女の一生 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名著ですし今更ネタバレも何も無いのですが、明確なあらすじを読んで先にすべてを知りました。 表紙に書かれている簡単なあらすじだけでもジャーヌはあまり幸せにはなれないようだということはわかってはいたのですが、どろどろ展開と息子のクズっぷりにジャーヌにはやや同情しました。 しかしジャーヌのような人はあまり好きにはなれない。 この物語で一番嫌いなのは犬を殺した司祭ですが。
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別に今更どうってことない感じだけど。 読み安すぎて、私が文学に求める噛み応えを感じられなかった。 でもそれも含めて最後の一行できれいにオチたなと思った。 誰かが三浦綾子は文学としては簡単すぎる、文学というのはもう少し難解であるべきだと批評してたけどこの作品にもまんま当て...
別に今更どうってことない感じだけど。 読み安すぎて、私が文学に求める噛み応えを感じられなかった。 でもそれも含めて最後の一行できれいにオチたなと思った。 誰かが三浦綾子は文学としては簡単すぎる、文学というのはもう少し難解であるべきだと批評してたけどこの作品にもまんま当てはまる批評。 最後の一行がそういう批判・批評を絡みとる強さはあるけど、触れ幅が少ない話しだからきれいなオチしかつかなかったんだろうなっていう風にも捕らえられる。 中上健次の「枯木灘」も描写は似てる。 読んでる時の感覚も。 ただ「枯木灘」は最後の最後で文学足り得る畳み掛けるような圧倒する締めだったけどね。
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