社内を動かす力 の商品レビュー
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社内横断的なチームビルディングの基礎中の基礎を再確認することができました。 普段自分ができていることがある一方、まだまだできていない部分もクリアにすることができました。 今で言う心理的安全性の内容に類似しているようにも感じます。 【全体の構成】 1 パワー基盤を作る(日々の蓄え) 2 基本的なプランを構築する(適時・適材・適所の要諦 3 実行に取りかかる 4 実行を継続し、自らの成長を促す ・パワー基盤を構築する。意味のある人脈づくり、根回しを入念に行い、地道な信頼関係の構築を行っていくことが重要。 ・まずはプランの構築を行うことから始めるが、プランの構築するうえでは、会社の文化を理解することが重要。また、社内の各部署の文化や仕事の進め方なども理解する。 ・ステークホルダーの関係者の理解に徹するため、コミュニケーションは頻回に。相手がコミュニケーションを避ける傾向にある場合は、当事者が第3者とコミュニケーションしている場面を観察し、他者分析を行う。 ・現状整理→各部署の問題点をリストアップ。そのうち「アーリー・スモール・ウィン」を実現し、小さい成果を積み上げて信頼関係を構築していく。 ・プランを作成するうえで、「我信条」(クレド)は軸として決してぶらさない。(エンドユーザーのためになる選択を常に考えながら判断する) ・コミュニケーションはシンプルに。プレゼンテーションはストーリーを意識した記憶に残る伝え方を。 ・ストーリーに感動のエッセンスを盛り込むことでより記憶に残るプレゼンにすることが可能。その現場はいつも現場にある。 ・何事も見える化する。「見える化」=課題認知・共通認識につながる。嫌な情報、危機的な情報ほど「見える化」する。 ・1ランク上の仕事は今までの仕事のやり方に固執しても確立されない。また自身も成長できない。VUCAの時代だからこそ、常にアップデートが必要である。学び方を学び、知識を得てインプットし、計画し、ベストを尽くして実行し、振り返ることが成長につながる。 追伸 最近はブックオフで本を購入していますが、いつも熟読したい本と、サクッと1日で読める本を2冊買っています。 本書は後者として購入しましたが、振り返る目的では、案外いい感じです。
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とても奥深い本だった 社内を動かすハウツーが知りたくて買ったが 読んですぐに解決できるような問題ではないことが よく分かった 社内で嫌な思いをするのは回避できないのが前提 その上で複数の関係者がいるプロジェクトを 実行に持っていくためにはどうしたらよいか これまでのさまざまな...
とても奥深い本だった 社内を動かすハウツーが知りたくて買ったが 読んですぐに解決できるような問題ではないことが よく分かった 社内で嫌な思いをするのは回避できないのが前提 その上で複数の関係者がいるプロジェクトを 実行に持っていくためにはどうしたらよいか これまでのさまざまな研究を引用して説明してくれる 「社内を動かす」に直接的にリンクはしないが わたしが印象に残ったのは2点。 自己成長を阻む落とし穴として挙げられた中にあった ・上司任せにする習慣がついていたり、 対決を避け穏便にことを済ます空気がある 自分だな 対決は避けたいが、仕事を進める上では仕方がない それと、「アクティブ・ノンアクション」 忙しい働いて(動いて)はいるが、目的や意志を持った行動をしていない ことを指す言葉だそうだ。
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コミュニケーションを取ること、仕事の見えるかをすること、一見当たり前のことだが、具体的にどのように取り組めばよいか分かりやすく例を挙げてくれるため、1つずつ取り組んでみようという気持ちになる。 人を動かすのは才能ではなく、樋地の積み重ねだということを学んだ。 まずは、少しずつ成果...
コミュニケーションを取ること、仕事の見えるかをすること、一見当たり前のことだが、具体的にどのように取り組めばよいか分かりやすく例を挙げてくれるため、1つずつ取り組んでみようという気持ちになる。 人を動かすのは才能ではなく、樋地の積み重ねだということを学んだ。 まずは、少しずつ成果を上げることに集中したい。
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信頼の残高を増やす。つまり、小さい実績を積み上げ続ける。 意味ある人脈を作る。 *困った時に、親身に相談に乗れる人 *他人と繋いでくれる人 *情報をくれる人 *困った時に味方になってくれる人 *昇進させてくれる、自分を引き上げてくれる人 プラン作成の典型的な流れ 1.目的、ゴー...
