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盆まねき の商品レビュー

4.4

32件のお客様レビュー

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2026/03/01

色んな行事があるけれど お盆はお休みではなく 亡くなった人を忘れないでいてあげる日 改めて、お盆をお迎えしてあげたい

Posted byブクログ

2025/10/10

 ただ今、富安陽子さんの作品を読み続けて、不思議な物語の魅力を知りたい期間中です。  「盆まねき」とは、『八月のお盆の三日間にみんなでご先祖さまの供養をする行事』のことで、既にご存知の方にとっては、あまり得るものは無いと思われるかもしれないが、本書に関しては富安さん自身の実話...

 ただ今、富安陽子さんの作品を読み続けて、不思議な物語の魅力を知りたい期間中です。  「盆まねき」とは、『八月のお盆の三日間にみんなでご先祖さまの供養をする行事』のことで、既にご存知の方にとっては、あまり得るものは無いと思われるかもしれないが、本書に関しては富安さん自身の実話が重なることによって、改めてお盆について考えてみようという気持ちにさせてくれるのではないかと思った、本書は『野間児童文芸賞』受賞作品である(2011年)。  毎年、主人公「なっちゃん」(小三)の家族は、母の父にあたる「ヒデじいちゃん」の家で盆まねきをするのが通例となっており、これまでは帰省ならではのイベントや遊びを楽しみとしていたなっちゃんであったが、この年ばかりは三日間を通して特別な体験をすることとなり、そこには物語の持つ力が連鎖することによって起きた奇跡とも思えるような出来事があったことに、私は大きな感動を覚え、それは素朴でほのぼのとした中に滲みを帯びた美しさもある、高橋和枝さんの絵の存在がまた大きいのだと思う。  盆まねきの進行と共に、不思議で面白い話をなっちゃんに話すのが祖父母や曾祖父母世代の方々であることには、その話の場面だけ文字のフォントが変わることや、語り口が当時の年代の口調になることで、より臨場感が増したこともあり、物語が語り継がれていく素晴らしさを実感したのだが、なっちゃんにとっては「ほんとのわけないよ。うそっこのお話だよね?」という心境を抱いていて、それは本書で「ナメクジナメタロウ」の話をしたヒデじいちゃんが、『ホラふき山のおじいちゃん』と呼ばれていることからも明らかなように思われた。  しかし、そこには不思議な物語で読み手を楽しませたいという、富安さん自身の思いの丈が潜まれているようにも感じられたのだ。 『うそと、ホラは、すこうしちがう。 人をだますのが、うそ。 人をたのしますのが、ホラ。 ほんとでもいい。ほんとじゃなくてもいい。たのしかったら大成功。 それがホラなんだよ。』  そして、そんな不思議な話の魅力と共に本書で教えてくれたのが、盆まねきを通して強く実感した『人の存在とは?』なのだと思い、それは見える見えないといったものを超越した神秘的なものであることが、富安さんの物語に近づいた印象も抱かせるのだが、本書の場合、世界中で起こっている決して消えることの無い思いが投影されているだけに、シリアスな読後感となり、それは富安さん自身の家族の物語であるからと共に、世界中で同じような思いを抱えた家族の物語でもあるからだと感じたことによって、盆まねきという行事にのせていたのが、人が人を忘れない思いだったことを実感したからである。

Posted byブクログ

2025/08/13

びっくりした。手が空いた隙に何か読みたい、読み切りたい、児童文学ならサッと読めるだろう、と図書館で借りたオススメコーナーの本。しんみりして、泣いてしまった。びっくりびっくり。

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2025/07/14

――うそと、ホラは、すこうしちがう。 人をだますのが、うそ。 人をたのしますのが、ホラ。 ほんとでもいい。ほんとじゃなくてもいい。楽しかったら大成功。それがホラなんだよ。 ――おじいちゃんたちは沢山の楽しいお話を聞かせてくれます。 今年も笛吹山のおじいちゃん...

――うそと、ホラは、すこうしちがう。 人をだますのが、うそ。 人をたのしますのが、ホラ。 ほんとでもいい。ほんとじゃなくてもいい。楽しかったら大成功。それがホラなんだよ。 ――おじいちゃんたちは沢山の楽しいお話を聞かせてくれます。 今年も笛吹山のおじいちゃんたちから、手紙が届きました。 なっちゃんのパパとママは 「盆まねき」の手紙とよびます。 私も子供時代には、母の実家へ弟と泊まりがけで遊びに行きました。いとこも来ていて、近くに住むいとこもやって来て、賑やかに遊んだものです。虫取り網を持ち、うるさいほどの蝉を追いかけたりもしました。 迎え盆の日、祖母は“お墓から帰る時には両手を後ろ手に組み、仏さんを乗せて連れて帰るんだよ” 子供ながらに、その言葉を良く覚えています。 この本はそのお盆に会える、おばさん、おばあちゃんたちが様々な話をなっちゃんたちに聞かせてくれます。 おじいちゃんのお兄さんが、戦争で亡くなったことも知りました。 そして送り盆の夜、不思議な世界に迷いこみ・・・・ お盆というものを、改めて考え 愉しませてくれる本でした。 2024、7、17 読了

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2024/07/03

大好きな富安陽子さん 久しぶりに読んだ 〈 なっちゃんがお盆の間におじいちゃんたちから聞いたふしぎなお話と、そのあとなっちゃん自身がした本当にふしぎな体験〉 こんなお盆の過ごし方をされてきたんだなあ 富安陽子さん そこで『物語の種』が蒔かれたんだなあ しみじみと思った ファ...

