米国製エリートは本当にすごいのか? の商品レビュー
スタンフォードに留学した経験を持つ著者によるアメリカという国・アメリカのトップ層に対する考察。日本は「詰め込み型教育」と言われますがアメリカの大学のインプット量のほうが圧倒的に多いのです。「良質なインプットを大量に」というのがポイントなのです。 続きはこちら↓ https://f...
スタンフォードに留学した経験を持つ著者によるアメリカという国・アメリカのトップ層に対する考察。日本は「詰め込み型教育」と言われますがアメリカの大学のインプット量のほうが圧倒的に多いのです。「良質なインプットを大量に」というのがポイントなのです。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/02/blog-post_27.html Amazon↓ https://amzn.to/2GKqdAo
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ハーバード等の超一流大学を卒業し相当なサラリーを手にしている俗に「エリート」と呼ばれる面々がどのような教育を受けているのかざっくりと紹介している一冊。 2011年の本なので内容の一部は古いですが今でも割かし読める本かなと。 彼らは”学術書”を年に480冊も読みこなし「レポート」...
ハーバード等の超一流大学を卒業し相当なサラリーを手にしている俗に「エリート」と呼ばれる面々がどのような教育を受けているのかざっくりと紹介している一冊。 2011年の本なので内容の一部は古いですが今でも割かし読める本かなと。 彼らは”学術書”を年に480冊も読みこなし「レポート」をまとめ、仕上げに「ディベート」を行う。とてつもないタスク量、それを処理する為の物事の合理化やタイムマネジメント能力は日本の一般リーマンのレベルのそれとは違う。 一言でいえば教養を習得すべく行う「知的トレーニング量」がかけ離れて凄いってことでしょうか。 また、自分には全く無い、過去の歴史を分析して物事を判断するセンスや、文武両道(ここでいう武は「軍事・防衛」)あってこそ一流と考える思想についてもいろいろあるんだな~と思った。
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東洋経済新報社の記者がスタンフォード大学大学院に留学したときの経験をもとに書いた一冊。マイミクさんから借りて読了。 米国製エリートそのものについて書かれたのは初めの二章で、あとは本書のタイトルから少し離れて著者の米国観を中心に書かれている。なので、留学体験記を期待して読むとハズレ...
東洋経済新報社の記者がスタンフォード大学大学院に留学したときの経験をもとに書いた一冊。マイミクさんから借りて読了。 米国製エリートそのものについて書かれたのは初めの二章で、あとは本書のタイトルから少し離れて著者の米国観を中心に書かれている。なので、留学体験記を期待して読むとハズレの印象を持たれると思う。でも、米国で働いた経験のあるワタシには共感できる部分がかなりあって、うなずきながら読み進めることができた。 また、書き方の特徴として感じたのは、1)米国の悪いところ、良いところの両方を指摘したうえで自身の考えや提言を述べている、2)世界の大国の位置付け・関係を日本のプロ野球チームに例えて説明している、3)はじめに「ポイントは3つ」と宣言してからそれぞれのポイントの説明を進める、など非常に公正に分かりやすく展開しているところ。もしかしたら、筆者が留学中に体得したいちばんの技術がこれなのかもしれない。
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スタンフォード大学に留学経験のある著者が、米国留学について述べた本。岩瀬氏のハーバード留学記に比べると直接的な授業の内容についての記述が粗いが、思いつくままに概要を述べており読みやすい。国際関係論や安全保障についての記述は、日本でも学べる内容であり、記述は浅い。「日本人留学生減少...
