ。 佐藤はカルヴァン派で「天国のノート」に生まれつき 救済されるかされないか書いてある 絶対他力で浄土真宗に近い それに疑義を呈する中村は プロテスタント(ピューリタリズム?) 業界用語の「Q」 中村うさぎ、1Q84の女性の描き方に怒る 一方でエヴァには好意的 23 空白に耐えられず、イエスの少年期物語 38 割礼は包茎手術で代用OK。by猪木 42 処女マリアは誤訳 フラニーとゾーイ マリアの原罪、カトリックは認めず プロテスタント、正教会は「原罪あり」 地震と翼賛、全体主義と個などなど 博覧強記の佐藤と、ぶっちゃけ系の中村。

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2012/05/03

お互いが遠慮というか牽制というか適当なところで話題を着地させてしまうので、面白くなりそうな話の芽は散見されながらも一向にそうならない。これぞ正に鰻に梅干しの謂。新書で十分じゃない?

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2012/02/08

佐藤優の著書を何冊か読んでいる人にとってこのプロローグはしっくりくるだろう。 なぜ512日間の独房生活にあのような態度で耐えることができたのか、そして拘置所を出た後はゆっくり本を読み、親しい友人たちとの時間を大切にしたいと言っていたのに、なぜこんなにもハードな執筆活動を続けている...

佐藤優の著書を何冊か読んでいる人にとってこのプロローグはしっくりくるだろう。 なぜ512日間の独房生活にあのような態度で耐えることができたのか、そして拘置所を出た後はゆっくり本を読み、親しい友人たちとの時間を大切にしたいと言っていたのに、なぜこんなにもハードな執筆活動を続けているのか。 いずれも著者の原体験ともいえる、幼い頃に牧師から教えを受けた予定説によるものだと述べられる。言うなれば、救われる人間がすでに書かれている天国のノートがあって、そこに自分の名前があることを信じて、神様の前で正しい行動をするんだよ。そういった教え。 なるほどなー、と思いながら第一章を読み始めると中村うさぎがこんなことを言う。 中村「何それ?そんなインチキくさいこと信じないよ、私は(笑)!天国にノートなんて、ないから!佐藤さんは、そんなこと、マジで信じてるの?」 佐藤「信じてますよ」 中村「いやいや、ノートって、あなた……(笑)」 そんな異色の対談集。 内容としては中村うさぎの頭の良さが際立つ。終末遅延問題、終末はまだ2000年くらいきてないだけでいずれくるよそしてそれは確実だよ、って話を聞いて、説明を受け理解した途端、便秘にたとえてしまう頭のやわらかさと回転の早さ。 イエスの誕生が確かなできごとであるという考えを聞き、イエスの誕生が確かならば未だ到来していないが終末もまた確かなできごと、つまり私が食事をしたものは必ずウンコになるようなもんだね。便秘だったら食べたものがなかなか出てこないけどそれはいずれ必ずでてくるもんね。ウンコが消えてなくなったとは考えない。遅れてるだけだよね、って考えるもんね。こんな具合。

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2012/01/15

博覧強記の佐藤さんと一度言葉を交わしたことがある.「本の旅人」に連載中のフスの話はいつまで続くのですかとの質問に,「あれは気を入れて取り組んでいるのであと2年は続けるよ」との回答だった.でも,知識が噴き出る感じの佐藤さんだが,うさぎさんもなかなかの博識だ.中身の濃いやり取りを展開...

博覧強記の佐藤さんと一度言葉を交わしたことがある.「本の旅人」に連載中のフスの話はいつまで続くのですかとの質問に,「あれは気を入れて取り組んでいるのであと2年は続けるよ」との回答だった.でも,知識が噴き出る感じの佐藤さんだが,うさぎさんもなかなかの博識だ.中身の濃いやり取りを展開している楽しい本だ.

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2012/01/02

大好きな二人の競演。 サイバラも大好きだけど、こっちの企画の方が新潮でのコラボ企画よりずっと優れていると思う。 佐藤優は、難しい話をとても分かりやすく書いてくれるから大好き。 広範にて深淵な知識と、頭のキレと、心優しい性格から来ている技だと思う。 震災を経験した日本人の全体主...

