デューン 砂丘の子供たち(1) の商品レビュー
デューンマニアには待ってましただが・・ 表紙 7点石森 章太郎 展開 7点1976年著作 文章 7点 内容 700点 合計 724点
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砂の惑星デューンシリーズ3部作、最終作の序章。1作目ほどのスピード感は無いが、ディテールに拘った世界観の構築は相変わらず完成度が高い。重たい政治的な駆け引きが繰り広げられる中、ポールの双子の子供である本作の主人公、レトとガニマは自らの運命を切り開いていくことが出来るのか。
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砂の惑星を舞台にした長大な3部作の第3部。相変わらず、その世界構築力はすばらしい! 砂漠の惑星を緑の地に変えようとしたポールが陰謀の末に砂漠に消えさって10年。ポールの子供(といっても数百世代の記憶を持って生まれてきているから精神的には子供じゃないけどね)である、レトとガニマの...
砂の惑星を舞台にした長大な3部作の第3部。相変わらず、その世界構築力はすばらしい! 砂漠の惑星を緑の地に変えようとしたポールが陰謀の末に砂漠に消えさって10年。ポールの子供(といっても数百世代の記憶を持って生まれてきているから精神的には子供じゃないけどね)である、レトとガニマの物語。 何かのラジオ番組で政治体制についてフロンティアを開拓しようとしているときには政治的には独裁で経済的には自由な形態がもっとも望ましいというようなことが話されていました。 このシリーズの政治体制も星間国家でありながら中世的な封建制度で、惑星国家を支配しているのは一族でなのです。う~ん、70年代に著者はそこまで見切っていたのか。鋭すぎる。 3部作構成ですが、それぞれ異なるテイストです。第2部ほど哲学的ではないけれど、またも繰り広げられる陰謀と策略。もはや砂漠の民ですら、水を粗末に扱う世界となってしまった惑星アラキス。レトとガニマは生き残ることができるのか。 緑地化が進んだとはいえ、まだまだ砂漠は暑い!
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