信頼の残高を増やす。つまり、小さい実績を積み上げ続ける。 意味ある人脈を作る。 *困った時に、親身に相談に乗れる人 *他人と繋いでくれる人 *情報をくれる人 *困った時に味方になってくれる人 *昇進させてくれる、自分を引き上げてくれる人 プラン作成の典型的な流れ 1.目的、ゴールの明確化 2.全体像の策定 3.メンバー選定とアサイン 4.進め方などの詳細設定 組織の文化を理解することは大切なこと。 やること以上にやらないこと。を決めることは重要である。 また成功や失敗の定義を決めておく。 状況に応じてプランを変更する勇気を持つ。 新しいことを始める時、既存の制度や長年慣れ親しんだやり方を変える時には、小さい成功を積み重ねることが効果を発揮する。 共に闘う仲間を作る。 人間は生まれながらにして弱い。易きに流れやすいという性弱説らビジネス上、念頭に置くべきもの。 本書でいうことを進める。という話は、コミュニケーションし続ける。こととほぼ同義。 said ≠ heard heard ≠ listened listened ≠ understood understood ≠ agreed agreed ≠ convinced convinced ≠ action taken action taken ≠ achieved 話し手と聞き手の前提は異なる。 徹頭徹尾シンプルな言葉で語る。KISSの法則。Keep It Simple, Stupid. 見える化が継続のカギ。 自己成長を考える時に欠かせない七つの大切な心構え 1.その時のベストを尽くす。 余力を残して仕事をしない。 2.ロールモデルを頭に描く。 3.メンターを持つ。 4.自らを振り返る時間を持つ。 5.身の回りにあること全てから学ぶ姿勢を持つ。 6.学び方を学ぶ。 7.集団での成長を意識する。 アクティブノンアクション。になっていないかを考える。忙しく働いてはいるが、目的や意志を持った行動をしていない状況に陥っていないか。 *日程表がびっしり埋まっていないか? *目的が明確になっていない会議に参加していないか? *大切なことに取り組む時間を連続して確保しているか? *優先順位が低いこと、頭を使わなくても出来る仕事をしていないか? *昨年、先期と同じ仕事はどの程度の割合を占めているか? *他人に任せているか? *リフレッシュする時間を確保しているか? 周りを動かす為には自分の変革が必要である。
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読了から少し空いてしまったが、コンパクトにまとめられた良書ではあると思う。 パワー、ネットワーク、ポジショニング、それらの概論を学び、自分の置かれた環境でどのように立ち回るか。 その実行において、何をやりたいのか、どんな未来を創りたいのか、そういった志が大事。 そもそもは、テクニ...
読了から少し空いてしまったが、コンパクトにまとめられた良書ではあると思う。 パワー、ネットワーク、ポジショニング、それらの概論を学び、自分の置かれた環境でどのように立ち回るか。 その実行において、何をやりたいのか、どんな未来を創りたいのか、そういった志が大事。 そもそもは、テクニックよりも志。
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アセスメントの研修で、「影響力」「部下育成」「決断力」がないと言われたばかりのところ、なんとタイムリーな内容の書籍だろう!しかも、クリシンを教わった田久保先生ではないか!ということで即買。 昨今一般的には、社外のネットワークが重要だとされる中、社内でコミュニケーションが減っている...
アセスメントの研修で、「影響力」「部下育成」「決断力」がないと言われたばかりのところ、なんとタイムリーな内容の書籍だろう!しかも、クリシンを教わった田久保先生ではないか!ということで即買。 昨今一般的には、社外のネットワークが重要だとされる中、社内でコミュニケーションが減っているので、社内の人脈づくりが重要だとする点は新鮮だった。確かに、社内で人脈を作れないような人間は、社外でも作れるわけではないよな、とひとりで納得してしまった。
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タイトルや装丁の見た目とは裏腹に、物語形式で説明されているので物凄く読みやすいです。というか内容が薄いので一瞬で読み終わり、あんまり知識が付く感じはしません。ただ、とにかく読みやすいので、こういう「ビジネス書」を読み始めるとっかかるには丁度いいかもしれません。