スタンフォード大学に留学経験のある著者が、米国留学について述べた本。岩瀬氏のハーバード留学記に比べると直接的な授業の内容についての記述が粗いが、思いつくままに概要を述べており読みやすい。国際関係論や安全保障についての記述は、日本でも学べる内容であり、記述は浅い。「日本人留学生減少→日本の若者の内向き→日本の国債競争力低下→日本の将来は暗い」はステレオタイプと批判しているが、私は同意できない。巨大米国企業と対等に渡り合い、国際会議の場で世界のリーダーに信頼され、尊敬され、一目置かれるような人材は、米国留学経験が不可欠と考える。米国留学で真剣に教授、学生達ととことん議論し合うことを2年以上継続し、切磋琢磨することによって磨き上げられた知識、技能の取得が、極めて大事だと思う。著者には、岩瀬氏と違い、米国留学に対する向き合い方が甘く、従って、せっかくの経験から持ち帰ってきた知識、技能等が十分ではないと思われ、残念である。(人格的には、素晴らしい人だと思うが。)内容的には、岩瀬氏の本の方が遙かにクオリティは高いと言える。参考になる記述を記す。 「アメリカは日本とさかさまでございます。偉い人が賢うございます(勝海舟)」p1 「エリートときくと、鼻持ちならない秀才野郎を思い浮かべる方も大いかと思います。ですが、本来エリートとは、国民にとってありがたい存在です。彼らは、平時に特権を与えられる一方で、有事には進んで国のために命を捧げてくれる存在なのです。むしろ、気の毒に思いつつ、応援した方が国民にとって利益になるのです。(似非エリートは別にして)」p5
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171012米国製エリートは本当にすごいのか? 佐々木紀彦 1.米国高等教育のすぐれている点(28) (1)インプット 1週間200ページ✕4コマ=800ページのリーディング量! (2)プロセス 膨大なレポート ①どの論点に優先順位 ②論理的な厳密性 (3)アウトプット 2...
171012米国製エリートは本当にすごいのか? 佐々木紀彦 1.米国高等教育のすぐれている点(28) (1)インプット 1週間200ページ✕4コマ=800ページのリーディング量! (2)プロセス 膨大なレポート ①どの論点に優先順位 ②論理的な厳密性 (3)アウトプット 20名以下少人数セミナーでのプレゼン・討論 授業の7割 →当たり前だが、高等教育で何を勉強するのか それは実質のあるものなのか 日本はなぜ現状? ロースクール MBA 博士コース 習熟度高い 2.欧米エリートの意識 「自らの評価は歴史の判断に委ねる」 exロバート・マクナマラ国務長官 フォード再建 ベトナム戦争で失敗 →教訓 (1) 敵の身になって考えよ (2) 理性は助けにならない (3) 自己を超えた何かのために (4) 効率を最大限に高めよ (5) 戦争にも目的と手段の『釣り合い』が必要 (6) データを集めろ (7) 目に見えた事実が正しいとは限らない (8) 理由づけを再検証せよ (9) 人は善をなさんとして悪をなす (10) 『決して』とは決して言うな (11)人間の本質は変えられない 3.日本の課題 真のエリート不在 戦略構築を担う者 政治・経済・法律、安全保障、歴史・哲学を総合的に学んだもの 多面的・総合的戦略を作れる『一流のゼネラリスト』がいない 官僚は二流のゼネラリスト 視野狭窄 省益第一 法学部出身 4.現場依存からの脱却 現場には「戦略転換」ができない 米国の抽象志向「戦略偏重」も向きではない ⇒現場にも戦略にも強く、バランスの良い愛国心を持った、日本オリジナルのエリート人材を創出 福沢諭吉「独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず」学問のすゝめ(33)
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"スタンフォード大学に留学した経験を語ったのが本書。世界標準というものさしで、日本の学生を眺めてみると何が見えてくるのか?留学生の人数減少、若者の海外離れ、といったデータも見ながら著者の見方が語られている。アメリカの文化、社会を経験してきた著者のコメントは説得力がある。...
"スタンフォード大学に留学した経験を語ったのが本書。世界標準というものさしで、日本の学生を眺めてみると何が見えてくるのか?留学生の人数減少、若者の海外離れ、といったデータも見ながら著者の見方が語られている。アメリカの文化、社会を経験してきた著者のコメントは説得力がある。 失敗に学ぶアメリカの文化の力強さを感じた部分を引用しておく。 マクナマラの言葉 教訓1 敵の身になって考えよ 教訓2 理性は助けにならに 教訓3 自己を超えた何かのために 教訓4 効率を最大限高めよ 教訓5 戦争にも目的と手段の 釣り合い が必要だ 教訓6 データを集めろ 教訓7 目に見えた事実が正しいとは限らない 教訓8 理由づけを再検証せよ 教訓9 人は善をなさんとして悪をなす 教訓10決して とは決して言うな 教訓11人間の本質は変えられない "
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ネットのニュース番組で著者と落合陽一氏のコンビの掛け合いをよく観ていたが、読了後に『あの人か!』と気付いた。北部と南部、リアリストとリベラリストという視点でアメリカを読み解くフレームワークは参考になりましたが、2011年の本なので少し古い情報が多い。7つの国をプロ野球チームで例え...
