青い壺 新装版 の商品レビュー
リバイバルヒットということで手に取ってみたものの、どこがどうヒットしたのだろうか。定年後の無気力な旦那の話と目の見えない母の話が好きだった。
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妻が面白かったと言うので読んでみた 半世紀も前に書かれた小説がなぜ今になって再ブレークしたのか興味を持って読み進めた 結局その原因は分からずじまいだったが、昭和が色濃く残る風合いの小説でけっこう楽しめた
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火の鳥形式。 13の短編に共通して青い壺が登場する。 馳星周の『少年と犬』も、同じような形式だが、青い壺の方が面白く感じた。 少年と犬の方は展開が予想できそうなのに対して、壺の方は先の展開が全然読めなかったからだと思う。 どの話もおもしろく、そしてどこで壺が登場するのか毎度...
火の鳥形式。 13の短編に共通して青い壺が登場する。 馳星周の『少年と犬』も、同じような形式だが、青い壺の方が面白く感じた。 少年と犬の方は展開が予想できそうなのに対して、壺の方は先の展開が全然読めなかったからだと思う。 どの話もおもしろく、そしてどこで壺が登場するのか毎度楽しみだった。 個人的には、戦時中の夕食を豪華な気分で食べる話が特にツボ。
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なぜが今リバイバルしている有吉佐和子。清張人気に通じる物がある。昭和を知らない世代は昭和的な物に惹きつけられるものがあるのだろうか。生活様式や思考回路は多少変われども、人の本質はそれほど変わらないということなのだろうか。 本作は一つの青磁の壺が持ち主を転々と変わる度に、その所有...
なぜが今リバイバルしている有吉佐和子。清張人気に通じる物がある。昭和を知らない世代は昭和的な物に惹きつけられるものがあるのだろうか。生活様式や思考回路は多少変われども、人の本質はそれほど変わらないということなのだろうか。 本作は一つの青磁の壺が持ち主を転々と変わる度に、その所有者の生活状況や心理描写が綴られる。最初の持ち主は「恍惚の人」を思わせる会社を退職したばかりのサラリーマン。その後シングルマザーの縁談に纏わる話や、介護に悩む娘、相続で揉める一族、戦中派と戦後派のギャップ等等を活写して物語は青い壺の変転と共に進む。どの物語もその中心には女性がいる。この本が今受けているということは、この当時の女性達の心の叫びがある程度今の若い人たちにも共感を得ているということだろうか。個人的にはあまり共感できるタイプの女性はいなかったが。 連作短編集という構成上、一つ一つの話は少し薄味に感じる所もあった。テーマ自体は重いものもあったが文体が軽いのでサクサクと読めて楽しめました。リアルタイムで有吉佐和子は、ほぼ読んでないのでこれを機会に少し読みたい。 ブグログの書影では帯が50万部突破になっているが、僕の持っている本は30万部突破になっている。ブグログは書影を適宜新しい物に変えているんですね笑。
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売り出し中の陶磁家がある時、偶然に名作ができ喜んでいたが、周囲がさほど気にかけないのに腹を立て、家を不在にしている間に妻がその名器を売りに出してしまうところから話が始まる。タイトルの「青い壺」はいろんな人の手に渡り、それぞれの家庭や環境の様子を映し出す。
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美しい青磁の壺が色んな人々の手に渡りながら、様々な人生模様を映し出していく物語。 50年前の作品ですが、人の悩みや考えることって今と変わらないのだなあと思えます。 おばあちゃんの同窓会の話とか面白くて笑っちゃった。 あと、美術品って難しいのだな、と。真偽のほどは誰にも分からない。
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人の世界には、きっと、このように自身が気付いていない輪廻転生?こんな劇的な展開になっていることもあるのでは?想像すると、なんか楽しい。
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この本の帯にあった「こんな小説を書くのが私の夢です」という原田ひ香さんのひとことに強く惹かれて手に取りました。その言葉通り、読み終えた今では「なるほど、これは作家が憧れる小説だ」と素直にうなずけます。近年になって再評価され、半世紀前の作品とは思えない勢いで読まれ続けているのもわ...
この本の帯にあった「こんな小説を書くのが私の夢です」という原田ひ香さんのひとことに強く惹かれて手に取りました。その言葉通り、読み終えた今では「なるほど、これは作家が憧れる小説だ」と素直にうなずけます。近年になって再評価され、半世紀前の作品とは思えない勢いで読まれ続けているのもわかります。 まことに恥ずかしながら、著者は有吉佐和子さんなのに、読み終えるまでずっと阿川佐和子さんの本だと思い込んでいました。読みながら「エッセイだけでなく、こんな巧みな小説まで書けるとはすごい!」などと感心していたのですから恥ずかしい限りです。私の年齢からして軽い認知症の始まりでも不思議ではないですが、知ったかぶりして家内にうんちくを垂れなくて本当に良かった...。 物語は、無名の陶芸家が偶然生み出した見事な青磁の壺が、人から人へと渡り歩き、そのたびに持ち主たちの人生に波紋を広げていく十三編の連作短編集です。昭和52年に刊行された作品でありながら、そこで描かれる人間の欲、見栄、寂しさ、そして小さな幸福は、令和の今読んでも少しも古びていません。むしろ時代が変わっても変わらない人間の本質が、青い壺を通してはっきり描かれています。 もし我が家にも、そんな不思議な魅力を持つ「青い何か」が巡ってきたら、その美しさに見とれる前に、まずは少し距離を置いて眺めることにしようと思います。
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登場人物が活き活きと描かれててよかった 青い壺を巡り巡って人間模様が描かれる群像劇が面白い でもニクヨさんがなんでそんな推してたのかはわからなかった
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人にすすめられて読んだ。あらゆる年代の女性、特に年配の女性の愚痴やおしゃべりが尽きない。青い壺を手にする世代の女性の苦悩が凝縮された本。
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