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感謝祭の勇敢な七面鳥 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2018/05/13

ティンカーズコーヴの主婦シリーズ第七弾。 クリスマスの次はサンクスギビングデー。 アメリカの二大イベントですからね。 長男が大学生になって家を離れて、 初めて帰宅するのウキウキしていたルーシーだったが、 友だちを連れて帰ってきて自分勝手にふるまうのにがっかり。 確かにちょっと...

ティンカーズコーヴの主婦シリーズ第七弾。 クリスマスの次はサンクスギビングデー。 アメリカの二大イベントですからね。 長男が大学生になって家を離れて、 初めて帰宅するのウキウキしていたルーシーだったが、 友だちを連れて帰ってきて自分勝手にふるまうのにがっかり。 確かにちょっとかわいそう。 しかも人助けしようとしたのに逮捕されるし。 町のアメリカ・インディアン(解説によるとこの名称が正しいらしい)の部族が、 カジノの建設を計画したことによって殺人が発生した。 殺人事件の解決もだけど、 静かな町にカジノができてしまって、 今後どうなるだろうとそっちの方が心配だった。 それにしても、 長男がいなくなって淋しいとはいえ、 鶏の大量殺人の犯人の犬を飼うことにするとは、 ルーシーは勇気あるというか。

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2012/10/17

感謝祭は、欧米特にアメリカの人には特別なものらしい。すぐにクリスマスもくるというのに。 長男が大学に入学してはじめて帰省するということでうきうきしていたのに、帰ってきた息子は自堕落な生活。そして、カジノ建設に絡んだ殺人も起きる。 今回の本に関しては、人種差別にページがさかれている...

感謝祭は、欧米特にアメリカの人には特別なものらしい。すぐにクリスマスもくるというのに。 長男が大学に入学してはじめて帰省するということでうきうきしていたのに、帰ってきた息子は自堕落な生活。そして、カジノ建設に絡んだ殺人も起きる。 今回の本に関しては、人種差別にページがさかれていることが多くて、少し思想めいたものも感じる。これがなければもう少し面白かったかも。

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2013/08/23

ルーシー・ストーンのシリーズ7作目。 4人の子持ちでミステリ好き、新聞社の記者をパートでやっています。 作中で年月がたつシリーズなので、子ども達が成長し関係が変わっていくのも読みどころ。 長男のトビーが大学に行って以来、ルーシーは心の中にぽっかり穴が開いた状態だった。 誰にも認...

ルーシー・ストーンのシリーズ7作目。 4人の子持ちでミステリ好き、新聞社の記者をパートでやっています。 作中で年月がたつシリーズなので、子ども達が成長し関係が変わっていくのも読みどころ。 長男のトビーが大学に行って以来、ルーシーは心の中にぽっかり穴が開いた状態だった。 誰にも認めはしないが、最初の子で性格が似ているトビーは一番可愛い子なのだ。 感謝祭の休暇に、トビーがルームメイトを一人連れて初めて帰って来るというので、張り切るルーシー。 感謝祭はアメリカならではの行事。 11月の第四木曜日だそうです。 もとはアメリカに最初に移住したピルグリム・ファーザーズが、冬に飢えそうになった所を先住民に助けられ、翌年の収穫を祝って先住民を招き、神に感謝したというのが起源。 七面鳥に詰め物をしたローストが定番のご馳走。 週刊新聞の記者として、行政委員会を取材したルーシーは、放し飼いの犬のカジョーが鶏を殺したという事件の対応に、憤りを感じる。 メティニカット族のカートが飼っているカジョーに対して、厳しすぎる意見が出たのは、人種偏見ではないかと思ったから。 鶏の持ち主のエリーは、カジョーが自慢そうに1羽持ってきてくれたと話したのだが。 エリーを訪ねると、実は有名な人形作家で、メティニカット族にちなんだ人形を作っていた。 メティニカット族は先住民としての指定を受けようとしていて、それがカジノ建設と関わっていた。 博物館と一緒に作るはずだったカジノの建設計画だったが、博物館もない高層ビルと知って、話が違うのに怒るカート。 町は賛否両論で揺れる。 親友のスーは、託児所の責任者。 ルーシーは時々、手伝っている。牧場で育てられている七面鳥を見学に、託児所の子ども達を連れて行ったルーシーだが…? 帰ってきたトビーがすっかり変わってしまったことに、がっかりするルーシー。 到着も遅れ、予定外に女の子を二人連れてきて、しかもその子達は菜食主義。毎日お昼まで寝ていて、町の出来事にも興味を示さない。 しかも、感謝祭の客はどんどん人数が増えていく。 頭に来つつも、必死で家事をこなすルーシー。 せっかくの七面鳥も失敗しそうになるが~~ 自分がトビーの年頃だった時の気分も思い出すのでした。 犬のカジョーはルーシーが引き取ることに。 ユーモラスで、地に足がついていて、好感の持てるシリーズです。 初読2011年9月24日。 感想を書いてなかったので、再読しました。

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2012/06/07

大学に行った長男が初めての帰省。それはルーシーの思い描いた姿ではなかった。そんなイライラのさなか、町にカジノ建設の計画が持ち上がった。カジノよりも先住民族の博物館を望んでいた先住民族のリーダーが殺害され、ルーシーはまたもや殺人事件に首を突っ込むことになった。 アメリカの文化、人種...

