世界をやりなおしても生命は生まれるか? の商品レビュー
宇宙飛行士の野口聡一さんと同じときに宇宙飛行士試験を受け席も隣り合わせだった著者。 地上に着陸するまであと14分というところで空中分解したコロンビア号のことや 深海底のさらに奥の地下生物圏には莫大な微生物の巣があり、その生物量は陸上・海洋生物の2倍以上になること 鉄砲を空に向か...
宇宙飛行士の野口聡一さんと同じときに宇宙飛行士試験を受け席も隣り合わせだった著者。 地上に着陸するまであと14分というところで空中分解したコロンビア号のことや 深海底のさらに奥の地下生物圏には莫大な微生物の巣があり、その生物量は陸上・海洋生物の2倍以上になること 鉄砲を空に向かって打つと、弾丸が落ちてきた時、初速と同じスピードになっていること 専門的なことが分からなくても面白いと思える内容だった。
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キーワードをメモしておく。 エヴォ・デヴォ ボディプラン 『眼の誕生』 L-システム マランゴニ対流 クレイグ・ヴェンター 「生命とは非平衡開放系における散逸構造である」 バイオスフィア2 「エントロピーのことを乱雑さとか無秩序とか言ったけど、本当のところ、平坦さこそエントロピーの正体だ。そして、平坦さが増していくことを、エントロピーが増大する、と言うんだ」 ベナール対流
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「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれる長沼毅さんの本です。 この本は、10人の高校生への授業というか、講演というか、議論というか、対談のようなものを本にまとめたものです。生命の定義とは何か、人工的に生命は作れるか、何がどうなったら生命を作ったと言えるか、何のために生命は存在し...
「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれる長沼毅さんの本です。 この本は、10人の高校生への授業というか、講演というか、議論というか、対談のようなものを本にまとめたものです。生命の定義とは何か、人工的に生命は作れるか、何がどうなったら生命を作ったと言えるか、何のために生命は存在しているのか、など結構根源的な話しが語られます。面白いです。 生命の話をしていますが、生物学的な話だけで無く、化学、物理、電気、コンピューターなどさまざまな領域の話が出てきます。最後の方はちょっと哲学的な話になっています。この辺突き詰めていくと、あらゆる分野の知識が必要となる、というわけですね。 最後まで読んでも、「世界をやり直しても生命は生まれるか?」という問に対して答えはありません。まぁこれは決して答えの出る問いではないのでしょうが、でもやっぱり私は生命は生まれる、と思いたいですね。
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高校生を相手にした講義の中で繰り広げられる壮大な科学論議。生命とは何か。生命は作れるのか。あー面白かった。しかし知識が豊富で且つ柔軟な思考力のある高校生達だこと。
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タイトル「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」ということに対する答えは、本の中にはない。と思う。 けど、本を読んだ上で私が思うのは「地球と同じパターンでは不可能だと思うけど、別のパターンでは可能なんじゃないか」。 宇宙のどこかに、太陽系のDNAとかがあれば別だけど…。「世界」...
タイトル「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」ということに対する答えは、本の中にはない。と思う。 けど、本を読んだ上で私が思うのは「地球と同じパターンでは不可能だと思うけど、別のパターンでは可能なんじゃないか」。 宇宙のどこかに、太陽系のDNAとかがあれば別だけど…。「世界」って私の認識している「世界」のことだけども。 地球外生命体は、いると思います。 長沼さんの本は、仕事の関係で何冊か読んでおり、度々「わかりやすい」と感じる。 この本は中高生への講義4回分をまとめたもので、まさに授業を読んでいる感じ。 学生とのやり取り、楽しそうだなあ。 また相手の中高生もすごい。日頃から熱心に勉強しているんだろうな… 中で語られた、「魂を機械的に、数学的に解き明かしていきたい」という言葉にはドキッとした。 私はまだどこかで、数字にならないものに憧れを抱いているんだろうな。でもこの言葉には、長沼さんの生物学者としてのプライドとか憧れがあるんだろうなと感じる。 気になった点、いくつか。 「生物誌」「エントロピーの最大化と散逸構造」「楽園の形成」
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深海には 外からエネルギーをとらずというか 硫化水素だけで 嫌気性微生物の力でエネルギーを得て暮らす動物がいるというのには驚いた 細胞を維持するにはエネルギーが必要で それをどのようにするのか エンタルピー増大の法則に従いこれからの世の中がどうなっていくのかも興味深いなあ 5億年...
