いかに生きるか の商品レビュー
著者:森有正(1911-1976、新宿区、哲学) 解説:山形孝夫(1932-、仙台市、宗教人類学)
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人間が自分自身というもの、あるいはむしろ自分の経験というものを見出してゆく、そしてその自分を深め、自分を豊かにし、自分を充足して生きてゆく、そうした生き方が、無数に組み合わさって、一つの社会というものができてくるというものです。そしてその一つ一つの単位が、個人なのです。 ちゃんと立派に死ぬためには、立派に生きなくてはなりません。経験、経験と言っているけれども、その最後は死しかないわけです。
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罪を赦すことができるのは神だけである。 人ができるのは、人の罪を忘れるということ。 キリスト教の観点から、自己について、経験について書かれています。 果たして自分は、確固たる一人称に基づいて、生きる中での決断を下せているのか。。 戦争と、その直後の西欧生活を経て、強烈な「日本...
罪を赦すことができるのは神だけである。 人ができるのは、人の罪を忘れるということ。 キリスト教の観点から、自己について、経験について書かれています。 果たして自分は、確固たる一人称に基づいて、生きる中での決断を下せているのか。。 戦争と、その直後の西欧生活を経て、強烈な「日本人としての自己」を意識した「経験」をもつ著者でこそ書ける文章やと思います。
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一人称、二人称で成り立つ日本人の人間関係。そしてそれによって空洞化されるであろう民主主義。少し繋がりが短絡的なのではないかと思う部分もあったが、ほんとうに「日本人の生のありよう」に迫った本であり面白い。
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烏兎の庭 第一部 書評 2.26.03 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/ikirukotoy.html
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