大好きな二人の競演。 サイバラも大好きだけど、こっちの企画の方が新潮でのコラボ企画よりずっと優れていると思う。 佐藤優は、難しい話をとても分かりやすく書いてくれるから大好き。 広範にて深淵な知識と、頭のキレと、心優しい性格から来ている技だと思う。 震災を経験した日本人の全体主義はどこから来ているのかという問いに対して、キリストの壮絶な死に方を見たパウロとペテロが一念発起するのと同じで、人はそういうものを見ると、突き動かされるようにできている、という分析に納得。

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2013/11/10

ホロコーストというと、ナチスのユダヤ人虐殺を指すが、もともとは羊の丸焼き、真っ黒に丸焼きにしてしまうと人間は食べられない、すべて毛塗りになるということは誰が食べるのか、それは神。ユダヤ人たちがアウシュビッツのガス室で殺されて焼かれて煙になった。それはすべて神様にささげられたという...

ホロコーストというと、ナチスのユダヤ人虐殺を指すが、もともとは羊の丸焼き、真っ黒に丸焼きにしてしまうと人間は食べられない、すべて毛塗りになるということは誰が食べるのか、それは神。ユダヤ人たちがアウシュビッツのガス室で殺されて焼かれて煙になった。それはすべて神様にささげられたというイメージ。 村上春樹がヨーロッパの小説、学術文献をよく読んでいて、それが村上の思想にしっかり受肉されている。 村上自身がいわば死んだ山羊の口としてヨーロッパへの回路になっている。

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2011/12/04

佐藤優さんと中村うさぎさんの両方を知っている人には楽しめる内容でしょうが、本書から本格的な聖書の知識を得たいと思っている人にとっては期待外れでしょう。 私的には、うさぎさんがやたらとエヴァンゲリオンを押すので、うんざりした思いです。それならエヴァンゲリオンを中心にした本を別に作...

佐藤優さんと中村うさぎさんの両方を知っている人には楽しめる内容でしょうが、本書から本格的な聖書の知識を得たいと思っている人にとっては期待外れでしょう。 私的には、うさぎさんがやたらとエヴァンゲリオンを押すので、うんざりした思いです。それならエヴァンゲリオンを中心にした本を別に作った方が良かったのではないかとも思いました。 ただ、カルヴァン派のことがうっすらとわかるので、そこだけ評価できます。

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2011/11/28

中村うさぎは、わかったフリをしたりしない。で、佐藤優は、投げかけられた質問に膨大な知識や経験を元に、構えずにさらっと応える。かくして、核心のようなモノに切り込んでいくのが、楽しい。

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2011/11/05

対談書というのは読みづらくて、かつ、何が言いたかったのか、結論が見えにくいのでちょっと苦手。 聖書を語るというようりは、聖書をめぐる文学、政治(日本や海外を含め、そして今回の地震)状況を語っている感じ。 カトリックの私としては、カルバン派、ピューリタン派の人間をだすなら、キリスト...

対談書というのは読みづらくて、かつ、何が言いたかったのか、結論が見えにくいのでちょっと苦手。 聖書を語るというようりは、聖書をめぐる文学、政治(日本や海外を含め、そして今回の地震)状況を語っている感じ。 カトリックの私としては、カルバン派、ピューリタン派の人間をだすなら、キリスト教の各派の人が聖書を語り合ったほうが面白のではと思ってしまった。 ただ、中村うさぎと私の村上春樹評が似ていたのにはびっくり!! そちらのほうが印象に残った本でした。

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2011/10/27

3.11以降、いろいろ考えています。 あの時ある雑誌には「このたび、神は人を殺した」 「われわれはこれから神なき時代を生きて行くのだ」と 書かれています。 この言葉を乗り越える、 人々が明日に向かって歩き始めることができる、 そんな言葉を探し続けています。 2人の対談から そ...

3.11以降、いろいろ考えています。 あの時ある雑誌には「このたび、神は人を殺した」 「われわれはこれから神なき時代を生きて行くのだ」と 書かれています。 この言葉を乗り越える、 人々が明日に向かって歩き始めることができる、 そんな言葉を探し続けています。 2人の対談から そんな言葉を見つけるヒントをいただきました。

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