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和子の部屋 の商品レビュー

3.7

40件のお客様レビュー

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2012/10/18

いたって真面目な対談集。 作家の多くが、”言葉”と物体(本質)との乖離、または距離に頭を悩ませているらしい。 言葉を扱う職業だからこそ、考えずにはいられないのだろう。

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2012/09/13

阿部和重が好きなので読んでみた。タイトルからして砕けた内容を想像していたが、あらあら非常に真面目な対談集で小説家がディープな悩みを真剣に相談していてビックリ。阿部和重が瞬発力を鍛えたいと語っているようにその場で初めて質問状に目をとおすスタイルでライブ感を楽しめ、また瞬時に質問を理...

阿部和重が好きなので読んでみた。タイトルからして砕けた内容を想像していたが、あらあら非常に真面目な対談集で小説家がディープな悩みを真剣に相談していてビックリ。阿部和重が瞬発力を鍛えたいと語っているようにその場で初めて質問状に目をとおすスタイルでライブ感を楽しめ、また瞬時に質問を理解し具体的なアドバイスを話せる阿部和重の発想力にしびれた。

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2012/09/01

角田光代、綿矢りさ、江國香織、桐野夏生など人気女性作家と「和子」に扮した芥川賞作家・阿部和重が彼女たちの「人生相談」に乗るという対談集。女性作家達のふわふわとした相談を的確に変換・言語化し、更に明晰な分析で解答を導き出す阿部和重の頭の回転の速さは心地よい。人生相談から各作家の小説...

角田光代、綿矢りさ、江國香織、桐野夏生など人気女性作家と「和子」に扮した芥川賞作家・阿部和重が彼女たちの「人生相談」に乗るという対談集。女性作家達のふわふわとした相談を的確に変換・言語化し、更に明晰な分析で解答を導き出す阿部和重の頭の回転の速さは心地よい。人生相談から各作家の小説への取り組み方の話に持っていく手腕も見事。特に朝吹真理子と江國香織と綿矢りさの相談は印象的でした。私も彼に人生相談をしてみたいような、してみたくないような。

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2012/06/01

阿部和重が大好きなのはもちろん、対談相手も大好きな作家ばかりずらりなので、興奮。ものすごく興味深く、それぞれの作家が、どうしてあのような作品を発表するのかがすごくよく分かった気がする。とりわけ、江國香織の作品でしばし感じられる印象の原因が垣間見れたのは有益だったなぁ。なるほど! ...

阿部和重が大好きなのはもちろん、対談相手も大好きな作家ばかりずらりなので、興奮。ものすごく興味深く、それぞれの作家が、どうしてあのような作品を発表するのかがすごくよく分かった気がする。とりわけ、江國香織の作品でしばし感じられる印象の原因が垣間見れたのは有益だったなぁ。なるほど! だから、なのね! と。 みんな独自の考え方をきちんと持っていて、それをきちんと言葉にできることがすばらしく、私も自分のことばでこういう話を誰かととことんしてみたいと強く思う。 みんなそれぞれ共感できたけど、特別強くそれを感じたのは角田光代と桐野夏生。答えがないからこそ、小説を書き続けられることはステキだな。

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2014/09/20

阿部和重っていつのまにこんな偉いポジションに? 今活躍中の女性作家たちが、創作活動やプライベートにいたるまで、著者に人生相談をするというていだが、終始「…」という感じ。相談者たちのほうが偉いし、小説家としてずっと上だわ、って突っ込みたくなる。というか、小説家が小説家に人生相談なん...

阿部和重っていつのまにこんな偉いポジションに? 今活躍中の女性作家たちが、創作活動やプライベートにいたるまで、著者に人生相談をするというていだが、終始「…」という感じ。相談者たちのほうが偉いし、小説家としてずっと上だわ、って突っ込みたくなる。というか、小説家が小説家に人生相談なんかするなよ、と思う。その点、最後に出てくる大御所二人は素敵。相談しているように見せかけて実はしてない。はじめっからする気がない。

Posted byブクログ

2012/04/12

川上未映子と阿部和重の結婚に衝撃を受けた話を同僚にしたところ「面白いよ」とかしてもらった阿部和重の対談集。人生相談に阿部氏がアドバイスしてゆきます。対談相手は、角田光代、江國香織、川上未映子、金原ひとみ、朝吹真理子、綿矢りさ、島本理生、加藤千恵、川上弘美、桐野夏生。読み進めるほど...

川上未映子と阿部和重の結婚に衝撃を受けた話を同僚にしたところ「面白いよ」とかしてもらった阿部和重の対談集。人生相談に阿部氏がアドバイスしてゆきます。対談相手は、角田光代、江國香織、川上未映子、金原ひとみ、朝吹真理子、綿矢りさ、島本理生、加藤千恵、川上弘美、桐野夏生。読み進めるほどに自分の屈折加減が(目には見えなくとも)浮き彫りになり、いつどうやってディストーションかけられたのかを自身に問いたくなるが、青い頃は彼方。中でも、角田光代の「小説を書く人には多かれ少なかれ屈託があると思っています。思春期に悩みも影もない青春を謳歌し、ずっと幸せに生きてきた人でも小説を書くことはできるでしょうが、そんなふうに無邪気に屈託なく暮らしてきた人はわざわざ小説を書こうとは思わないのではないか」という言葉にとても納得。

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2012/03/16

好きな小説家である阿部和重が様々な女流作家と対談。 好きな小説家である川上未映子と彼は結婚したが、ここで対談している。 そういうことなの?

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2012/02/14

阿部さんは人生相談に向いてる、と始まった企画とのこと。 対談した女性作家から称賛されまくり!映像で見聞きしたい。 わたしも、人生相談向いてるって言われたいな。阿部和重ってすごい人なのかもしれない、結婚してむしろよかったのは川上未映子のほうなのかも、と思いました。

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2012/02/10

阿部和重が様々な年代の女流作家たちの人生相談を受けている。相談者も相談を受ける者も作家だから、読んでいて語感がすごく心地よい。小説を書いている人、言葉遊びが好きな人、そもそも読書が好きな人、は一読の価値があると思う。するっ、と読めるから、何かの暇つぶしにでも。

Posted byブクログ

2012/01/18

大変おもしろいのだが、想像していた人物像と違ったりすることもあるのでイメージを壊されることもあり。 江國香織との対談は興味深い。

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