ビールを極める の商品レビュー
某ビール会社の方にお会いする機会を得たので、ビールのお勉強。意外と知らないことが多くてびっくり。 ・アルコールは、車のガソリンのように人間の体内で効率よく燃焼しますが、効率が良すぎてエネルギー源として蓄えられません。アルコールが入ると身体がすぐポカポカしてくるのは、体内でアル...
某ビール会社の方にお会いする機会を得たので、ビールのお勉強。意外と知らないことが多くてびっくり。 ・アルコールは、車のガソリンのように人間の体内で効率よく燃焼しますが、効率が良すぎてエネルギー源として蓄えられません。アルコールが入ると身体がすぐポカポカしてくるのは、体内でアルコールが燃焼しているからです。 ビールだけ飲んでいると、実用的に役立つのはほぼ炭水化物のカロリーだけですから、総カロリーの約1/3しかありません。ウイスキーなどの蒸留酒になると、役立つカロリーはほとんどないと考えてよいでしょう。 ・日本の夏は、ビールが冷えていないとおいしくありませんが、「冷やしすぎると、ビールの味がしない」という方もいます。なかなかのビール通だと思います。飲んでみるとすぐわかりますが、冷やすほど甘さが感じられなくなります。苦いビールは冷やしすぎるとより苦くなります。ドイツではビールはそれほど冷やしませんが、ホップの苦みが相当きついビールが多いので、それも一つの理由かもしれません。 ・ビールを缶から直接飲むのと、グラスに注いで飲むのでもかなり炭酸ガスの量が違ってきます。泡の立て方によっても違ってきますが、グラスに注ぐと炭酸ガスの量が7割くらいになります。缶から直接飲むとやや苦く感じたり、刺激的に感じるのもこのためです。 ・ビールをおいしく飲む条件。 「自分の気に入ったビールを目の前に置いて、塩味のきいたつまみと気心知れた仲間と語り合いながらグラスを傾ける」 ・ビールにはいくつものビタミンが含まれています。しかもその量は他の醸造酒に比べると、大半がより多く含まれています。…ちなみに、蒸留酒にはこうした栄養素はほぼ皆無といってよいでしょう。
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プレミアムモルツ開発の話などは興味深く読んだけれど、最後の6章「ビールと健康」の内容が雑すぎてうんざりしてしまった。
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プレミアムモルツを作った人のビールに纏わる一冊。 ビール党員は一読を勧めます。 醸造過程の科学的な話から身近な話まで。読んでて面白いです。 晴れた休日に家でビールを飲みながらどうぞ。
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ベルギーのモンドセレクションにて日本初の快挙となるGrand Gold Medalを受賞したプレミアムモルツの誕生秘話がメインと思っていました。 しかし、本書の内容の大半を占めるのはビールの博士である著者から繰り広げられるビールについての様々な知識。それがとても面白い。 たとえば...
ベルギーのモンドセレクションにて日本初の快挙となるGrand Gold Medalを受賞したプレミアムモルツの誕生秘話がメインと思っていました。 しかし、本書の内容の大半を占めるのはビールの博士である著者から繰り広げられるビールについての様々な知識。それがとても面白い。 たとえば、生ビールってなに? とか黒ビールはナゼ黒いのか? 一番搾りってなんなのとか。 ビールを飲んだことのある方なら一度は頭に浮かんだ疑問がわかりやすく解説されています。 ワインを飲むように、ビールを飲むときもビールについて語りたくなる一冊でした。
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著者の中谷さんのビール愛で貫かれている。とりあえずプレミアムモルツが飲みたくなる本。ビールの歴史、種類、作り方など、身近だけど奥深い世界の一端を垣間見る感じ。
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ビールについての良い入門書だと思います。楽しく読めます。ビール党でない人もビールが呑みたくなると思います。 早速私も、麦100%ビールを購入して飲み始めました。ただの呑兵衛なだけですか?
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