ネットのニュース番組で著者と落合陽一氏のコンビの掛け合いをよく観ていたが、読了後に『あの人か!』と気付いた。北部と南部、リアリストとリベラリストという視点でアメリカを読み解くフレームワークは参考になりましたが、2011年の本なので少し古い情報が多い。7つの国をプロ野球チームで例える話は流石に現状と乖離しており、それはそれで興味深かった。
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著者の留学経験をもとに、各国から集まるアメリカの大学での 内容をまとめた一冊。 様々な国からやってきた人たちの考え方の違いや 日本の大学(日本人だけで過ごす場合)との比較が面白かったです。
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文章がくどい 米国製エリート=米国の大学を出た人間 米国の大学はとにかくインプットを必要とするアウトプットを要求されるためインプットが多い(スタンフォードでは480本/年)。日本と比較すると論理力などの「頭の良さ」には大して差がないが、インプット量が違うので米国の方が論理という点...
文章がくどい 米国製エリート=米国の大学を出た人間 米国の大学はとにかくインプットを必要とするアウトプットを要求されるためインプットが多い(スタンフォードでは480本/年)。日本と比較すると論理力などの「頭の良さ」には大して差がないが、インプット量が違うので米国の方が論理という点では上。しかし現場感覚がないため、論をこねくり回しているだけになることもしばしば。一方日本はその逆。
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ご存知イケダハヤトさんのブログで紹介されてた人の別の本を読んでみた、というか図書館にこれしかなかったのだ。なんか図書館で借りるという行為が古くさいものなのかなあと思った…読みたかったのはこの作者、佐々木紀彦さんの「5年後のメディアはどうなるか」(みたいなタイトル)だったのだけど、...
ご存知イケダハヤトさんのブログで紹介されてた人の別の本を読んでみた、というか図書館にこれしかなかったのだ。なんか図書館で借りるという行為が古くさいものなのかなあと思った…読みたかったのはこの作者、佐々木紀彦さんの「5年後のメディアはどうなるか」(みたいなタイトル)だったのだけど、図書館の検索にはひっかからず。この他にも四冊メモして行ったのだけど一冊もなかったので。Kindleで買ってスマホで読むのがいいんだろうけど、Kindle版の書籍代すら払う金がなくて悲しい(悲しいレビューだな)。図書館にリクエストもできたはずだな…その方向も考えてみよう 本意ではなく読んだ本だったけれど、全然面白かった。というかすごく勉強になった。大学卒業してもはや5年経ちましたけれど、なんかこういうヒリヒリするような競争の空気っていうのはだいぶ離れたところにいるなあと。学生の頃も全然競争の努力なんてしてなかったんだけれども…当時はみんなと横並びでいることが一応はできていて、……なんかだいぶ離れたところに今いるなあとしみじみしながら読んだ。 どういうところが勉強になったかというと、知識を得るってどういうことなのかっていう基本的なことをわかりやすく書いてくれていたので。国際政治を勉強しにアメリカに留学、専攻の勉強と英語の勉強を一生懸命やられて、アメリカと日本の違い、留学生のハウツーをわかりやすく書いてくれてました。 気になったところ。日本人のパスポート取得率は25%。少ないと思った。でもパスポートって期限があるからな。こんなもん? 自分を批判してくれる人が周りにいることも、知力の一つ。そういう人脈を作れるかどうかも知力の一つ、という話。確かに。 そう思う反面、意識高いなあ(鼻ほじほじ)と思う自分も。 あとは、なんだろう、自分ものを知らなすぎるだろ、30にもなって、というのをつくづく思った。ニュース見てても何が問題なのかほとんどわかんないんだもん。自分のアホさ加減に泣ける。知識がないのはこれまで才能の違いだと思ってきたんだけれども、読書量の違いとか、質のいい情報に触れることとか、間違ってもいいから大量にアウトプットすることだとか、人と交流する中で身につけていくものだとか、そういうものの積み重ねなのだな、あまりにも長い間それを怠ってきたな、そもそも気づくのが遅すぎたな、という気持ちになっている。今からでも、できるだけたくさんの本を読みたいと思った。 あとは、大学の講義が無料で聞けるオープンコースソフトウェア?だったか?っていうものがあると知った!びっくり。教授推薦の書籍なども紹介されてあるらしく、効率的に読書を進めたいなら活用しろと書かれていた。
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