大好きな富安陽子さん 久しぶりに読んだ 〈 なっちゃんがお盆の間におじいちゃんたちから聞いたふしぎなお話と、そのあとなっちゃん自身がした本当にふしぎな体験〉 こんなお盆の過ごし方をされてきたんだなあ 富安陽子さん そこで『物語の種』が蒔かれたんだなあ しみじみと思った ファンタジーが魅力ですが このお話しには「事実」と作者の「願い」がしっかりと 描かれています 「うそ」と「ほら」は違うのです 亡くなった人を想う これが「お盆」ですね ≪ またおいで 盆まねきの おたよりが ≫

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2024/06/08

すごく好きな話だった。 登場人物も大きな家も景色もはっきり想像しながら読むことができた。 最後は少し泣けてしまった。 お盆という行事の意味をもう一度深く考えさせられ今年はそういう気持ちで過ごしてみようと思った。 教科書に掲載されていたというのも納得の作品。 子供だけじゃなく大人も...

すごく好きな話だった。 登場人物も大きな家も景色もはっきり想像しながら読むことができた。 最後は少し泣けてしまった。 お盆という行事の意味をもう一度深く考えさせられ今年はそういう気持ちで過ごしてみようと思った。 教科書に掲載されていたというのも納得の作品。 子供だけじゃなく大人もぜひたくさんの人に読んでもらいたい作品。 都市伝説のような言い伝えのような不思議な部分もあるのでハラハラ感もありますよ。

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2023/08/06

感想 日本の夏は暑い。太陽はギラギラ輝き楽しみも多い。しかし過去の影はいつまでも落ちている。そのすべてを背負い次の世代に継いでいく。

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2021/06/27

なっちゃんはお盆におじいちゃんの家に行く。お盆には大勢の人がおじいちゃんの家に集まる。なっちゃんはおじいちゃんやおばちゃん、大おばあちゃんたちから嘘か本当かわからないちょっと不思議な話を聞く。「ウソは人をだますこと、ホラは人を楽しませること」だって。なるほど。不思議な話からはじま...

なっちゃんはお盆におじいちゃんの家に行く。お盆には大勢の人がおじいちゃんの家に集まる。なっちゃんはおじいちゃんやおばちゃん、大おばあちゃんたちから嘘か本当かわからないちょっと不思議な話を聞く。「ウソは人をだますこと、ホラは人を楽しませること」だって。なるほど。不思議な話からはじまって戦争で亡くなったおじさんとの交流、最後の章では実際に戦争でなくなった富安さんのおじさんの話へ。小学生にも伝わる優しい語り口調で人の命の尊さや儚さや強さ、故人を想うこと、戦争の悲しさや虚しさまで伝えてくれる本。伝わっていってほしい。

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2021/01/13

小学3~4年生向け。 3章くらいから、「死んだ人を思い出すのって、ドーナツの穴みたいだな」と思いながら読んでいた。 穴だけでは存在できないけど、周りでいろいろ記憶してくれていることで存在する。 ドーナツ部分が出っ張ったりへこんだりする形をそのまま受けて、穴の形も決まる。 自分...

小学3~4年生向け。 3章くらいから、「死んだ人を思い出すのって、ドーナツの穴みたいだな」と思いながら読んでいた。 穴だけでは存在できないけど、周りでいろいろ記憶してくれていることで存在する。 ドーナツ部分が出っ張ったりへこんだりする形をそのまま受けて、穴の形も決まる。 自分はどんな「穴」になりたいか。 奥さんや子供が覚えてくれていたら、それで十分だな。 「いいドーナツの穴だったねぇ」と思い出してもらいながら、「それはドーナツ自体がいいものだからだよ」とうっすら気づいてもらえたらいいな、と思う。 死んでからは穴づくりできないから、今から作っておかないと。

Posted byブクログ

2021/01/01

6年教科書掲載本 ふりがなもついているし、文字も多くないので、本編は3年生ぐらいから読めると思う。 お盆に先祖を迎えるという風習、今も行っているところは減っていると思うので、お話を楽しみながらそれを知るいい機会になる。 最後の富安陽子さんの実話を読んで、戦争を知らない世代も...

6年教科書掲載本 ふりがなもついているし、文字も多くないので、本編は3年生ぐらいから読めると思う。 お盆に先祖を迎えるという風習、今も行っているところは減っていると思うので、お話を楽しみながらそれを知るいい機会になる。 最後の富安陽子さんの実話を読んで、戦争を知らない世代も戦争のことを考えてほしい。

Posted byブクログ