はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか の商品レビュー
レアメタルを体内に溜め込んでる巨大ウナギ…怖…。 サナダムシみてえなもん???なの???の卵が縄文時代の遺跡から人知れず発掘され体内に入り…っていうのも怖すぎた…。 どうしたらいいんだ…。
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短編集だが、どれも傑作だった。 特に最後のエデンは今の科学発達を優先した社会へ問いかけている。キリスト原理主義的な生き方、快楽や楽しみではなく、ただ生きて、伴侶をもって命をつなぐ、それでいいのではないかと感じさせられた。
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片田舎の地元でハイテク部品メーカーで働いている『藍子』は、穏やかだがどこか淡々とした変わり映えのしない毎日を送っていた。唯一東京から設備を借りに来ていたメーカーの男性に惹かれていたが、その人も自社に戻ってしまい気落ちしていた時、ラジコンカーのようなものに執拗に追いかけられる。それ...
片田舎の地元でハイテク部品メーカーで働いている『藍子』は、穏やかだがどこか淡々とした変わり映えのしない毎日を送っていた。唯一東京から設備を借りに来ていたメーカーの男性に惹かれていたが、その人も自社に戻ってしまい気落ちしていた時、ラジコンカーのようなものに執拗に追いかけられる。それはまるで自らの意思であるかのように、藍子に近づいてくるのだった・・・ 表題作、「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るのか」を含む、4編の中短編集。 思いっきり風刺を利かせたブラックユーモア風の前半2作、そしてどこか物悲しいさをおびた心情を描いた後半の2作と、テイストの違う作品です。 外食産業の裏側と鉱物資源の組み合わせた「深海のEEL」が、お役所の融通の利かなさや研究者の右往左往っぷりに対し、外食チェーン店のしたたかっぷりが非常に面白かった。
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150808 中央図書館 人工知能ロボット(はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか)、バイオ(深海のEEL)、寄生虫歴史疫学(豚と人骨)、神話と寓話(エデン)というネタの小品集。篠田はあまりメジャーにならないが、独特な発想が面白いので、ときどき手に取る。
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「エデン」は不思議な小説だった。 どれも1ページ読むと最後まで読まされる、すさまじい吸引力を持っている。篠田節子はすごい。
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どれも発想は面白いけど長さに対してオチが弱いなという印象 これがショートショートならどれも十分いいと思えるのだけど 表題作中でのロボットの説明など,ちゃんと理解して説明しているあたりは好印象
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図書館の本日返却の一区画は私にとってある意味お宝の書架である。新刊、人気本が手に入ることはもとよりまだ頁を捲る温もりの残る本は借りていた人の様々な想い、こだわりが伝わってくるのだ。 その中で見つけた本書、篠田さんとは初対面でタイトルもフィクション?ノンフィクション?…パラ見すると...
図書館の本日返却の一区画は私にとってある意味お宝の書架である。新刊、人気本が手に入ることはもとよりまだ頁を捲る温もりの残る本は借りていた人の様々な想い、こだわりが伝わってくるのだ。 その中で見つけた本書、篠田さんとは初対面でタイトルもフィクション?ノンフィクション?…パラ見するとSFのようでもあり俄然興味が湧いた。 面白い…想いも着かないモチーフはどう落ち着くのか予想すら許さずワクワクと読み進める興奮は久しぶりの読書トリップ、パロディやアイロニーも随所に散りばめらめて飽きることなく楽しめた。 小保方さんは失速してしまったがこのリケジョ作家はまだまだ加速していくのだろうな、多分
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短編、中編ということも手伝い、 それぞれ「一気読み」しました。 面白かったです。 星4,5というところです。
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#読了。短編集。SF。科学技術を追い求める世界観へ、ちくりと針を刺すような物語が4編。最初の「深海のEEL」が一番面白かった。
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『絹の変容』にせよ、なかなか現実味のあるSFだ。しかしまぁ、いかにも淑女然としたあの人が書 かれる小説とは思えん。
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