深海には 外からエネルギーをとらずというか 硫化水素だけで 嫌気性微生物の力でエネルギーを得て暮らす動物がいるというのには驚いた 細胞を維持するにはエネルギーが必要で それをどのようにするのか エンタルピー増大の法則に従いこれからの世の中がどうなっていくのかも興味深いなあ 5億年以上前にカンブリア紀 三葉虫の出現により爆発的な変化があったというのも 面白い 突然発生した目を持つ動物 目を持たないものにとって脅威か 動物の世界では目に機能が発達してないものも多いけどなあ まだまだわかんないことだらけ
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生命とは何か。エントロピーの増大、川の流れにおけるうずまき。生物学だけでなく、物理学や宇宙のありさまなど、広い分野から考えられて面白かった。 「生物は宇宙を平衡にするために存在する」というのは、死=平衡という理解でいいのか?「死ぬこと」についての記述はあまりなかったが、死に向かっていく不安が少し薄れたように思う。 それにしても、このセッションに参加していた高校生たちの応答のレベルが高くて感心した。一生懸命、勉強してる子たちなんだなぁ。
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面白い!! 生物学の講義の本だと思ったら、 物理、化学、宇宙を織り交ぜて話が進む。 これぞ『長沼流』ですね♪ 後半はちょっと難しくて理解出来ないトコがあったけど、 このディスカッションの相手が高校生っていうのが凄い。 このメンバーの中から『ポスト長沼毅』が出てくるかも知れません...
面白い!! 生物学の講義の本だと思ったら、 物理、化学、宇宙を織り交ぜて話が進む。 これぞ『長沼流』ですね♪ 後半はちょっと難しくて理解出来ないトコがあったけど、 このディスカッションの相手が高校生っていうのが凄い。 このメンバーの中から『ポスト長沼毅』が出てくるかも知れませんね♪
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「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」読了。 タイトルを知ってAmazonで購入。 広島大学生物圏科学研究所の准教授が広島大学の附属中学・高校の生徒を相手にした4回の講義をまとめたもの。 タイトルの「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」についての直接的な議論は全くなく、完...
「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」読了。 タイトルを知ってAmazonで購入。 広島大学生物圏科学研究所の准教授が広島大学の附属中学・高校の生徒を相手にした4回の講義をまとめたもの。 タイトルの「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」についての直接的な議論は全くなく、完全に肩すかし。いったいどういうつもりでタイトルをつけたのか疑問に思う。 とはいうものの、光の無い深海で生息するチューブワームの話から始まり、不思議な生物の話、細胞の話やエントロピーや宇宙の話まで、話題は豊富で楽しく読める。 生命のパターンが数学的に単純な構造から表せることや、まるで生物のように見える動きを見せる油膜構造など、半分ぐらいは知らなかった内容で興味深い内容が多くあった。 生命の存在が宇宙全体から見ればエントロピー増大に寄与していると言われれば生命の必然性は理解できるが、生命の発生と人間の存在するのは偶然か必然かは依然謎のままで興味の尽きない話だ。
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世界をやりなおしても生命は生まれるか? 面白いテーマ。 もしかして、今のこの世界が「やりなおした世界」かもしれないし。 誰が否定できる? 「生命」の定義は時代とともに変わる。 「世界(=宇宙)」の認識も変わっていく。 生命と宇宙は切っても切れない。 不思議。 また不思議。
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