大学に行った長男が初めての帰省。それはルーシーの思い描いた姿ではなかった。そんなイライラのさなか、町にカジノ建設の計画が持ち上がった。カジノよりも先住民族の博物館を望んでいた先住民族のリーダーが殺害され、ルーシーはまたもや殺人事件に首を突っ込むことになった。 アメリカの文化、人種問題、地域経済と雇用など多少理解するためにはおもしろい作品。ただ前作同様、推理もの、主負探偵と銘打つには無理がある。動機も、手段もはっきりしないまま、解決もなし崩し的。 軽くて読みやすいのはいいのだが・・・

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2011/09/12
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20110910 感謝祭の時期と、アメリカインディアンの民族問題と地域開発がほどよくミックス。 面白かったです。 帰省した息子が自由すぎて笑う。 感謝祭で12月だから夏には戻ってるんじゃと思ったら そうでした、9月からなんだよねーアメリカは。 ダラダラ生活するのは仕方ないとして、 友達1人のはずが3人とかそれは人としてどうなん。 でもそういうもんだったかなー ノリで。 女の子にいきた〜いとか言われたら 1人も3人も一緒かなと思うかも。 まぁ私は女性なので分かりませんが。 掘ってみたら土器出てきたーっ工事中止ーっって、 どこの国でもあるんだなぁとほんのり思いました。

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2011/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主婦探偵ルーシーのシリーズも七作目! もちろんいつもののように殺人事件や、ルーシーの一人一人容疑者をリストから消して行く丁寧な(*^_^*)推理もあるのだけど、すったもんだの末にようやく大学生となり家を離れた長男・トビーが感謝祭の休暇で帰省する、というのが、実は一番の“事件”かなぁ。 小さくて可愛かったトビーが反抗期を経て、ようやく母親の気持ちによりそう男の子になった、ということを私たち読者は知っているわけで、だからこそ、彼の帰省が楽しみだったり、いやいや、そう簡単にはいかないよ、と危惧したり。 で、ルーシーの友人が前もって忠告していたように、一旦家を離れた子どもはもう別の人間になっている・・・。うん、わかるなぁ。留守家族は相変わらずの日々を過ごしているだだけなのに、ほんの数カ月で疾風怒濤のような大学生生活を経験してしまった若者は、もう、なんていうか、何もかも!!新しい人間になっちゃってるんだよね。うちも下の娘が寮生活を経験して初めて家に帰ってきた時、「うちって何にも変わってないんだねぇ~~~!」とカルチャーショックを受けたように言っていたのが思い出されるし、私だってそう言えば、と学生時代の楽しさと実家の退屈さの対比が蘇ったり。 ルーシーは、記者の仕事と、家事(感謝祭のお客様が急に増えるというアクシデント!!!泣くよね、これは!!!)、近所づきあいやボランティア活動(ニューイングランドの土地柄なんでしょうね、教会がらみの慈善活動は生活の一部)の中で、同じ比重で殺人事件の犯人を割り出していこうとするところが毎回、面白く読ませられるんだけど、今回は特に、もうてんやわんやの中での活躍だったからとても楽しめたし、ルーシーの気持ちと同化して読めた。 サザエさんのように、ずっと変わらない家族のお話もいいものだけど、子どもたちの成長と共に変化していくルーシー一家や、また、変化せざるを得ない小さな町の姿を描いているこのシリーズが大好き。 トビーのだらしなさには辟易しつつも、大学生ってそんなもんだよね、と思えたし、(しかも、帰りがけに優しさも見せてくれたから許そう!(*^_^*) 長女の不機嫌さもそのうちに・・と期待してしまう読者です。 次の作品では、みんなどうなってるかな。早くお目にかかりたいです!(*^_^*)

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2011/09/18

おもしろかったー。このシリーズ快調だ。長すぎなくてテンポがよくて読みやすい。早くも次が読みたい。今回は、主婦探偵のルーシー、長男が大学入学して家を出て以来、空の巣症候群ぎみで(まだ娘が三人もいるのになあ)、休暇に長男が戻ってきたはいいけど好き勝手ばかりして、もう子どもじゃないから...

おもしろかったー。このシリーズ快調だ。長すぎなくてテンポがよくて読みやすい。早くも次が読みたい。今回は、主婦探偵のルーシー、長男が大学入学して家を出て以来、空の巣症候群ぎみで(まだ娘が三人もいるのになあ)、休暇に長男が戻ってきたはいいけど好き勝手ばかりして、もう子どもじゃないから家族だんらんとかいうわけにもいかなくてブルーになるっていう話。アメリカの話だけど、ものすごく共感できそうな。ルーシーが、自分はいい人になりたくて無理してるんだろうか、とか悩むところも、わかるわかる、と。わたしは動物好きじゃないんだけど、七面鳥とか、にかっと笑う犬とか、動物がかわいかった。感謝祭、って日本にはない行事だけど興味深い。デザートにナッツを食べるとかね。

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