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タイトル通り、社内を動かすための戦略実行の方法について書かれた本。人脈・進め方などヒント、参考になる一冊。 <メモ> ・パワー基盤チェックリスト ①過去12カ月製品・サービス・市場・技術、そして自分が付き合っている人々についてどれだけ学んだか ②それらは昨年学んだことに比べてどれほど重要か ③昨年仕事で新たに知り合った人がどれほどいるか ④関係を改善、強化できた人はどれほどいるか ⑤反対に疎遠になった人はいるか ⑥昨年自分は新たな技能を何か発展させたか ⑦人間関係はどのような上高 ⑧ある領域での自分の分析能力や判断能力は高まっているか ⑨過去12カ月間何を実績に付け加えてきたか ⑩来年の履歴書を書きかえるなら何を付け加えるか ⑪自分の評判は昨年よりよくなったか ・個別の関係者の顔を思い浮かべる。自分自身もわくわくできるものであるか ・関係者タイプわけ ①リーダータイプ リーダーシップで物事をどんどん前に進めていく ②管理タイプ 状況は全て理解し、細部にわたり自分がコントロールしたいタイプ ③分析タイプ 状況を観察し、データを集め、分析をしてから行動するタイプ ④実務実行タイプ 与えられたことを期日内にしっかりやり遂げるタイプ ⑤水漏れ防止タイプ チーム内で水漏れしそうな仕事に手を差し伸べてフォローするタイプ ・人を動かす50の物語より抜粋 ①現状(読み手と主人公を一体化する) ②きっかけ(何かが起こり、現状のままではいられなくなる) ③探求の旅(課題に対応する) ④驚き(ストレスや脅威の本当の要因と出会う) ⑤重大な選択(板挟み状態によるジレンマが発生する) ⑥クライマックス(決断し何かを選択する) ⑦方向転換(決断の結果として変化が起こる) ⑧解決(方向転換が成功する) ・シンプルに語ること。ストーリーで語ること ・経営方針と現場をつなぐのが社長の役割 ・見える化の対象 ①問題の見える化②状況の見える化③顧客の見える化④知恵の見える化⑤経営の見える化 ・見える化のポイント ①問題状況の「見せたくないもの」「見せられないもの」ほど見える化する ②一度に「見える化」するものを7つ程度に絞り込む ③わかりやすくシンプルな言葉、数字や図で見える化する ④確実に見えるように、物理的に配置し、「見える化」する ⑤「見える化」するためのノウハウを共有し、「仕組み化」する ・チクセントミハイのフロー理論 活動の目的が明確、迅速なフィードバックが存在、機会と能力のバランスがよく、チャレンジがあり、学びの機会となる ときに →深い集中状態、自分の力でコントロールしている感覚、現在時制に集中、時間間隔が変化、自我という感覚を失うほどの没頭 が発生する。 その人の実力を把握し、ストレッチする目標を設定し、上位概念である目的を明確に示し、適切なフィードバックを与え、ある程度のコントロール権を含めて業務を付与することで、フロー状態に近い状況を作ることが可能となる ・七つの大切な心構え ①その時のベストを尽くす 今の自分以上に ②ロールモデルを頭に描く ③メンターを持つ ④自らを振り返る時間を持つ ⑤身の回りにあること全てから学ぶ姿勢を持つ ⑥学び方を学ぶ ⑦集団での成長を意識する ・仕事上のポイント ①挑戦的な業務を自ら鳥に行く ②1プレーヤーからマネジャー的な仕事をとりにいく ③新しい仕事の立ち上げに参加する ④海外で働く機会をとりにいく ④一つ上の視点で考える
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7割 1分間記憶法/タイムマジックで通読。 「正しいのになぜやらない?」と思うタイプだったしそうするべきだしおれはそうあるべきだけど、それがベースで、やらない側の立場も理解するのを加える。 各々の構造的な利益が異なるときに、「けんけんがくがく」「本音で」とか旗を振っても意味が無い。意味が無いのを承知で言うならますます時間の無駄。 ほか クレド ミハイチクセントミハイ/フロー理論 ゾーンのよう。
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改めてリーダーシップの本を探していた時に、リーダーシップを求めていなかったときに手にしていた本を発見し、再読。改めて気づく点があったので、掲載。 【自己成長のため心がける7つのこと】 1.その時のベストを尽くす 2.ロールモデルを頭に描く 3.メンターをもつ 4.自らを振り返る...
改めてリーダーシップの本を探していた時に、リーダーシップを求めていなかったときに手にしていた本を発見し、再読。改めて気づく点があったので、掲載。 【自己成長のため心がける7つのこと】 1.その時のベストを尽くす 2.ロールモデルを頭に描く 3.メンターをもつ 4.自らを振り返る時間をもつ 5.身の回りのこと全てから学ぶ姿勢をもつ 6.学び方を学ぶ 7.集団での成長を意識する 【仕事でのポイント】 ・挑戦的な業務を取りに行く ・新しい仕事の立ち上げに参加する ・1つ上の視点で考える 【目的をもって生きる】 日程表がびっしり埋まってないか? 目的が明確でない会議に参加してないか? 大切なことに取り組む時間を確保しているか? 優先順位の低いこと、頭を使わなくてもできる仕事をやってないか? 昨年と同じ仕事をどの程度の割合でしているか? 他人に任せているか? リフレッシュする時間を確保しているか?
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