化学と物理の基礎の基礎がよくわかる本 増補版 の商品レビュー
とある理工系資格取得のために、小学校の算数や中学の理科の第一分野からやり直す必要を感じ、この本を紐解いた。 最初の方で分数、小数の掛け算割り算のやり方が書いてある。 実際に日常生活でも小数と分数はお互いに同じであるが、表現方法としては違う。この違いをイメージとして自分の頭に パッ...
とある理工系資格取得のために、小学校の算数や中学の理科の第一分野からやり直す必要を感じ、この本を紐解いた。 最初の方で分数、小数の掛け算割り算のやり方が書いてある。 実際に日常生活でも小数と分数はお互いに同じであるが、表現方法としては違う。この違いをイメージとして自分の頭に パッと浮かんでくることは重要だと思う。例えば分数の3/10で小数の0.333...が浮かび、小数の0.3で分数3/10が浮かぶというように。 私の年代では、自分の記憶によると小学2年で確か分数と小数の概念を学んだと思う。その後小学3,4年で小数の計算、5年で分数の計算を学んだと思う。この本も最初に小数の計算から分数の計算へと書かれている。 現在理工系資格取得のために算数・数学を復習する際に利用すべき本が数多く出版されているが、大体それらの多くが分数の計算しか取り上げていないものがほとんどである。 しかし、実際に事象を考える際に自分の頭の中で分数と小数の両方で計算できることが検算などの時に便利だと思えるようになってくる。日常生活では小数の掛け算割り算を使う場合はほとんどないので、計算方法を忘れてしまう。ただ三つ子の魂百までではないが、小学生の頃にかなり真剣に小数の計算練習をしていた人なら本書でその計算課程を目にすれば、小学生の頃の記憶が蘇ってくるのである。 分数は指数級数的に膨大な数を表現する際に便利だが、 小数では0をたくさん書かねばならず不便である。しかし、実際に0が小数点以下に何個も続くと、こんなにも 小さいミクロの世界が存在するのだという感覚が頭の中でイメージする際に、分数に比べて小数は実直で有意義な表現方法だと思う。 又この本では中学理科の第一分野に相当する物理化学の基礎が書かれている。内容については敢えて書かないが、説明がかなり分かりやすいと思う。巻末に著者が参考文献として小学校~高校・社会人までの参考書・事典類が掲載してあるが、年代的にかなり古いものが多いので、図書館や古本屋でしか存在しない。ただし、古いといっても小学校や中学校で教えている理科や数学は原理原則的なものがほとんどであり、私のようなアラフィフ世代からすれば今読んでも分かりやすい記述のものがかなり含まれていると思う。一色刷りの地味な印刷だが、いかようにも自分でマーカー、鉛筆等で重要部分を色づけ、書き込みできるのもよいと思う。
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専門技術が弱くって………と感じる翻訳者の人に勧めたい種類の本。あまり細かなことは書いていないが、他の書籍やWEB情報にアクセスする際に必要な基礎知識を楽しく得ることができる。
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